ひだりききのbaby
両親は私に素敵な名前をつけてくれた。
少し前に、候補にあがっていた他の名前を幾つかきいてみた。だけどどれも、どうでもよくて忘れてしまった。私は『琴絵』という自分の名前が気に入っている。
絵を描く時と踊るときはお気に入りの香水から取って、『レンピカちゃん』を名乗っているし、違う名前を使って働いたこともあった。高校時代、焼き鳥ばっかり食べてたから焼き鳥ちゃんと呼ばれていたこともあった。
どれも全部気に入ってるから手放したくないけど突き詰めれば私はただただ『琴絵』ちゃん。
名前を変えて人前に出るのは、ちょっとした変身願望みたいなものだと思う。名前が変わると私も変わる、みたいな。noteでの私は、『ひだりききのbaby』って名前の物書きでいたい。ひだりききのbabyに変身してるってこと。むしろ重ねて見てるときがある。
ひだりききのbabyって知ってる?ブランキージェットシティの名曲。
誰とでも寝るような、誰ひとり愛することもない、太陽だけが彼女の恋人っていう女の子の歌。
そんな子と私の重なる部分は
かつて奔放に生きてた私が、「太陽みたいに誰かを輝かせる」という意味が込められた輝君っていう名前の男の子と付き合って、まっすぐ生きられるようになったところ。
ま、あとは。左利きだし。
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