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おしゃべり禁止の1週間

2月9日(土)、主治医から念をおされたこと。
「1週間、おしゃべり禁止ね」
できるだけしゃべらないように。
電話はかかってきても話さないように。
治すためには喋らないことが一番回復に繋がります、ですって。

普段独り言が多い私にとってキツい約束。
特にひとりで過ごしている時の独り言の多さ。
お菓子を作りながら材料や調理器具、家電製品に話しかけてる。
なにかひらめいたときにも心の声が漏れてしまう。
1週間もおしゃべり禁止・・・。
話したいけど話すことが出来ないくらい声が出ない。
声が出ても掠れて上手く伝わらなくてがっかりしたり、
声が出ないから筆談でなんとか伝えようとするけれども
どんどん話が展開して言ってしまって書いている間に過ぎてしまう。

というわけで、素直に聞き役にまわり耳元で話す音量で少しなら話しています。とくに感情的になりながら声を出すことができません。

おしゃべり禁止期間2日目

ここぞとばかりに話せない私に対していろいろと自分の気持ちをぶちつけてくる子どもたち。
それに対して自分の気持ちをその場で声を出して伝えられずもどかくなった。
反論できない私に対して、いろいろぶちまけたことで普段どんなことを考えているのかについて知ることが出来た。
話すことが出来ない・おしゃべり禁止期間だからこそ自分のを考えを話してくれたことで気づくことが出来た。

もし私がその都度反論したり怒ったりしたら、子どもたちの心の底にある何かをぶちまけることはできなくなる。
話すことが出来ないもどかしさや悲しみや苦しみはあるものの、怒られるかもしれないというような内容を思う存分ぶちまけてきて、正直怖かった。ただただ、声にだせないからうんうんと聞くことが精いっぱい。
この子が何を思いどんなふうに考えているのか、知ることが出来た。

おしゃべり禁止期間3日目

ふと朝起きて家族に「おはよう!!」と言えないのがせつない。
「ごはんだよ~!!」と2階にいる子どもたちに呼びかけることができないのがせつない。
いただきますという声に「ど~ぞ~」と、
ごちそうさまでしたの声に「どういたしまして」が言えないことが
とてもせつない。

何気ないひとこと。
それが伝えられず、にこにこと笑顔で対応しています。


おしゃべり禁止期間4日目

朝昼晩の飲み薬、朝晩だけの飲み薬、寝る前の飲み薬を飲んでいますが、
おしゃべりをすこしでもしてしまうと、21時以降にせき込んでしまう。あれは以前かかかったことのあるマイコプラズマ肺炎の時のようになかなか咳がとまらなくなる、辛い咳。

飲み物を飲んだり深呼吸することで少しずつ緩和していく。

後半のおしゃべり禁止期間、おしゃべり禁止期間が1週間で終わるようにできるだけ話さないように励みます。


風邪とはちがう、副鼻腔炎に似た症状からの喉の炎症によって、声帯に影響がでて声がでなくなりました。
声がかすれたら、早めに耳鼻咽喉科への受診をおススメします。
私は声がかすれ始めてから4日目で病院に行きました。
自分の体を守るために自己判断は危険だという事に改めて気づきました。

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