ほうき星が流れて……・1 24.12.15

彼女は、テレビに出始めた当時、とんでもない勘違いをされていた記憶がある。

「性教育」という体でキツめの下ネタが頻発するエグいドラマ。ハダカも男女問わず出てきて、彼女も例外ではなかった。しかもツッパリ(不良)役。
ドラマがヒットしたこともあり、彼女の「青い性」路線はしばらく続き、てっきり、「そういう人」だとばかり思っていた。

そんな彼女がアイドルとして歌手デビューすることに。
デビュー曲は『「C」』。
当時の流行語で
Aがキス
Bがエッチッチの前段階
Cが……

それを連想させる。(作詞家によれば「CLOSEの「C」らしいが)

ちなみに、「不良少女のイメージを払拭する為に、(注・デビュー曲のジャケットの服装は)水色と白の服にピンクのバックで爽やかさと可愛らしさを演出した(当時のプロデューサー談)」とのこと。

それまでの女性アイドルと言えばお人形さんのようにいつもニコニコ、が大半だったが、彼女は役柄同様の『生意気』(セカンドシングルのタイトルでもある)なイメージを持たれていたのではないか。
その、迎合を拒否する姿勢(に見える売り出しスタイル)が当時のツッパリブームとマッチしたのか、彼女は瞬く間にトップアイドルへと駆け上る。
ただ、同じ時代にツッパリ女性アイドルとして成功した
歌手寄りの明菜ちゃん
「ホンモノ」の風格(??)を感じさせる三原大臣(現在)とは違った道を歩むことに。

(つづく?)


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