文明の利器 19.11.20

スマホを持ってもう5年ほどになるが、これまで一度もタッチペンを使ったことがない。

もちろんそういうものがあるとは知っていたが、そこまで魅力を感じないというか、あえて使いたいとまでは思っていなかった。

それがこの数日前から、百均で買ったタッチペンを持ち歩くようになった。

きっかけ。
ここ数ヶ月前から某飛脚の宅配便の人が、荷物を持ってくる際に、紙の受取確認書ではなくスマホを差し出すようになった。「ここに名前を書いてくれ」と。
初めてそれをされた時には、印鑑片手に呆然としたものだ。

仕方なく相手のスマホの画面に指で名前を書くわけだが、他人のスマホに触ることと、そもそも画面に指で字を書くことに抵抗があった。

そんなことが3、4度続いて、ストレスが溜まるようになり、もうこちらで準備しようと思ったわけである。

まず試しに、全体がアルミのペンを買ってみたのだが、

冷 た い 。

夏ならまだしも、これからの季節いちいち手に取るたびにブルッとするのは、さらにストレスがたまる。
それだけではなくペン先がゴムのようなものでできていて、画面に引っかかって使いにくいことこの上ない。

ただ、指で操作していた時と違って、ピンポイントでボタンをタッチできるところは、すごく便利だと思った。

要するにゴムではない素材のタッチペンがあればいいわけであって。

そんなわけで後日某セリアに行って、「なめらかタッチペン」なるものを購入。
早速試し書きしてみると、

(おおすげえ)

画面の上ですらすらとペン先が動く。
こんな便利なものを、今までどうして使わなかったのだろう。僕のバカ!

というわけで今では、スマホ左手ペン右手というスタイルが完全に定着している。


だが話はここで終わらない。
スマホの機種によって、なめらかタッチペンの反応が悪いことがあるのだ。これは困る。

何度か画面を連打して気が付いたのだが、このペンの反応が良かったのは、「グローブモード」がある、手袋をしていても使えるスマホだった。

その機能がないスマホでも使えないことはないが、2、3度タッチしたりスワイプする必要があるなど、反応が鈍い。

うーむ。

まぁメインで使っているスマホがグローブモードに対応しているのでいいんだけど。


それはそれとして、今気にかかっていることは、物持ちの悪い僕のこと、タッチペンをすぐになくしてしまうのではないかという懸念。

スマホみたいに置き場所がわからなくなったら、すぐに呼び出すことができればいいんだけどね。

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飛田流@小説書く人
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