もうニ度と傷つきたくない

他者に否定されるのは、とても辛い体験だ。
肉体と同じように心も傷つくと思うけれど
心は目に見えないから、他人からは察しずらい。

誰もが、その人の中で、
頑張って生きている。
辛い苦しい人生の中で、
その人なりに頑張っている。

少しだけ、私のことを話すると、
私は、小中高で、いじめにあった。
とても辛かったが、
家には引きこもれなかった。
もうすでに引きこもっている人がいたからだ。
私も引きこもっていたら、
父が、一家心中していただろう。
それぐらい父は、厳しかった。
父も、祖父が、先生だったこともあり、
体罰で、勉強を強要されていたらしい。

そんな逃げ場のない中で、
死のうとしたこともある。
高いマンションを探したが、
飛び降りる勇気がなかった。
その翌日には、コンセントで、
感電したが、死ねなかった。

今、私と関わっている人は、
私の過去のことはわからない。
だから、傷ついてきたこともわからない。

普通に暮らしている人の中でも、
私と同じように辛い体験をして生きている
人がいるのだろう。

少し物が当たっただけで、
敏感に反応するおじいちゃんも、
会計の際のお釣りに敏感に
反応するおばあちゃんも

みんな頑張って生きてきたんだ。
いろいろと自分にはわからない事情で、
傷ついてきたんだ。
もう被害に遭いたくないから、
敏感に反応してしまうんだ。

相手の事情がわかれば、
もっと寛容になれるのだろうな。