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高千穂峡をぶらぶら (一人旅4日目 前編 in宮崎)

高千穂がなんでそんなに有名なのか、と言われれば、天照大神(アマテラスオオミカミ)に由来する伝説が残る場所だから、というのが簡潔に述べた場合の答えだろう。

この辺は調べればいくらでも出てくるのだけど、現地に行って改めて良く目にするのは「天孫降臨」というワードだ。

「天」とは太陽…ではなくて、アマテラスオオミカミを指している。じゃあ「孫」はというと、彼女の孫、瓊瓊杵尊のことだ。

…読めねえよ、という意見がごもっともすぎる。

「ににぎのみこと」と書けば、何となく聞いたことあるなーという人もいるかもしれない。彼らは神様なので、とうぜん天界に住んでいる。
そのニニギノミコトが、ばあちゃんから「ちょっと地上の様子見てきて」と言われて「おかのした」と降り立ったのがこの場所、高千穂だったと伝わっている。だから天孫降臨ということらしい。

なおニニギノミコトが地上に降りた時、辺りは真っ暗だったわけだが、そこに灯りを持って先導役を買って出たのが「猿田彦神(サルタヒコノカミ)」である。

喫茶店好きなら「猿田彦珈琲」、漫画が好きなら「火の鳥」に登場する「猿田彦(というか猿田一族)」が思い浮かぶだろう。

以前書いた、友達の夢の話や、これらの神話の話も含め、期待に胸踊りながら坂を下ること数分。

高千穂峡に足を踏み入れた。
少し辺りをぶらぶらして思ったのは、「平日の昼間なのに人多いな…」だった。
海外な人がメインだけど、日本語もちらほら聞こえる。
観光地なのでしょうがないものの、ある種の神秘性を期待してきた自分としては、少し思ってたのと違った。

流しそうめん発祥の店、なんてのもあった


続いて、ここ高千穂峡でよくPRに使われているスポットへ足を運んだところ、

川の水がどえらい黄土色である。
昨日、大雨だったしな…これはしょうがない。
今度は川の流れも綺麗な時に来れると良いなぁ。

広い庭園のような空間をゆっくり散策して、はたと思った。
確かに良い場所だし、歩いていて楽しい。でも、友達が夢で見たという景色とは全然イメージが合わない気がする…。

友達の思い出補正が強すぎたのだろうか?
この辺りについては、この後行く場所である程度納得ができた…気がする。

余談だが、ちょうどこの頃『推しの子』がアニメ化されて絶賛話題になっていた頃だ。第1話の舞台になっている病院が高千穂にあったり、(これは原作を読んでる人はわかるが)B小町が途中で高千穂に行ったりするなど、作品の中でかなり重要な場所になっている。

ので、現地でも『推し』てるのかなー! と思いきや、

見つけたのは、どこでも見かけるDyDoのポップのみ。
もともと有名な場所だし、アニメとタイアップしてまで盛り上げる必要がないからかな…。

(※2024/11現在はめっちゃコラボやってる模様)
https://ichigoproduction.com/Season2/news/index01010000.html

続く


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