2024年春アニメを55本眺めてみた【個人的評価・感想】
というわけで2024年4-6月に放送されていた
2024年春アニメをだいたい見終わったので
こちらに総括した感想を記したいと思います。
ちなみに2024年冬アニメの感想はこちらに記しておりますので
よかったら眺めていただけると幸いです↓
【甘口】面白かったもの
まずは面白かったものです。50音順。
※☆は満足度です。5点満点。
【Unnamed Memory】☆☆☆☆★
魔女と王太子による純愛バトルファンタジー。
自身の呪い解呪のために魔女の塔へと挑む主人公が最上階に辿り着いた先で出会った魔女が可憐な少女だったので妻に娶りたいと宣う。
ふざけた願いだと一蹴するヒロインだが興味深く思い契約者として付き添い
なんやかんやあって最終的にちゃんと落ちる純愛物語である。
主人公がアクティブで一途なのが好感。積極的なんだけど余裕もある感じ。
ヒロインも受け流しつつ受け入れるようでつかず離れずでかわいい。
進展は牛歩だったがちゃんと腰を据えて成就する展開。
しかも最終話で本当の意味でヒロインを救うために過去を書き換える旅へ。
大どんでん返し、という言葉がふさわしい衝撃のラスト――
だったがどうやら2期があるようで安心した……これどうなって終わるの!?
【ヴァンパイア男子寮】☆☆☆☆★
男装女子と吸血鬼による疑似BLラブコメ。
両親を亡くし天涯孤独の主人公をイケメンの吸血鬼が拾う。
なぜか女性の血は吸わないと決めている吸血鬼は主人公を男性だと思い込んで同居人として迎え、唯一血を吸う餌として同居を始める。
そして男性同士なまま(?)互いに惹かれ合うラブコメ。
この手の作品にありがちなのだが主人公が全く男性には見えない。笑
普通に可愛いし普通に女装(?)もする。隠す気はあるのか。
それでもなぜか周囲は誰も気づかず、されどそのまま逆ハーレムラブコメが進行する。普通に男性が好きな男性も登場する多様性。全然いいんだけど。
一人に男装がバレてからはコメディ具合が加速。ニヤけてしょうがない。
最後は収まるとこに収まって大団円。おめでたい。
【狼と香辛料 merchant meets the wise wolf】☆☆☆☆★
交易ラブコメファンタジー。
行商人である主人公の荷馬車にいつのまにか一人の少女が出現。
その少女こそが長年民から「豊作の神」と崇められてきた賢狼であった。
中世ファンタジーな世界観ながら魔法の類なものは全く存在せず
様々な騒動を交渉の知識とヒロインの腕力で解決しながら
主人公は彼女を旅のお供とし各地で交易し彼女の故郷を目指す。
2007年版を試聴していないため比較はできないが
この2024年版も個人的には何の違和感もなく楽しんで見ていられた。
剣と魔法といった武力が介在しないストーリーがお見事で
……いやヒロインの大狼化に助けられる部分もあるにはあるんだけど
ほとんどが商売と駆け引きによって繰り広げられるのが面白い。
【オーイ!とんぼ】☆☆☆☆★
野生の少女と無職中年によるゴルフ指南スポコン。
不正によりプロゴルファーの資格を剥奪された中年が孤島に辿り着き
そこでのびのびとゴルフで遊ぶ少女に出会い希望を見出す。
型にハマらないゴルフをする彼女の長所を殺さないように指導していき
過去のトラウマから本土へ行きたがらない彼女をなんとか競技ゴルフに立たせたいと中年男性がいろいろ画策するストーリー。
どうやらとても長く続いてる作品らしく、主人公は少女のほうだが
この第1期だけを見ていると、中年男性のほうが過去の掘り下げや心情の表現が多く、主人公のような立ち回りをしている。
絵柄があまり近年の流行ではなく素朴で、全然期待しないで視聴してみたが
内容はちゃんとしていて面白かった。
【怪異と乙女と神隠し】☆☆☆☆☆
長身巨乳少女と不思議少年による怪奇ミステリー。
小説家志望の書店員であるヒロインがある日"逆万引き"の書物を手にすると
怪異に巻き込まれることになり、それを解決した同僚が実は異界の人物であった。以後は彼と積極的に怪異にかかわっていくことになる。
ある目的のために呪物を集めるため【ダークギャザリング】に見心地は似ているが、バトル要素はあまりないファンタジー。
怪異に巻き込まれた者も使い捨てでなく以後もストーリーに関わっていくのが仲間が増えていくみたいで楽しめる要素でもある。
無駄にフェチズムが高くカメラワークもねっとりしているが
問題定義と怪談をうまく結びつけている物語自体が優秀。
主題歌も素晴らしく個人的に満足度の高いアニメでした。
【怪獣8号】☆☆☆☆☆
対怪獣バトルダークファンタジー。
怪獣が定期的に襲来し日本を脅かす世界観。
倒した怪獣を街から除去する清掃員に勤しむ主人公が
防衛隊に入る夢を捨てきれずにもやもやしてる中
未知の生物に体内へ侵入され自身が怪獣となってしまう。
それを隠しながら防衛隊へ入隊し怪獣と対峙する。
あらすじでどこまでをピックアップするか迷うほど目まぐるしく展開。
生きるか死ぬかの攻防で人と人外の境界線で迷う複雑な心境。
個人的視聴感は【東京喰種】に似ている。【進撃の巨人】でもいいかも。
なるほどジャンプ+で大反響との評判は伊達じゃない素晴らしい出来。
能天気な主人公の真っすぐさがまたシリアスな作風とアンマッチでいい。
【ガールズバンドクライ】☆☆☆☆☆
反骨精神むき出しガールズロックバンドヒストリー。
いじめによって高校を中退した主人公が上京(※川崎へ)。
心の支えだった音楽を作った張本人と出会い歌うことになり
バンドを結成ライブで演奏し認められない現状不満を喚き散らしていく。
まず音楽が最高にかっこいい。メッセージ性が高く楽器隊も技巧派。
それを奏でる理由をドラマにしたようなアニメ本編もお見事。
3DCG、声優演技がちょっと、というマイナス要素はあるものの
それを補い余るほどの演出だったと太鼓判の押せる作品。
むしろ演奏シーンを考えると3DCGは大正解。
カメラワーク大回転で大迫力のミュージックビデオが完成。
間違いなく今期一番面白かった作品だと個人的には思ってます。
【鬼滅の刃 柱稽古編】☆☆☆☆★
大人気大正鬼退治浪漫譚の続編。
大ボスとの最終決戦のブリッジといった具合で
これまでの超美麗作画のバトルはいったんお休み。
それぞれの主要キャラの深堀も兼ねて
題字通りひたすら鬼滅隊の稽古の様子を描いている。
最終話にてついにラスボスと対峙。続きは劇場版となる。
とはいえ【無限列車編】同様、何らかの形で見られるようになると思うので
個人的にはそちらを待ちたいと思います。
【黒執事 寄宿学校編】☆☆☆☆★
貴族の坊ちゃんと悪魔で執事の学園サスペンスコメディ。
今期は名門校で謎の失踪事件が相次いでいることから女王から潜入捜査を依頼され、坊ちゃんが生徒、執事が教諭として入校するところから始まる。
【ハリーポッター】的というか【花より男子】的というか
そんないろんな学園ものオマージュ満載のシリアスコメディ風。
校則のカースト制度に取り入ったりクリケット大会でイカサマしたりしつつ
後半は真相解明のターンに入り宿敵の葬儀屋登場辺りから一気に緊張感が増してミステリー物へと変貌する目まぐるしい展開。
相変わらず多種多様の美少年が活躍するため女性向け作品なのは違いないが
さすが執事漫画の金字塔に君臨するファンタジー作品。
このクールから(だけ)見ても面白いと思います。
【喧嘩独学】☆☆☆☆★
虚弱いじめられっこの復讐反撃バトルアクション。
母親の入院費を稼ぐために貧乏生活を送る心優しい少年が
ある日不可抗力で友達とのグダグダな喧嘩が全国に配信されてしまって
それが謎の大バズり。動画で大金を得られることを知る。
そこから喧嘩指南動画を見漁り実践に耐えうる体づくり特訓を敢行し
まずはいじめられていた相手に復讐達成、ヤンキーをぶちのめし、
ついにはプロの格闘家へと挑んでいく成り上がりストーリー。
経緯はともかく結果的には勧善懲悪。主人公が善良で気持ちがいい。
暴力が嫌いな自分でもこれは楽しいと思える傑作。
小物感のある主要キャラの結束も応援したくなる光景だ。
【この素晴らしい世界に祝福を!3】☆☆☆☆★
異世界転生ファンタジーギャグコメディ。
優秀だが残念なヒロイン達との冒険者生活……いや一つ屋根の下生活。
今期は全体的に貴族との絡みが多く矮小な主人公の藻掻きを楽しむ展開。
後半は花嫁強奪という大激動を演じ大団円。
普段は口喧嘩が絶えずアホなやり取りしてるけど仲間が大切なんだというとこが垣間見えるのは何気に気持ちがいい。
この作品にしては珍しく各ヒロインとのラブコメ要素も匂わせつつ
いい雰囲気にしといてぶち壊すという手法も多用されたのが新鮮。
まぁでもしょせんギャグ作品なので結末は推して知るべし。
最後はやはりこのパーティでないとダメだよねって所で落ち着くいい話。
【ささやくように恋を唄う】☆☆☆★★
一目惚れから始まる学園ガールズラブストーリー。
新入生歓迎会でのバンド演奏で主人公がそのボーカルに一目惚れ。
その想いを告げると彼女も主人公に一目惚れ。
主人公のために楽曲を書き下ろすとかお熱いアピールも。
”憧憬”と”恋愛”の好きの違いから齟齬が発生するがそこから恋が始まる。
ギターがボーカルに惚れてるので三角関係、さらに抜けた元ボーカルはギターが好きでと恋愛多角形が形成されている。全員女性だが。
その人間関係のしがらみがありつつ渦中のバンド同士の対決があり
多面的な人間相関図が非常に面白い。
矢印が全種類女性ばかりなので百合好きならとても満足なアニメでしょう。
【死神坊ちゃんと黒メイド(第3期)】☆☆☆☆★
呪いをかけられた少年と彼に付き添うメイドの純粋ラブコメ。
魔法や魔力といった概念のある世界観。
触れたものすべてを死なせてしまう呪いをかけられた坊ちゃんと
その危険性を厭わずかなり近い距離で逆セクハラをかますメイドさんの
呪いのために絶対に一線を越えない一つ屋根の下甘々ラブコメである。
他の登場キャラも基本的に純愛ばかりで安心感。
てっきり新たな舞台となると思った魔法学校編は一瞬で終了。
どのキャラも結構なもの背負ってるはずなのに妙にノリの軽い人ばっかり。
よって話は重いがそれが見やすさに繋がっている。
最後は全部が全部万時解決し超大団円。3期すべて見てたら最終話はいたるところで涙腺弛緩注意報。主人公が何かに触れられるたびに感動しました。
【じいさんばあさん若返る】☆☆☆☆☆
青森県在住の老夫婦による若返りコメディ。
自分の農地で金色のリンゴが実っていて、それを口にした老夫婦が若返り。
家族もそれを受け入れ、健康的な余生を過ごす。
病弱だった妻の病気が寛解し若い時にはできなかったことを夫と楽しんだり
孫の恋路を応援したり実に平和的な日常が描かれる。
じいさんはそもそもハイスペックでばあさんもとんでもなく美人。
公私ともに田舎で無双する姿が面白い。
じいさんばあさんが若返ってなくても純粋にいい話が多く
家族愛に普通に泣きそうになる良作。
余談だけど私が青森出身なため訛りが非常に親近感。
自分も両親を大切にしたいと改めて思いました。
【声優ラジオのウラオモテ】☆☆☆☆☆
美少女声優アイドル活動奮闘記。
お互い猫を被ったまま同級生ラジオに抜擢されてしまい
表ではキャラを作り裏では言い争い合いながらそこそこの評価を得ていく。
しかし一つのスキャンダルから裏の性格がめくれてしまい声優生命の危機。
――等を経て声優としての成長を描いていく物語。
基本的に反発しあう主人公二人だがお互い実力は認め合ってるため
両ツンデレの百合ラブコメのようにも見える。
他の主要キャラも女性ばかりなので全方位でそんな雰囲気。
それとは別に声優活動の苦悩のことについてはかなりシリアスに描いており
現実を突きつける展開となっている。それを踏まえて、最終話の演出が凄い。個人的に応援したい業界だからこそ大変面白かったです。
【戦隊大失格】☆☆☆☆★
雑魚戦闘員の一人による潜入サスペンスバトルアクション。
戦隊ヒーローVS怪人軍団が繰り広げられる世界観。の中で
怪人戦闘員の一人がその茶番劇に嫌気が差し離反。
一般人に擬態して潜入し腐敗した戦隊の内側からの壊滅を計る。
怪人幹部は疑いようもなく悪逆非道の対象ではあるのだが
本来は正義である戦隊ヒーロー側も薄暗い部分があり懐疑的。
いろんなセオリーを逆手に取った意欲作といった印象。
故に先の読めない展開にドキドキワクワク。これは面白い。
さすが【五等分の花嫁】の作者だけあって推理要素が上手い。
ヒロインと思しき主人公の協力者の目的が計り知れないのだ。
第2シーズンも決定してるようなので楽しみ。
【ダンジョン飯】☆☆☆☆☆
高純度のハイファンタジー×グルメ作品。
古典的ファンタジー作品に登場するモンスターを現実でも施している調理方法で料理試食しながら踏破していく異色のアドヴェンチャー作品。
一応食料を現地調達する理由として「お金がない」という前提ではあるが
見た目グロテスクなモンスターを食すという所業に苦言を呈すエルフに共感しながらも出来上がった料理の上出来さに屈してメシ顔になるという展開。
佳境に入るにつれグルメ要素はおまけ程度になるくらい濃い物語に。
ただでさえ魔術や魔物そしてその習性などが折り重なり状況は複雑化。
果たして攫われた主人公の妹は元に戻せるのか。
どう収集つけるのか非常に気になるとこで今季終了。続き絶対あるでしょ!
【転生貴族、鑑定スキルで成り上がる】☆☆☆☆★
軍事物特化の異世界転生ファンタジー。
いつも通り中年が過労によって死去し異世界へ子供から転生。
その際に人の能力値がステータスとして可視できるという能力を授かり
普通なら下賤と罵られる立場の者の才能をも見抜いて家臣としていく。
剣と魔法もあるが、それ以上に戦略がモノをいう軍議が中心。
主人公の立場も田舎の辺境ということで、そこから成り上がる物語となる。
潜在能力は優秀だが問題児とされる者を中心に仲間にしていくので大変。
よって日常風景はコメディ要素が高くて見やすいが
将来的にはシリアスな国交国境戦線になることは明白。
そうなった時が一段と楽しみだ。これは当たりの転生なろう系。
【転生したらスライムだった件(第3期)】☆☆☆☆★
魔王にまでなったスライムの転生ファンタジー。
魔王となり更に大規模の国交がメインということで会議に次ぐ会議。
序盤はとにかく難しい話のオンパレードで軍議が繰り返される。
同時に魔物を敵視する組織の暗躍で人類との全面衝突が謀られるが
より上位の魔王の介入と主人公の誠意で相殺。平和的な同盟が結ばれた。
仲間戦力のインフレが起きてるのでバトルに関しては主人公は死角なし。
よって自然と策略同士の理論合戦と相成っているが
それだけでも十分に楽しめるほどには政治的駆け引きも重厚。
あとは個性的なキャラのやりとりを気軽に楽しむという基本は変わっていない、安定の面白さである。
【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】☆☆☆★★
異世界無双ファンタジー。
現実からではなくもともとファンタジー世界での転生というか生まれ直し。
特に意味もなく生まれた頃から最強。
魔術に対する異常なほどの探求心がありその点に於いては狂人と化すが
王位継承に影響のない立場で気楽な魔法無双を満喫する。
異世界ファンタジーで最強でとこれといって何も特徴がないのだが
作画よし演出よし声優豪華で一定以上のクオリティが担保されている。
美少女がちゃんとかわいい。なんならイケメンも中性的でかわいい。
どれだけ強そうな敵が出てきてもピンチなどありえなく緊張感もないので
とにかく気軽に見られるファンタジーアニメといった感じ。
SDが可愛くない・オマケがくだらない、以外の欠点が特に見当たらない。
【HIGHSPEED Etoile】☆☆☆☆★
美少女カーレースバトル。
渋いおじさんがひたすら先頭を走り盛り上がらない実況がそれを解説する
……という大失速から始まった第一話。初回だけが極めて面白くないのだ。一話最後までまったく美少女キャラが出てこなく貧相な画面が続いて
そこからようやく主人公の美少女が周回遅れとはいえ一瞬そのトップレーサーを追い抜くという驚愕の光景。ルール違反のためノーカウントだが
そのポテンシャルの高さを一部の関係者だけ感づいて注目するという展開。
少々奇行の目立つ主人公だがそれゆえ規格外の発想が武器。
過去にバレエで挫折したという思い出込みのバースト演出は圧巻。
最終話付近のデットヒートは手に汗握る目の離せない展開となっている。
ほんと、第一話だけどうにかならなかったのか。
【花野井くんと恋の病】☆☆☆☆★
ヤンデレ彼氏と純朴少女のラブコメディ。
恋愛に無頓着な少女がイケメンに重い想いを寄せられる。
始めは恋を知らないからと距離を置きたがるが
押しの強いイケメンの執念が実り無事成就。
初心で純粋なラブストーリーである。
主人公が恋愛に興味がない、ということで
最初はこれ以上共感できる作品はない!神作!と期待したのだが
案外早く落ちたなぁというのが正直な感想。
なので普通に純粋にラブコメとして面白かったという感じ。
主人公が純真すぎて眩しい。でもこういうのでいい。
【バーテンダー 神のグラス】☆☆☆★★
バーテンダーの差し出す「神のグラス」にまつわるストーリー。
主人公がホテルお抱えのバーテンダーへ誘われているのを頑なに拒む。
それが気になった従業員が足繫くそのバーへ通い関わっていく中で
その理由と訪れる人々の人生を垣間見て思うことを吐露していく。
基本的に人生観が滲んだ注文をお酒の知識で論破するような会話劇。
それが時に人と人を繋げたり、逆に離したり、静かな群像劇へと変わる。
主人公の発する言葉は穏やかながら気障ったらしく深く浸み込むよう。
それに感銘を受けたお客さんが心救われて明日の活力にするパターン。
この会話劇を楽しめるかどうかで作品の評価が変わりそう。
最後はちゃんと主人公がホテルのバーテンダーに収まってエンドかな?
テンションのずっと低いストーリーだったが面白かった。
【響け!ユーフォニアム3】☆☆☆☆☆
美少女ギスギス吹奏楽青春ストーリー。
ついに主人公は3年生に進学し部長に収まる。
それにより部員の機微とかに振り回されながら問題解決に邁進。
厳しい練習に辟易しつつ切磋琢磨しながら全国金賞を目指す。
部員以上友達以下の絶妙な距離感に小さな摩擦が生まれがちというリアルな描写。繊細な感情表現にぶつかり合ったり寄り添ったり。思春期は難しい。
その苛烈な心理描写を圧倒的な作画で描くからこのアニメは面白い。
主人公が大会直前に長尺演説を吐露した部分の演技とか心震える。
ヒロインとの百合っぽいやり取りもねっとり描かれていて満足度も高い。
最終話は京アニ渾身の演奏+回想シーン。これだけでも見る価値あり。圧巻です。総じて泣きの演技・演出が凄かった。
【変人のサラダボウル】☆☆☆★★
探偵と異世界の姫によるドタバタ岐阜密着コメディ。
探偵業を営む主人公が仕事中に異世界から逃れたヒロインと遭遇。
出会った記憶消去のリスクを恐れ彼女と共同生活を送ることに。
少し遅れてヒロインの従者も異世界から転移してきたがこちらはホームレスへ。この3名を中心とした群像喜劇である。
倫理的にいろいろとぶっ飛んでいて、競馬で稼いだりセクキャバに連れてかれたりカルト宗教を題材にしたり、犯罪的な意味でもかなりセンシティブ。
ヒロインが小学校で無双したり従者がバンドで瞬く間に有名になったりと
非現実な影響力もたやすく題材にしており、ギャグでもかなり大胆な展開。
謎の岐阜推しも相まってかなりカオスな印象だが不思議と見にくさはなくポップに仕上げているのが脱帽。【邪神ちゃん】ばりの不条理ギャグである。
【忘却バッテリー】☆☆☆☆☆
記憶喪失のキャッチャーによる青春野球スポコンコメディ。
中学野球で名を馳せた剛腕投手と知将捕手だったが捕手が事故で記憶喪失し
低俗なギャグを連発するアホになってしまった。
よって名門校のスカウトを全部蹴って野球部のない都立高校へ進学。
そこで埋もれた才能や素人同然の先輩と一緒に野球をすることに。
各選手のトラウマと向き合いながら再び野球への情熱を取り戻していく。
アホキャッチャーにしたことで無名高校からの成り上がりを演出したり
たまに知将モードに戻り他校との練習試合を取り付けられたり
阿呆と知将をギミックに高校野球を描く意欲作。
正直一瞬知将モードに戻った辺りが最高に面白く感じた辺り個人的にはまっとうに野球アニメを見たい気持ちになった。アホ捕手の明日はどっちだ!?
【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】☆☆☆★★
奥手魔王と薄幸エルフのファンタジーラブコメ。
主人公がオークションで奴隷のエルフ少女に一目惚れし高額で保護。
生まれながら迫害されてきたため従順に過ぎるヒロインに戸惑いながらも
強大な魔力で無双しながら彼女を庇護するピュアラブコメ。
普段高慢なのにヒロインを前にすると狼狽えるのが面白い。
作中ほぼ最強な主人公だったり薄幸少女を拾ったりで
設定等【イケナイ教】と見心地が非常によく似ているが
個人的にはこちらのほうが作画がよく意外性もあって好み。
特に敵にあたる聖騎士との関係性が新鮮。まさか仲間になるとは。
美少女も少なからず登場するがやっぱり一途な関係性がいいですね。
【無職転生II ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール】☆☆☆☆☆
元祖なろう系異世界転生ファンタジーの金字塔。
行き別れた母の所在が分かったとの朗報と救出が困難との悲報。
母を救出するために身ごもった妻を置いて父の元へ向かうことを決意。
行くと後悔すると予言されつつも向かった先で待ち受けていた試練とは――
面白い!面白すぎる!!ほんとに30分がアッという間!!!
展開が目まぐるしく原作が濃厚なことを思わせる。
おそらく省かれてる部分もあるはずだがちゃんとアニメに落とし込まれていると感じる。なろう系濃縮還元。さすが源流を作ったと言われてる作品だ。
倫理的にどうかと思う結末なのだが父親との相関を考えると逆に納得。
どちらかといえば嫌っていたはずの父との和解は涙なしでは語れない。
どうかネタバレなしで走り切ってほしい。なお物語はまだまだ続く模様。
【ゆるキャン△ SEASON3】☆☆☆☆☆
美少女女子高生達のほのぼのキャンプ劇場。
このアニメに悪人などは一切登場しない、
ソロで、友達と、少人数で、部員全員で、いろんな組み合わせで、
されどマイペースにそれぞれがキャンプを楽しむ。ただそれだけ。
今期から制作会社が変わりビジュアルの印象はガラッと変わる。
背景は写実的になり逆にキャラクターはデフォルメが強くなり
それでもこのゆるく賑やかな空気感だけは変わらずに描かれている。
キャンプを通して何かを学ぶとかそういう説教臭いとこもなく
ただひたすらキャンプの楽しさだけを伝える日常アニメなので
何も気負わずにみられる癒しアニメ。万人に勧められる優良作品である。
【夜桜さんちの大作戦】☆☆☆★★
スパイバトルホームコメディ。
交通事故で家族を失ったショックからヒロイン以外に心を開けなくなった主人公。それを好く思わない学校の教師から命を狙われたことによって
ヒロインがスパイ一家ということを知り彼女を守るために結婚を決意。
様々な脅威と対峙する特殊能力現代バトルである。
割とコメディタッチではあるものの死人は出る世界観。
ヒロインとは第一話で結ばれ最初からおしどり夫婦っぷりだが
両者ともモテるためラブコメ風味もある。
普通を装った異能バトルとギャグの割合的に【ハヤテのごとく】と視聴感が似ている、かもしれない。
SILVER LINKの安定した作画で非常に見やすい作品。
【夜のクラゲは泳げない】☆☆☆☆☆
渋谷で揺蕩う4人組匿名ユニットによる音楽系青春群像劇。
主人公の描いた壁画に惹かれヒロインがこの絵が大好きだと告白。
一緒に活動をすることにした二人に作曲が得意な少女も加わり
ネット上で活動するためのノウハウに得意な幼馴染も巻き込む。
こうして脛に傷を持つ4人の美少女が揃い楽曲のバズを狙っていく。
脚本・演出が素晴らしく、全体的に百合の雰囲気を絶やさず構成。
若者らしいそれぞれのトラウマもその時の感情で貫く強硬手段。
でも結局は真正面からぶつかればわだかまりもなく交差するもの。
最終話の演出はこれまでの伏線の集大成で涙必至。
ほんとに渋谷に大きな水族館を作ってしまった!辺りが感動である。
世界で普通に暮らしてる人たちを元気にしたい、そんなアニメだった。
【Re:Monster】☆☆☆☆★
転生したらゴブリンだった件。ファンタジー群像劇。
まずはサクっと現代でストーカーに刺殺され転生。
並みのゴブリンの集落で生まれるが一人だけ吸喰能力があり捕食した獲物の特性を得られる特異体質で一際強靭な肉体を会得していく。
捕食で特殊能力を獲得してく様がまさに【転スラ】。
強大な進化に恵まれるが、元は人間のため人族には優しい。よって平和。
第一話の虫を喰らうシーンがとにかく気持ちが悪い。視聴断念やむなし。
だがそれ以降は進化して周囲も知能が芽生えていき組織が出来上がる。
そうなってからは順当に下等生物から上位種へ変幻する成り上がり要素。
現時点ではそこまでだが、今後強大な宿敵とか現れるのだろうか?
それ如何で面白さがもう一段階上がりそうで期待。
【リンカイ!】☆☆☆★★
美少女女子競輪スポコンバトルアクション。
スター選手の台頭により盛り上がりだした女子競輪という世界観。
日頃から自転車には慣れ親しんできた少女がそのレースを見て発起、
友人らも巻き込んで自分たちも競輪選手になろう!と発破をかける。
運命のライバルとも出会い、新人最高峰の熱きレースの行方は!?
よくある「華の第〇期」に該当する代らしく、主要キャラ全員合格、出場。
文字通り同期の仲間たちとの切磋琢磨が描かれる。
がむしゃらに頑張る少女は美しい。精神も洗練潔白。いい娘達ばかりだ。
みんな頑張ってほしいがやはり主人公VSライバルが白熱。
王道スポコンしている今どき真っすぐな作品である。
【辛口】完走はしました
次に個人的に刺さらなかったものです。50音順。
でも完走する程度には視聴意欲が継続したものです。
【アイドルマスター シャイニーカラーズ】☆☆★★★
大所帯アイドル奮闘記。
4ユニット16人のアイドル活動を追った群像劇……にしたかったんだろうけど
特に問題も事件も起こらず苦悩や葛藤は描かれず
それぞれのユニットの芸能活動を追っただけのドキュメンタリー。
主人公不在で全ユニット均等にスポットを当てたため
毒にも薬にもならない無感動な感触に感じてしまった。
エンディングテーマ曲も無くそのエピソードで披露した挿入歌のインストゥルメンタルが流れるだけという謎仕様で余韻も特になく。
カワイイだけを供給したい人向けの何の印象にも残らないアニメだった。
【アストロノオト】☆☆☆★★
一つ屋根の下ノスタルジック木造アパートラブコメ。
料理人の主人公がアパートの大家さんに一目惚れし
住み込みのシェフとして入居しヒロインにアタックしていく。
そのヒロインは実は宇宙人であり不可思議な現象が多発。
変人ばかりの同居人と共に宇宙規模のミステリーへ巻き込まれる。
テンションが非常に古臭く【めぞん一刻】オマージュが随所に見られる。
中盤までそのノリに置いてけぼりだったのだが
最後急に宇宙対戦ロボットモノに変幻する急展開に驚愕。
逆にこのトンデモ展開に最終的な視聴後感は意外と悪くない。
むしろ所々あった違和感をうまく収束させたなという感想。
面白くなくはなかった。
【WIND BREAKER】☆☆☆★★
ヤンキー高校喧嘩アクション。
喧嘩で最強を誇る高校に入学してみたらそこは街を守る正義の暴力集団だった……というなんとなく矛盾した価値観。
曲がったことが大嫌いな正義感溢れる主人公が住人に害を成す集団に対し
学校組織ぐるみの対抗戦を挑んでいく構図で
まぁとにかく喧嘩で友情やらなんやらを享受していく内容。
作画も声優の配置も演技も素晴らしく非の付け所がない良作
……と言いたいところなのだがとにかく自分は暴力が嫌いなので
そもそもの前提であまり好みではない。ヤンキーも苦手。
暴力をふるう人物はいかなる理由があろうとも嫌いです。
【神は遊戯に飢えている。】☆☆★★★
イカサマの破り合い学園美少女頭脳バトルファンタジー。
あらゆるゲームを極めた主人公と大のゲーム好きの元神様が
神々が作ったとされるゲームに挑んでゆく。
そのゲームは鬼ごっこやトランプといったものの大規模版といった具合。
クリア条件があまり合理的ではなく微妙に納得いく出来ではない。
よって【ライアー・ライアー】と非常によく似た感触。
がっつりファンタジー影響下の勝負な上に全然知的じゃなく
【ノーゲーム・ノーライフ】や【ようこそ実力至上主義の教室へ】のような
本格的な頭脳戦とは残念ながら言えない。
ずっとこの人たち何やってるんだろう……と思いながら眺めてしまった。
【烏は主を選ばない】☆☆★★★
和風大河ファンタジー。
平安時代のような世界観。
気難しい皇太子に仕える八咫烏の直情的な少年が主人公。
烏へと変幻するのが日常的なようで特にはそこに言及はない。
ゆっくりと時間が流れる宮内にて政争の様子が描かれる。
コメディ要素皆無のシリアスで硬派な作風。会話劇のみで進行。
慣用句も鳥を思わす表現で徹底していて凄い。
……だが貴族たちの暮らしに明るくないと少々退屈。
作画もよくクオリティが高いだけに惜しいと感じてしまう作品。
【THE NEW GATE】☆☆★★★
オンラインゲームに閉じ込められたバトルファンタジー。
その元凶となる大ボスを討伐し他のプレイヤーは現実へ帰還。
しかし主人公だけはそこで現れた光に巻き込まれ
そこから500年後の世界戦へとワープし、そこで新たな冒険を始める。
主人公はその討伐した最強プレイヤー。ということで最初から最強。
いつも通りギルドに登録しやっぱり出会う美少女皆に好意を向けられアイテムボックスを備え、依頼も特に苦労することもなく達成し手ごたえがない。
主要キャラとの出会いも第一話以前からの関係性ばかりで新鮮さもなく、
正直凡百なアニメと言わざるを得ない。
【ザ・ファブル】☆☆☆★★
殺し屋稼業のアクションコメディ。
依頼された殺しを完璧に遂行する凄腕の殺し屋に一年の不殺が命じられ
大阪で無事平穏に暮らせというミッションが課せられる。
当然平和に淡々というわけにはいかず様々な抗争に巻き込まれるが
なんとか殺さないように手加減しつつなるべく平和にそれを解決していく。
長年殺し屋をやっていた主人公なので一般常識からはいろいろズレてるが
ある意味それがユニークに映るコメディが日常パートで
ヤクザとの命のやり取りに巻き込まれたら最強でこれ以上ないくらい頼りになるという、ある意味【るろうに剣心】みたいな見心地。
淡々として渋くて全体的にテンションが低いがつまらなくはない。
任侠ものが好きなら楽しめそうな作品。
【時光代理人 -LINK CLICK- ll】☆☆☆★★
時行異能力サスペンスファンタジー。
写真を媒体に時間に干渉できる主人公と時間を把握できる相方と
それをサポートするヒロインによるミステリー現代ファンタジー。
パラレルワールドを紡いでハッピーエンドを目指すが
テックノワールでハードボイルドでシリアスな展開が続く。
中国製だがジャパニメーションに倣って作られており面白い。
だがいかんせん第一クールを見ていないためちょっと把握が難しい。
キャラ造形がよく感情移入しやすいのも良い。
あとはもうちょっと話が分かりやすければいいかなぁといった感じ。
【終末トレインどこへいく?】☆☆☆★★
美少女4人が電車で行くポストアポカリプス冒険記。
世界最先端の未知の技術を結集したボタンを押して世界が異変し終末模様。
様々に変化してしまった異様な各駅に停車しながら、
その元凶となった池袋へ田舎から行方不明の友達を探しに旅に出る。
とにかくカオスが極まっており難解。
法則性が全くなくB級短編映画を連続で魅せられている気分。
主要キャラのキャラクターデザインは美少女でキャッチーだが
ストーリーがわけわからなく理解が追い付かないというのが本音。
個人的には最後まで何を伝えたかったんだろうと疑問の残った作品。
面白くなかったわけではないけどちょっと合わなかったかな……
【月が導く異世界道中 第二幕】☆☆☆★★
日陰者のレッテルを張られた勇者による異世界召喚ファンタジー。
勇者として召喚されたはずが唯一神の気まぐれにより世界の果てへ破棄。
出自と元の世界の女神の計らいにより強大な能力は発露するが
人間との交流まで禁じられているため亜人とだけ交流。
結果人外のヒロインばかりが周囲に集まるという特性を持つファンタジー。
長らく続いていた因縁との戦い。
結局主人公勢の圧倒的有利で終わった……のかな?
第1期を見ていないため勇者との再会のカタルシスが味わえていない。
やはり1期を履修するべきか。でもあんまり心躍ってないんだよなぁ。
キャラは良いんだが。声優も豪華だし。
【出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした】☆★★★★
異世界ヒロイックファンタジー。
タイトルがあらすじ。転生前から強いパターンで
それを見抜けなかった国王が無能。
気が付けば美少女ばかりが仲間になるハーレム展開で
敵が小者ばかりで魅力がない。
これでもかと”なろう系”と呼ばれる悪いほうの特徴を軒並み踏襲している。
作画が危なっかしく演出も単調。声優は有名どころが揃っている。
ストーリーに特徴がなく印象に残らないため凡百といった印象。
コメディ要素が少なく話自体はシリアスなので、こう、面白みがなく微妙。
タイトルに反してあまり好き勝手に生きられてるようにも見えない。
【デート・ア・ライブV】☆☆★★★
美少女満載バトルファンタジーラブコメ。
主要キャラで男性は見事に主人公一人のみで
総勢十数人の美少女に囲まれての大規模バトルもの。
Ⅳまでを見てないので当たり前だがⅤだけ見ても全く感情移入できない。
よって美少女が可愛い、以外の感想がない。
Vでは最初から割と重要キャラが命を落としていくが
あまり深刻じゃなさそう?デートしようとか言い出すし。
デートが修行というのもよく分からない。が、
バトルシーンよりもデートシーンのほうが面白い。
作品を知らなくてもビジュアルを知ってるほど有名な時崎狂三の動く姿を拝めただけでも見た価値はあるかな。
【刀剣乱舞 廻 虚伝 燃ゆる本能寺】☆☆★★★
織田信長を巡る大河活劇。
刀剣男子の中でも織田信長に関する4振りに焦点を当てた外伝。
どうやら舞台版をアニメに落とし込んだ作品らしいが
知らなければ普通にアニメの新作として見られるはず。
ただ、もちろん【花丸】とも【活撃】とも話は繋がっていない。
史実を壊させないのが刀剣の目的だが
信長の無念を晴らしたいと葛藤する姿が描かれる。
作画は素晴らしいがストーリーは微妙。
シリアスさに反して行動が幼稚でいまいち中途半端な出来だったかな……
【となりの妖怪さん】☆☆☆★★
人間と妖怪のちょっと不思議なほのぼの日常系。
妖怪もその姿のまま人間と共存している世界観。
主人公は幼い少女で鴉天狗の青年のことが好き。
一匹の猫が猫又に変幻するとこから第一話が始まる。
たまに大なり小なり怪異が起こりそれを通じて人間関係の大事さを学ぶ。
キャラクターデザインがこの手の作品にしては逆に珍しい素朴な絵柄で
イケメン・美少女化してたらまたちょっと評価が変わりそう。
まぁそれは完全に好みの問題だが。
意外とシリアスなストーリーが多く最後はモンスターも出る。
最終話のどんでん返しは感動。ハッピーエンドでよかった……
【にじよん あにめーしょん2】☆☆★★★
スクールアイドル日常4コマショートギャグコメディ。
【ラブライブ】シリーズの一編。例によって例の如くキャラは分からない。
13人の美少女の日常をゆるっとギャグテンションで描かれる。
多分ファンが見て楽しむ作品。全体に百合百合しい。
個人的には特に刺さらなく無の感情で眺めてました。
ニコニコ動画で見られればもうちょっと情報が入ってくるのだが……
鬼頭明里の声だけは一発で分かるのだがここにもいるのか。働きすぎでは。
【ブルーアーカイブ The Animation】☆☆★★★
美少女ミリタリーバトルアクション。
校舎に襲来する雑兵とのサバイバルゲームみたいな戦闘からスタート。
実は学校側に大量の借金がありその借金取りとのバトルだったみたい。
何の借金かはよく分からない。
ケモミミやエルフ耳や獣人がいるがそこに特に説明はない。
頭の上にあるアンテナの説明も特にない。
なんだか美少女が話し合ってなんだかガンアクションが始まる。
面白くなくはないが、一言でいうと正直退屈。
作画は美麗の一言。洗練されたキャラデザの美少女を眺めて楽しむアニメ。
【アークナイツ】ほどはシリアスではなく【アリスギアアイギス】程はギャグでもなくでもよく分からないストーリーという点では見心地が似ている。
【まぁるい彼女と残念な彼氏】☆☆☆★★
ぽっちゃり女子とイケメンの普通のラブコメ。
底抜けに明るいがわがななボディのせいでちょっと恋愛不信の主人公が
合コンで出会ったイケメンな彼氏に気に入られてデートすることに。
あくまで罰ゲームと疑う主人公だが全然そんなことはなく……
【花野井君と恋の病】よりよっぽど恋愛に臆病な気が。
卑屈なのがちょっとかわいそう。イケメンが良い人すぎて不憫。
それにしてもラブコメってファンタジーだなとづくづく思わされる作品。
ベタだけど羨ましく普通に見られるアニメ。紙芝居だけど。
尚、始まった時期が遅くまだ半ばである。
【魔王学院の不適合者II~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ 2ndクール】☆☆★★★
おれつえー魔王様によるバトルファンタジー。
やはり何かが盛大に盛り上がってるのだろうが
いかんせん主人公が強すぎるため何もカタルシスがない。
だがコメントも盛り上がってるしどのサイトでも評価が高いのが全然納得がいかない。みんな何をそんなに楽しんでるんだろうか。
と前回書いたがその感想は変わらず。
途中からニコニコ動画で見れなくなったのでdアニメストアで見てたのだが
コメントがないと退屈で仕方がなかった。
誰かこのアニメの面白さを教えてほしい……
作画はよく美少女は可愛いし男性がイケメンなのは◎。
【魔法科高校の劣等生 第3シーズン】☆☆☆★★
魔法科高校の優等生バトルアクション現代ファンタジー。
相変わらずのタイトル詐欺。
第1期から見てるが劣等生要素は皆無。主人公が最強である。
第3期は対話パートが多く、また新登場キャラが落ち着いた者ばかりで
何となく盛り上がりに欠けた印象。
ギャーギャーいうキャラがいたぶん2期のほうが面白かったかも。
おれつえー系は嫌いではないのだが、おそらくそれでシリアスなものが好みじゃないのかもしれない。おれつえーでもコメディ要素が強ければ好感、みたいな。
なのでずっとシリアスだった今期は今までよりちょっと評価低めです。
【龍族 -The Blazing Dawn-】☆☆★★★
中国産ドラゴンスレイヤーバトルファンタジー。
不遇の暮らしをしていた少年の元に特待生の招待状が届き待遇一変。
世界中から竜の血を持つ者を集めて龍を殺すために召集される。
厳しくも優しいヒロインを追いかけると彼女との任務に連行される形に。
他の面々もVS龍との激戦を空で海で繰り広げていくことになる。
作画は今期随一。どこを切っても絵画のように美麗。
シリアスなストーリーに引っ張られて重厚に展開する。
が、肝心のストーリーが退屈。中国名もなかなか覚えられなくて難解。
もうちょっとわかりやすい描写があれば面白く感じられたかもしれない。
最後のヒロイン復活は絶望視していただけに安心。ほっとした。
でもそこくらいかな、感情移入できたの。いろいろ難しい。
【Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ】☆☆☆★★
まったりライフを目指す異世界転生ファンタジーコメディ。
もともとファンタジーな世界から召喚されて転生したが
能力が平均的だったため勇者と認められず国外追放。
だが実はLvが2になった瞬間チート発動し追放された先で巨狼を圧倒し
逆に過剰に懐かれてしまう。そのまま婚姻。CV.釘宮理恵が妻となる。
10年前の萌えアニメの再来、と呼ばれるこの声優布陣にコメントは大盛り上がり。当時猛威を振るった「釘宮病」の再発を注意喚起する事態となった。
それ以外はとてもよくある異世界転生+追放なろう系でとても普通。
つまらなくはないがあらゆるとこでベタで既知な展開と言わざるを得ない。
でも強大な勢力がまったり畑ゾーンに集まってくるのは【異世界のんびり農家】に似ていてよかったかもしれない。
【ワンルーム、日当たり普通、天使つき。】☆☆☆★★
一つ屋根の下人外ラブコメ。
ある日一人暮らしを始めた主人公のベランダに眠りこける美少女が。
控えめで健気で素直で善良の化身みたいな彼女は実は文字通りの天使。
かと思えば学校で雪女・吸血鬼・河童と次々と亜人の美少女と出会う。
冴えない主人公がわけもなく美少女に好かれていく典型的なハーレムラブコメ。もちろん負けヒロインのツンデレ幼馴染もセット。非常にベタ。
特にこれといった事件も起きないまったり癒し系。
美少女がちゃんと可愛いのでそれを楽しむアニメ。
この絵で【となりの妖怪さん】やってくれれば面白いのになぁという感想。
面白くなくもないが正直趣味ではない。が同時に悪印象もない。
美少女たちの友達論を語るところは良かった。……主人公いらない説。
お口に合わないもの・視聴断念
【シャドウバース F アーク編】
【シンカリオン チェンジ ザ ワールド】
【ただいま、おかえり】
【とーがね!クロニクル】
【Nyaaaanvy】
【ひみつのアイプリ】
まだ見れてないもの
【宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち】
【僕のヒーローアカデミア(第7期)】
総評
続き物が多かったですね。
【鬼滅の刃】【黒執事】【このすば】【死神坊ちゃん】【時光代理人】【転スラ】【ツキミチ】【デートアライブ】【にじよん】【ユーフォ】【魔王学院】【劣等生】【無職転生】【ゆるキャン】。こんなに!
この中では【無職転生】と【ユーフォ】が圧倒的に面白かったです。
この二つはまじで30分あっという間。一話が非常に濃いですよね。
どっちも普通に泣いてしまったわよ。涙のベクトルは全然違うけど。
【ゆるキャン】【黒執事】は制作会社が変わってしまったので最初違和感でしたが、見てるうちに慣れました。面白い作品は絵が変わっても面白い。
今期始まった中では【ガルクラ】VS【ヨルクラ】の音楽系頂上決戦。
【ガルクラ】は最初から【MyGO】を思わすギスギスっぷり、
【ヨルクラ】も後半はハラハラする展開で、
やっぱり女の子同士は言い争ってなんぼだなってイメージです。
そういう意味では【声優ラジオ】もそれに含まれますね。
最後に解決するとホッとするカタルシスがあります。
【怪獣8号】は手放しに面白かったです。
ニコニコのコメントで毎話「ここまで面白かった」と流れていて戦々恐々としてたのですが全然杞憂でした。最後まで面白いやんけ!
【戦隊大失格】も同じような感じで楽しめたかな。
この後どうすんの!?と先が読めない展開ってのはワクワクしますね。
【忘却バッテリー】はアニメ開始前からいろんな人に勧められてましてハードルが上がってたのですが、ちゃんと面白かったです。
ちゃんと知将モードがあったのが良かったですね。
なんせ【ダイヤのA】みたいなまっとうな野球アニメが好きなので。
こういうおバカモードもあったほうが一般には受けやすいのかもしれませんが、個人的にはまっとうなスポコンでも楽しめます。
なので【おーいトンボ】も印象良かったです。ゴルフ全然知らないけど。
【HIGHSPEED Etoile】も後半面白かったです。カーレース興味ないけど。
【リンカイ】はヒカルがYouTubeでPIST6始めたんで興味深かったけど。
喧嘩系は今期二つありましたが
【喧嘩独学】は成り上がり要素が面白かったです。
下剋上はやっぱ盛り上がりますね。
暴力は嫌いなんですが弱者が藻掻いてる感じが良かったのかも。
そういう意味では【WIND BREAKER】はヤンキー感が強くてちょっと苦手。ヤンキーはほんとは優しい、みたいな通説が嫌いなのです。
ヤンキーじゃなく普段から優しいほうが絶対いいです。
転生系は相変わらず当たりもあれば外れもある。
なんとなく主人公の気質で評価が決まってる気がします。
あとハーレム具合。
【鑑定スキル】はゲームの【幻想水滸伝】みたいな面白さがありまし
【第七王子】も【Re:Monster】もハーレムではない。
そして【出来損ない】と【Lv2チート】はハーレムです。
転生じゃないファンタジーの【Unnamed】と【まどめ】もハーレムじゃなく一途です。こういうの大事。
ラブコメも【花野井君】は一途だけど【ワンルーム】はハーレムですしね。
あとは恋愛要素ない【とと神】【変人のサラダボウル】とか、いいですね。
そしてなにより今期は途中からニコニコ動画が見れなくなったのがつらかったです。面白い作品はコメントなくても当然面白いんですが
コメントによって面白くはないけど耐えられてたものがあった気がします。
【魔王学院】とか【出来損ない】とかしんどかった!
といった感じで今季も様々なアニメを楽しめたと思います。
今期は順当に売れたものを好きになった感じですかね。
【終末トレイン】【Lv2チート】なんかは世間的評価高かった気がしますが。
今後もニコ動・アマプラ・Dアニメで見れるものは全部見るつもりですが
それ以外でしか見れないものは興味が惹かれたら見る感じになりそうです。
Afterword
というわけで、ほぼ完走しました。
徐々に「全部視聴」にこだわらなくなってきてますが……
見れるだけは頑張って視聴してみますので
散文ではございますが参考にしてもらえたら幸いです。
今回も【2万文字】に近いです。長いな!
年々アニメが増えているという証拠でしょうか。
周りでアニメ見てる人少ないんで
いやこの作品はこう言うところが面白いんだよ!
え、それのどこが面白かったんですか!?
とか是非意見交換をコメントで残してほしいです。
あくまで個人的感想なので意見反論バッチコイ!
ぜひ語らいましょう。