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しあわせのおすそ分け

内祝いは、相手からお祝いをいただかなくても感謝の気持ちを表すためにこちらから送る事でした。共同体のひとりとしての位置づけがあったのでともに喜びともに祝う習慣がありました。

お祝いをいただいていない相手に、「幸せのおすそわけ」として内祝いを贈ってしまうと、半返しを催促されたような変な誤解を与えてしまいます。

時代の変化によっておうちの中で済まそうという傾向が強くなり、招いて喜びをともする人に対して、贈り物で代用する習わしが増えました。最近の内祝いとして贈るものは、祝い品を贈られた際の返礼の印という意味が根強くなっているみたいですね。


3月にいただいたお祝い。本来なら1か月以内にお返しをお贈りするのがマナーですが小学校卒業と中学入学のお祝いをいただいた方へは入学式を終えたころにお贈りすることにしました。

お祝いでいただいた金額の半額~1/3程度でお返しするのが目安で、送料込みで1/3までの品物を贈ることにしました。

内祝いの金額の相場

高額なお祝いに対して高額な内祝いを贈ることは失礼に当たるので注意しましょう。
10000円のお祝いの時は、3500~5000円。
5000円のお祝いの時は、1700~2500円。
3000円のお祝いの時は、1500円前後の品物をお返しするのがマナーだと言われています。
離れて暮らす親戚に対しては、送料を抜いた金額で予算を設定しているので品物と送料を足した金額で品物を選びました。


内祝いを贈る時期

内祝いのお返しはいつでもいいわけではなく、まずは3日以内に電話や手紙で挨拶のお礼を伝えます。電話がつながらなかった場合は手書きのお手紙でお礼を伝えたり、LINEでお礼を伝えました。

なるべく早く

内祝いを贈る。1か月以内がベストですが1か月の期限が過ぎてから送る場合はお詫びとお礼の言葉を添えた手書きのお手紙を添えると誠意が伝わります。
出来れば手渡しで送るのが基本ですが、相手が多忙だったり遠方の場合は郵送がよい。

のしの選び方と書き方

贈り物にのしをかけると特別な贈り物であるということを強調する効果があります。

結婚の内祝いののし紙の水引き
紅白または金銀の10本で結びきり
のものを。結びきりは一度結んでしまうと引っ張ってもほどけることがないため、一生結ばれる・二度と繰り返さないなどの意味が込められています。結婚の内祝いの上部には寿や内祝いなど贈り物の目的を記します。のしの下部に名前をいれる時は夫婦の連名を。

出産の内祝いののし紙の水引き
蝶結び
ののし紙で。出産や進学など何度あってもうれしい喜びごとに使われています。小学生以下の場合は下の名前だけを、中学生以上の場合はフルネームをのしの下部に書き添えます。


内祝いの品物

内祝いでは「消え物」と呼ばれる商品を選ぶのが一般的で、少量品や日用品など食べてなくなってしまうもののことです。
✤お菓子
✤タオル:日用品として人気で少し高級なものを選ぶと喜ばれる傾向に。
✤洗剤
などが消え物になります。
相手の好みに合わせた消え物を選ぶと喜んでもらえるでしょう。

NGな品物

✤刃物
✤お茶
✤白いハンカチ
✤鏡
✤櫛(くし)などの割れ物
縁起が悪いため相手の好みであっても避けましょう。

実家や義実家、親戚からのお祝い。そのお返しの相場と時期と品物についてまとめました。
予算いないで少し高級なタオルをチョイスし、次女の晴れ姿の写真とお手紙を添えて贈ることにしました。

しきたりや習慣は時代とともに変化しています。
幸せのおすそ分けとしてよく覚えているのは、卒業式の日にご近所さんを招待しておかずを持ち寄りホームパーティーをしたことが懐かしい思い出になっています。
ご近所の皆さんと一緒に食事を囲み思い出話やこれからのことなどそれはそれでしあわせのおすそ分けをしていた時代。

春休みの時期にお礼のお手紙を書き、品物を購入して入学式の後に郵送できるように準備中です。

ありがとうございますの感謝の気持ちを添えて贈る、内祝い。

お贈りする品物のジャンルが決まると後は購入するだけですね。
気持ちよくお贈りするためにも早めに準備しておくと慌てずに済みます。


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