公立小に行く子のおうち英語は本当に過酷なの? 【バイリンガル子育て|おうち英語】
最近とあるフレーズが目に留まりました。
地元の公立小学校に行きながらのおうち英語は本当に過酷なのか?
長々と書いたので
・本当に興味ある人
・「こういう考えもあるのか」と柔軟に受け止められる人
だけ、この先を読んでくださいね。
小受/中受予定の人は
前提が異なるので参考にならないと思います。
少し厳し目のことも言っているので
覚悟して読んでください。
その前に、少しだけ自己紹介させてください♪
最初に我が家のケースの結論を言っておきます。
子が生まれた時からバイリンガル育児をしてきた我が家にとってはまったく過酷ではないどころか、割と楽に同学年ネイティブと同等をキープできてると思っています(書く量は及ばないのは仕方ないとして)。
中受の予定はない前提です。
ただ、小学生以降の英語力キープが難しいと多くの人が感じる現実は想像できるし、沢山そういう話を見聞きしてきました。
英語キンダー卒業後に公立小に入学したら
半年もせずに英語力が消えたなんて話もちらほら。
でもそれって僕からしたら、
日本で普通に生活してる以上、
当たり前のことで想定範囲内なんですよね。
日本に住んでる国際結婚ファミリーで片方が英語ネイティブでも、子どもが英語があまりしゃべれないってこともざらにあるんですからね。
逆も然りで海外に住んでいて普通に生活していると、同年代レベルの日本語が自然に身につくことはないと聞きます。
だからこそ、おうち英語勢はこのことに驚いたり、その時になって「どうしよう」と慌てるのではなく、最初から想定しておくべきなんです。
僕が『目的と目標』が大事と常々言っている理由がここにあります。
『目的』は、『なぜ』子どもにそうなってほしいのか、
『目標』は、『いつまでにどれくらい』の達成を
イメージをしているかを明確にします。
これをどれくらいクリアに持っているかが非常に大事で、これなしに闇雲に走るのは、ゴールのないマラソンを走るようなものです。
目的が『英語に親しむ』であれば、目標についてそんなに考えずとも目的を果たせるでしょう。
しかし、小学生以降で、そこそこの英語力を目標としてるなら話は変わりますよね。
その目標に基づく意図的な取り組みをしない限り、そこに達するのは難しいのが日本での環境です。
我が家では最初から公立小&中受なしを想定し、始める前から、その事を想定し考えた上で『バイリンガル育児をすることを選んだ』し、目標も習得順序も意図的かつ計画的に決めました。
公立小に行けば日本語は必ずすぐに同年代レベルになるとわかっていたので、それまでは英語に集中しました。
話せば長くなるので簡単に言いますと、
「英語圏の子どもが英語を習得していく自然なプロセスと同じことをした」ということです。
妻が家庭保育でバイリンガル育児に専念したのでできたことなのかもしれません。
年に2〜3回、長めに実家に帰るのが日本語強化週間みたいな感じでした。
それだけでも日本語は聞いて理解できるし、祖父母とは日本語でコミュニケーション取れるようになっていました。
6歳代に少し『おうち日本語』で語りかけと読み聞かせをしたくらい。
その状態で小学生になって、長男長女ともに日本語で困ることは一切ありませんでした。(ですので2番目のこの時は、年長の時にそこまで日本語をやりませんでした)
つまり、地域の公立小学校に入る時の日本語のレベルなんてその程度のものなんです。どう過ごしてきたって日本語レベルに大差ないんです。
よく「早期英語教育すると日本語が遅れる」なんて言われますが、日本語しかやってない子どもの「日本語力」など1年で追いつけるようなレベルでしかないんです。
私はバイリンガル育児で育ってきた子が、他の教科で困るのをほとんど見たことがありません。むしろ優秀な子の方が多いです。
そこは、英語であれ他のことであれ、何かを一貫性を持って取り組んできたことによって身についてきた習慣や態度、人格の部分に現れる差なのだと思います。
さて・・・
地元の公立小学校に行きながらのおうち英語は本当に過酷なのか?
この話題をまとめると結局これも
『親が設定した目的と目標』によるのだと思います。
もし『過酷』だと感じるなら、目標設定と取り組みがミスマッチをおこしているのではないでしょうか?
厳しく聞こえるかもしれませんが、批判を恐れずに言うと、それは子どもの能力や地頭とか関係なく、ほとんど親が設定した環境によるのです。
子どもが身につける言語はそれがどんな言語であれ、過ごす環境とその長さによるのです。(そこに子どもの選択権はほとんどない)
小学生以降のおうち英語が過酷だと感じているのであれば
やることはただ1つ、目標の再設定です。
現在の立ち位置を受け入れ、現実的な目標を設定して、それに向かって再スタートすればいいだけなのです。
親子ともに『過酷』な状態に留まり続けることはありません。
大事なのは『現在地を知り』(正直に認め)
『目標を再設定』し、『次の小さな一歩を定める』ことです。
目標設定と取り組みがミスマッチしたまま進み続けるのは、確かに過酷なことです。そこは親が目測を誤ったことを正直に認めて、軌道修正をしてあげてほしいと願います。子どもに無理強いをさせることだけはしないで欲しいものです。
さて、今回の記事はいかがでしたでしょうか?
「公立小に行く子のおうち英語は本当に過酷なの?」という疑問について、我が家のケースを交えて回答してきました。
おうち英語はそもそも過酷であるべきではない。
過酷な状態はそもそも何かが間違っている。
ということがわかっていただけかと思います。
少しでも参考になることがあったなら嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました!
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