Dance, Dancer, Dancest. Part1
2019年は中途半端な年だと前回の投稿で書いたけど、やはり色んなことの狭間なんだなと2月に入って確信(あと10ヶ月あるけど今のうちに断言しとくと後で読み返した時に面白いので書いとく。殆ど読み返さないけどw)。
発端は今年初LIVEとなった、高校からの同級生BANDつれづれ草のドラマーBirthday LIVEかな?基本は友人知人の祝い事的な緩い企画なので、つれづれ草メンバーと、スターベムズを脱退したドラマー高地と一緒にカヴァーBAND的なスタイルで出さして貰って(David BowieやThe Beatlesをカヴァー。っつかコピーw)、最後は皆で今旬なQueenセッションで大団円みたいな(ボヘラプ未見だがw)、スターベムズ活休後初のLIVEなので気心知れた仲間とゆるりと楽しむイベントだったわけだけど……実際ゆるりと楽しかったんだけど……カヴァーBANDの最後に己のBANDザ・スターベムズの曲をセルフカヴァーした瞬間、最前のお客さんが手を上げ下げしだしたんだよね(フェスとかで良く見るリズムに合わせて上下する動き。ヴィジュアル系だと「咲く」みたいな表現の動きね)。
ぶっちゃけ地元の仲間とそのお客さん達にとっては俺の存在は何のこっちゃなわけで(までいかなくてもスターベムズを良く知る客層ではない。その方が活休中はちょうど良いかなとも思ってたし、気楽に難しいこと何も考えずにLIVE出来るので)、最後だけ急に「咲く」ことに違和感を感じないかなと思ったんだよね……そもそも俺が違和感を感じたし。それまでのカヴァー曲では咲かなかったのに、自分の曲になると咲くってのはどういう現象なんだろ?と思ったというか。
シンプルに考えれば応援されてるんだろうけど、演奏してる側からすると「スターベムズの曲しか応援しません」って言われてるみたいな気分になっっちゃったのよね。LIVE観戦の仕方は人それぞれ自由なので、どう見ようが構わないんだけど(派手な動きがなくても、ゆらゆら揺れながら聴いて貰えるだけで立派に反応してくれてるってことだと思うし)、俺の歌や演奏で咲けるんなら、最初っから咲くのが道理のはずなのに、スターベムズの曲の時だけ咲くとはこれいかに?と感じちゃったというか。
もちろん好意的に考えればスターベムズの曲を応援いただいてるってことなんだけど、それって結局スターベムズの曲以外は応援できませんっていうステイトメント(宣言)にもなり得るわけで。物事は取り様だから真意は分からないけど、周りの人からはそう取られてもおかしくないっていうリスクも背負うわけで。
俺はもう本当にただただ音楽バカで音楽が大好きなので(大きく考えるとロック周辺の音楽だけど)、ロック的な音楽全体を楽しみたいし楽しむべきと考えてBAND活動をしてるので、俺個人や俺の関わっているBANDだけを盛り上げたいわけでは全然なくて。自分のプロジェクトだけ盛り上がれば良いと思ってる音楽人なんてほぼ皆無だと思うし(少なくともお金をいただいてたりプロとして活動してる人はね)、例えば、どんな業種でもどこか一社だけ一人勝ちしてたら健全なマーケットにはなっていかないと思うから、やはり音楽全体を盛り上げたい・盛り上げようと考えるのが道理なわけで。
そういう考え方に大きく反してるなぁってのが「スターベムズの曲だけで咲く」行為だったわけで。俺にとっては。それって結局スターベムズや、そのメンバーのキャラクターを応援しているだけであって、音楽そのものに反応して手を上げてるのとはちょっと違うなぁと思ってて。極論かもだけど俺が作った曲で反応するのなら、俺が好きなカヴァー曲にも反応ポイントは沢山あるわけで。ボウイの"スターマン"なんてサビで手を上げても全然おかしくない大名曲だと思うしね🎶
そこから「音楽に反応する」って何だ?と考え始めたんだけど、結局のところ「おどる」ってことなんだろうなと。物理的に踊らなくても、心が躍るでも良いし。Twitterで誰かがRTしてたけど曽我部くんが「結局、良い音楽って勇気をもらえるかどうかだよね」的な発言してて、それこそまさに音楽って心躍るかどうかの芯を喰った発言だなと思ったし。黙って腕組んで見てても心ん中キラッキラしてたり、心の中で号泣しながらLIVE観戦してるってパターンも充分あるからね。
で、そもそもの音楽の成り立ちっていうのもきっと「おどるため」のものだったと思うんだよね、原始の頃から。歴史に残ってる資料を鑑みても、儀式での舞踏(ダンス)や、貴族の嗜み(モーツアルトとか貴族のハートをガンガン踊らせたんだろうなとか)、20世紀に入っても上流階級のダンスホールから庶民層のジャズクラブまで、日々の疲れを癒すため夜な夜な踊りに(心躍らせに)出かけてたんだろうな、みたいに想像出来るじゃない?だから「おどる」って超重要なキーワードなんだよね、音楽にとっては。
だからFBYレコ発オープニングDJ時に「音楽は全てダンス・ミュージックだ」発言したんだよね(何人か賛同の拍手くれてたと思う)。「レディオヘッドみたいに一聴すると地味だけどメチャ格好良いからリズム取っちゃう心躍っちゃう」みたいなことも言ったと思うけど、聴き方や楽しみ方は人それぞれあれど、結局は身体や心が「おどる」かどうか、が音楽のそもそもの魅力だし、それは蓄音機だろうがサブスクリプションだろうが貫かれる普遍的な価値観だと思うのよね。FBYレコ発のために様々なダンス・ミュージックをディグってて気付かされたというかね……ほんとフロンティアありがとだね(レコ発おめでとだね)🎶
DJ時のセトリをSpotifyとApple Music両方で置いとくね、今っぽいね😅💨
そんでそんな考えを更に肯定するかのようなアクトにもいくつか出会ったんだけど、長くなりそうだから続きはまた次回。良い話だから有料にしようかな(笑)?金払っても良いって人は下の「サポートする」から宜しくね😅‼️
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