また歩き出すために #3
1, 焚人note #2を読んで
今回のnoteは、今年の9/2-6に屋久島、
9/12-15に長野県泰阜村で開催される『環境系学生未来塾』の
スタッフ(焚人)によるリレーノートの第3回。
ちなみに、第1,2回目は以下の記事です。
#1のすーちゃんの記事を読んで、焚人として、未来塾という場にどう関わっていくかという事を考えました。その中でも、特に印象に残ったのは下の言葉。
#1と#2を読んだ時点で、書き手の自分らしさが出ているなぁと思っていたからこそ、刺さった言葉でした。自分のありのままを受け入れてもらえるような力強い言葉のように感じました。
#2のぬまの記事の中で、
という言葉があって、とても共感しました。『焚人』は、何かの知識やアドバイスを提供する人ではなく、あくまでも、焚き火を囲んでいるかのように対話が生じる空間に、気づいたら ”いる” 存在なのかもしれないと思いました。
どんな人と真剣に向き合うにせよ、自分にできることは、その人の話、
それにとどまらず、その人の存在を受け止めることなのだと思います。
2人のリレーノートだけでも、十分面白いですが、以下から、
自分の現在と未来塾を絡めて、書いていきたいと思います。
すーちゃん、ぬま、ありがとう!
2, 近況報告
高校を卒業してから、新しい友達が増える一方で、昔からの友人と会う機会は減ってきているので、この場で、近況報告をしたいと思います!
まず、今年の3月に大学を中退して、4月に大学院に入りました。
いまは、尊敬する2人(やっくんとりん)と一緒に、
ラーニングコミュニティ『Well-Labo』を運営しています。
また、お世話になっている准教授のいのっちのゼミ、
通称『いのっちゼミ』のゼミ長となり、純粋に僕が話を聴きたい人やメンバーが話を聴きたい人を呼んで、その人に、『話す場(舞台)を提供する』ということをしています。
まとめると、下のようになります。
このような変容の中で、自分の『在り方』について悩む機会が増えてきました。次は、そんな中で、押し寄せてきた悩みについて書いていきたいと思います。
3, 現実は自分でつくっていくしかない
大学3年生の夏、屋久島で開かれた『環境系学生未来塾』で、
『インタープリター』(厳密には異なるが、ネイチャーガイドのような職業)という働き方があるんだと知って、こういうことがやりたかったなぁと幼いころに描いていた理想とつながる瞬間がありました。
そこから、将来のもやもやに関する霧が晴れていったわけですが、
それからも試練の連続でした。
一つ目は、教職課程を続けるかどうかという悩み。
最初は、取れるものは取っておいた方がいい精神で始めたのですが、やりたくないのに続けていることに悩み始め、結果、教育実習を申し込んだ後に、母校に辞退のお願いをしに行きました。これに関しては、はじめて自分を優先した出来事でもあって、怒られることを想定していたのですが、そのようなことはなく、それでも自分がやりたいことを優先すると覚悟を決めた機会になりました。
二つ目は、研究室の先生に、研究のペースを落としたいとお願いに行ったことでした。悩みの霧が晴れ、実際にその道の先輩達と出会うにつれ、研究に身が入らなくなっていきました。僕のいる学科では、最も自分のやりたいこととしてこの研究室を選んだのですが、今は停滞中です。
ただ、このような話を先生にした際に、
『目標があるのはいいことだから、自分でペースを考えて研究を進めてください。』と言ってくださって、本当に恵まれているなと思いました。
研究に関して、今は、2週間程度、休みをとっています。
このようなことをしたのは、人生で初めてで、いろんな気持ちが押し寄せてきています。例えば、自分が研究をしていないことにより、先生をはじめ、先輩や同級生から見捨てられるのではないかという怖さだったり、やるべきことをやれていない自分を受け入れられない気持ちだったり。
(そんな人たちではないですが!)
とても苦しくて、いつもより息が浅くなっているようにも感じます。
でも、『解決策』は知っています。また早く実験をすることです。
ですが、それを今は選ばず、”できない” 自分と向き合うための時間としました。ネガティブな自分に向き合うことなく『解消』するのは、自分の中では簡単なことだったからです。
そんな中でのリレーノート。これから上がっていくための糧にしたいと思って書いています。
何かを選ぶという事は、何かを捨てるという事で、
自分にとって最善の未来は、自分が想いを口にして行動することでしか
つくられないのではないかと感じています。
4, 次の未来塾 ”焚人” として
僕は、大学2年のときから、
『あたたかい空間をつくりたい』と言ってきました。
そこにいる人たちが、なにができるかできないかに関係なく、
個として尊重されるような空間をつくりたいと。
これは、自閉症を持つ方々と一緒に遊んだ1年間があったからで、
空間をつくるということが『場づくり』に言い換えられるようになったのは、『環境系学生未来塾』と出会ったからです。
今では、上の言葉たちに、『自然体験を通して』という言葉と、
『その人が最大限生かされるような』という言葉が加わっています。
1のパートでも書いたように、僕にできることは、焚き火を起こすことと、その場にいる仲間と心のこもった対話をすることです。
自分らしい『焚人』ってなんだろう。
この答えは、『環境系学生未来塾』が終わってから、意味付けしようと思います。
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