ほうき星が流れて……・2 24.12.16
明菜ちゃんにせよ、三原大臣にせよ、売れてからもある時期までは「ツッパリ」イメージを維持している。芸能界においてそれは、他のアイドルとの差別化・セールスポイントであるのだから、ツッパリプームの当時の戦略としては正しかったのかもしれない。(もしくは、ご本人にその資質があったのかも……?)
だが、彼女は、当時のプロデューサーの談話にもあるように、かなり早い段階で「脱・ツッパリ」をしている。
彼女の「ツッパリ」イメージが変わったのはいつごろだろうか。
ツッパリ映画の清純ヒロイン役
高校生恋愛ドラマの主役
学園アクションドラマの主役
など徐々にマイナーイメージチェンジをしながらも、決定的だったのは、同姓同名の人気アイドル役を演じたギョーカイ(業界)ドラマだっただろうか。劇中での愛称は「ミポリン」。
当時でもややブリっ子(可愛さを装うこと)風というか、時代錯誤感があった気がするが、これといった愛称がなかったこともあってか、そのまま現実の彼女の愛称として定着する。
これ以降、彼女は現在に通じる、「可愛らしくしとやかで気品のある女性」として、老若男女問わずファンをさらに増やすこととなる。
音楽面でも、彼女は大きな功績を遺した。
デビュー直後のアイドルソングが立て続けにヒットしたあとも、彼女は多数の人気曲を世に出している。
これらはその、ほんの一部。
もはや、アイドルの枠を超えた、「アーティスト」と言っても差し支えないだろう。
(つづく?)
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