80才爺、認知症をぼやく?その2。
認知症の原因で一番多いのは、アルツハイマー型ですって!
アルツハイマー型の原因は、アミロイド蛋白が脳に溜まって来ると、
言われていますが?
アミロイド蛋白って、新陳代謝で生じる老廃物のタンパクですよ!
それが、脳に溜まって行くから認知症だと、
アミロイド蛋白を溶かす薬の開発を製薬会社がやっているそうです。
この視点を喜んでいるのは、製薬会社です。
生活習慣を改善したくない人達も喜ぶかな?
私は、この見方に疑問を感じます。
アミロイド蛋白は、脳だけで、出てくるのじゃなく、
新陳代謝の結果、全身から出てきます。
脳だけではありません。
老化に伴って、身体の中で老廃物が詰まってくることを、
東洋医学では、痰と言います。
痰は肺や気管支だけじゃありませんよ。
身体のあちこちで老廃物が詰まってくるのです。
要するに、東洋医学では、身体の掃除が間に合わなくなって、
身体のあちこちが詰まって来ることを問題にします。
アミロイドが悪いのだという視点は、
肥満人が、お腹に溜まった脂肪の塊が悪いのだと言っているのと同じです。
脂肪分が多くなったのは、食べ過ぎの食生活が原因でしょう。
お腹の脂肪が悪いのじゃなくて、悪いのは自分自身です。
同じように、アミロイドの溜まりすぎも、生活習慣が悪いからです。
その生活習慣に目を向けないで、アミロイドが悪いのだというと、
製薬会社が喜びますよ。
飲み過ぎ、食べ過ぎ、不規則生活、これを放置して、
薬に頼りたいですか?
大隈博士が発見した、細胞のオートファジー、
ノーベル賞を受賞しました。
偉大な発見です。
細胞は、栄養を止めると、自分で細胞内を掃除し始めるという発見です。
この知識を使って、12時間とか14時間断食に理解が進みました。
先進国の人間は、栄養過剰です。
要するに、食べ過ぎです。
米国国立衛生研究のレポートに、
中年以降の人が、たまに、1日か2日程度の断食をやると、
あらゆる病気の予防になると書かれています。
答えは、分かっていますが、誰もやりません。
軽く食べる、
ゆっくり食べる、
オイルで揚げたものは避ける、
夕食を夜遅く食べないで、早い時間に済ませる、
夕食の後は、飲み物程度で、朝まで断食する、
これだけで、認知症は予防できます。
結論を言えば、アミロイド蛋白は、
ずーと食べ続けている人間の食生活と生活態度が作っています。
それをアルツハイマー型の認知症と呼んでいます。
前回の記事で紹介した血圧の降圧剤は、
脳の血流不足の原因になるので認知症になります。
これを脳血管型の認知症と呼んでいます。
残念ながら、人は生活習慣を振り返ることを、やった事がありません。
夜遅く、美味しいものを食べるのは、人生の楽しみになっています。
そこに、ビール、ワイン、日本酒が加わると、さらに楽しくなります。
深夜まで、カラオケを楽しみと、人生を満喫している感じになります。
5月は旅行シーズンですが、
地方の旅館に宿泊して、テーブルいっぱいの料理を楽しみますね。
腹一杯食べて、そのまま寝るでしょうね。
恐ろし〜!
こういう、人が人生の楽しみだと思っていることを、
やめろ、と言うと、
私は、いや〜な性格の人間だと思われでしょうね。
しかし、認知症の親を抱えた家族の負担は、大変です。
認知症になってからでは、ほぼ治せません。