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究極のそば~山形~
「板そば」は山形のそばで黒くて太いのから細くて白いのまで様々な種類があります。黒くて太いそばを板にのせた板そばが楽しめるのが山形らしいところです。ズルズルと豪快にすすりこみ、強いそばの香りを楽しみのがマナーです。
実家にも板そばになる器がありましたが今日は2種類のそばを盛り付ける関係でまぁるい容器に盛り付けてあります。
山形の肉そば
「山形の肉そば」は、鶏スープで熱いのも冷たいのもどんぶりでいただきます。庄内地方では「麦切り」があります。これも普通のうどんとは全然違う美味しさ。そば王国山形を肌で感じるには実際にそばを打ってみるのが一番。板そばはお盆のような板に盛るので板そばと言われています。昔から宴会などで大人数に振舞われた名称なんです。一人前の板そばはお店によって量が異なり、たくさん食べたい人とおいしいものを厳選して食べたい人がいるように山形県内には実にたくさんのお蕎麦屋さんがあるのです。
お昼ごはんは蕎麦率高め
実母の出身が山形県なのでお昼ごはんがそばになる確率が非常に高いです。焼きそばやパスタや冷やし中華も食べますが、そばの確率が非常に高く子どもの頃は太くて歯ごたえがダイナミックだったので食べても食べてもなかなか減らなくて苦戦したものです。もっぱらざるそばならズルズルっと音を豪快にたてて食べる文化だけに温かいかけそばよりも板そば(ざるそば派)です。
本日のそば
ちょっとわかりにくいかもしれないんですが。
手前(左側)が太くて色が濃いそばで、
奥の方(右側)にあるのが白っぽくてツルツルっとしたそばです。
どちらも甲乙つけがたい美味しさでした。
どちらにも美味しさがあるからどちらも美味しかったんです。どっちがスキかなんて選べないほど~。
太くて色が濃いお蕎麦
山形そばのルーツは、出羽三山羽黒山にありと言われています。
羽黒そばは、古くから羽黒山・出羽神社に奉納されています。東北の霊場 羽黒山・出羽神社の宮司さんから羽黒山の歴史や自然を多くの人に知ってもらいたいという想いで山形特産のそばに羽黒を冠した「羽黒そば」が出来上がったそうです。
羽黒そばは、出羽神社に奉納し神楽にてお祓いを受けて販売するようになり、半世紀にわたって羽黒山の名物として名を知られるようになったそうです。
たっぷりのお湯で4~5分ゆでて、ざるにあけて湯を切り、大量の水でしめて水気をきりながら盛りつけます。
白っぽくてツルツルしたお蕎麦
今回は3人前の方をチョイス。いつもは5人前(太打ち)を食べることが多いのですが今回は食べ比べてみることにしました。その結果5人で6人分のそばをぺろりと食べました。
ゆで時間は羽黒そばと一緒で4~5分。
細打ちのためツルツルっとして吸い込みやすいので子どもたちに大人気のそばでした。
宮城県内でも本番山形のそばをスーパーで購入することができます。
外食が難しくなった現在、実家近くのスーパーで購入し食べられることに感謝して。
特別な天ぷらじゃなく、おうちにあるものでこちゃこちゃーってまぜて揚げたのよと言う実母。
✴︎玉ねぎとコロコロサイズのジャガイモと青のりのかき揚げと
✴︎シソの天ぷらと
✴︎玉ねぎと人参とホタテの貝柱のかき揚げと
つるつるっとずるずるっと豪快に食べる山形のそば。半生麺は、乾麺とは違う打ちたての良さが味わえます。そして、食べ比べしながらもどっちもおいしくて、おいしいね♪、っうんまいねー🎵っていいながらあっという間になくなっちゃいました。
ズルズルっと勢いよく吸い込んで、
くちびるで美味しさにつながる音をたてて、
噛むたびにそばの薫りを味わいながら
カリカリした天ぷらの衣と甘くなった野菜とところどころにじゃがいもやホタテやにんじんの存在を感じながら。