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都会育ち、「居場所」を考えてみた。①

田舎で見つけた、「居場所」観。


2023年夏、私は宮城県気仙沼市に足を運びました.
ワーキングホリデー生という、旅行者でも移住者でもない立場.

家族のように優しく、親しく出迎えてくれる地元の人たち.
街を歩けば、大きく手を振って挨拶をされるし、
悩みができれば、すぐにバレる.

都会ぐらしの私にとって、そのどれもが新鮮で、あったかくて.
「子どもの居場所づくり」をテーマに出かけた私の中に、新たな問いが生まれます.

あれ、私の居場所ってどこにあるんだろう?
そもそも、「居場所」ってなんだっけ?

気仙沼で滞在したゲストハウス「架け橋」

個人単位での行動が多い都会は、一見「おひとり様」社会のように思えます.しかし、都会に住んでいると時に、「おひとり様に厳しい!」と感じることはないでしょうか.

ぼーっと考え事をしたいだけなのに、カフェでドリンクを頼まなきゃだめ?
お店で品物を眺めたいだけなのに、買わなきゃ気まずい?

こういった声を聴くことも少なくありません.

何かやりたい人も、ただそこに居たい人も、居ていいんだと思える環境.
これが、私の居場所観のベースとなりました.

(つづく)



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