「ノーマライゼーション」から考える幸せ。
介護・障害福祉関係で学ばれた方もいるのではないでしょうか?
全く分からないって方にも説明させていただきます。
デンマークの社会運動家・行政官でもあった
バンク-ミケルセン。
この方が提唱したのが「障がい者や高齢者など関係なく、ごく普通に生活できるように社会を作る」というのがノーマライゼーションという考え方。
今回の「ウェルビーイングのために」に関連して言える結論は
「完璧なウェルビーイングが目指せなくても、それに近づく活動が必要」だということ。
というのがWHOの定義するウェルビーイング。
ここで避けられないのが「身体や精神の機能低下」、
それによる「社会生活への参加機会の減少」などではないでしょうか。
ここを環境から整えていく、または不足部分を補っていくのがノーマライゼーションです。
たとえ健常者から見て「大変そう」「辛そう」だと思っても、「幸せ」を感じられている方もいるのは事実で、おそらくその方たちは
周囲の環境を適切に利用している、または協力や助けを得ながら幸福を感じられている。
そう考えます。
そしてそのためにも、「幸福になるためにはどうすればよいか」を個人で考えていくのもすごく大事な点になってきます。
環境だけ整っても本人が受動的になりすぎていては、せっかくの整備も徒労に終わってしまうだけ。
一過性のブームでウェルビーイングへの意識・関心が終わらないように
当事者である私たちが、小さな幸せを見つけていく努力が必須
本当の課題はそこだと個人として感じました。
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