ろーひー

前の会社を辞めてから国内一人旅にハマり中、転職後もリモートを活用して国内色々飛び回り中です。

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最近の記事

「そういえばバガボンドはいつ完結するのだろう」と思わされる地へ(一人旅9日目 in山口)

鹿児島県から放浪を続けていた九州地方に別れを告げる日がきた。 しかし、既に有休の3分の1を九州で過ごしてしまった…一応の最終目的地は青森県なので、果たして辿り着けるのだろうか。 さて、中国地方に行く前に、小倉駅に少し寄り道。 かつて修羅の国と呼ばれた北九州市のメイン駅である。 駅を出てほど近い場所に商店街があり、地元の方々が買い物に訪れている様子だった。大人気のパン屋である「シロヤベーカリー」は、平日でも人だかりができている。 パンも良いかも…と思いつつ、気分としてはコッ

    • 学問の神様、来るのが10年以上遅れました(一人旅8日目 in福岡)

      中洲でふくらはぎだけスッキリした翌日、福岡滞在2日目。 福岡に来るのはこれで人生で2回目だが、初めて来た時は、猫島で有名な「藍島(あいのしま)」という離島へ行って、時間の許す限り猫を見て癒されていた。 また行きたい気持ちもありつつ、せっかくなら行ったことの無い場所へ、ということで太宰府天満宮へ。 日本史でもお馴染み、菅原道真を祀る神社である。 平安の時代にDaiGo醍醐天皇の右腕まで上り詰めたが、政略によって無実の罪を着せられてしまい、今でいう京都からこの場所、太宰府に左

      • 合コンに行ったら自己啓発セミナーの勧誘で、なぜか東京駅をベンツで2周した話

        いや、タイトルがほぼ全てなのだけども。 一応普通ではない体験だったし、もうそろそろ時効かな…と思うので、せっかくなら思い出せる範囲で書き残してみようと思う。 先にお伝えしておくが、特定の集団や思想を否定する意図はない。あくまで自分の中で印象に残っている思い出である。 社会人になってしばらくした頃、友達から「合コン行かないか」と声をかけられた。 どうやら街コンで関わりのできた女性にセッティングを持ちかけられたそうだ。お恥ずかしながらこれまで合コンの経験がなかった僕は、とはいえ

        • 長崎からぶっ飛び福岡へ(一人旅7日目 in長崎〜福岡)

          長崎3日目。本日で2連泊した「ホテルウイングポート長崎」をチェックアウトし、午前中は平和公園へ。 長崎には1945年8月9日に「ファットマン」と呼ばれる原爆が投下された。 それから間もない8月14日にポツダム宣言が受諾され、日本の降伏によって戦争が終結。近代史でよく知る事実である。 僕の祖父は戦争経験者だったので、生前にいろんな話を教えてもらっていた。やはり当時の教育や戦時の敵対関係という背景もあり、アメリカに対してはやや複雑な感情を持っていたらしい。 その祖父が亡くなり

        • 「そういえばバガボンドはいつ完結するのだろう」と思わされる地へ(一人旅9日目 in山口)

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          憧れの軍艦島へ(一人旅6日目 in長崎)

          サンライト号という高速バスに揺られること約4時間。別府から離れ、九州をぐるっと西へ移動し、目的地の長崎へ。 この高速バスの中で僕が何をしていたかというと、「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」のラスボスを倒し、感動のエンディングを迎えていた。 ゲームでラストを迎える時は「夜に」「テレビ画面で」派だった僕の謎のこだわりは、ここで「ちっちゃい画面でもまぁ良いじゃないの」に切り替わることになる。 いや、できるならテレビの大画面に越したことはないけども。 18時頃、長崎駅付

          憧れの軍艦島へ(一人旅6日目 in長崎)

          注:火事ではありません(一人旅5日目 in大分)

          宮崎から(おそらく電車で)移動し、大分県の別府駅に到着。 夕方に到着したので、今日はもうホテルでゆっくり…と言いたいところだけど、せっかく日が沈むならば、ネットで事前に調べた「温泉の湯気がたちのぼる夜景が見たい! (野郎1人だけど)」と思ってしまった。 そしてこの数時間後、そう思ってしまった自分を恨むことになる。 ルートを調べたところ、夜景が見える1スポットである「湯けむり展望台」まで、バス+徒歩で行けるようだった。 最寄りのバス停で降りた後は、20分ほど歩けば着く…はず…

          注:火事ではありません(一人旅5日目 in大分)

          天安河原に行って初めて「神々しさ」とは何かを知った話(一人旅4日目 後編 in宮崎)

          高千穂峡からびっくりするくらいの下り坂を、足をプルプル言わせながら真顔で歩くこと十数分、無事に元の場所に戻れた僕は、高千穂神社を参拝してから、タクシーで次の目的地に向かうことに。 運転手さんからこの地の伝承について解説をもらいつつ、荒立神社に寄ったり、「日本の棚田100選」に選ばれたという棚田を見たりなどした。 荒立神社はこちらで触れた猿田彦と、天鈿女命(アメノウズメノミコト)が結婚して住んだ地とされているらしい。 ひと通り説明してもらった後の「まぁ全部後付けなんですけど

          天安河原に行って初めて「神々しさ」とは何かを知った話(一人旅4日目 後編 in宮崎)

          高千穂峡をぶらぶら (一人旅4日目 前編 in宮崎)

          高千穂がなんでそんなに有名なのか、と言われれば、天照大神(アマテラスオオミカミ)に由来する伝説が残る場所だから、というのが簡潔に述べた場合の答えだろう。 この辺は調べればいくらでも出てくるのだけど、現地に行って改めて良く目にするのは「天孫降臨」というワードだ。 「天」とは太陽…ではなくて、アマテラスオオミカミを指している。じゃあ「孫」はというと、彼女の孫、瓊瓊杵尊のことだ。 …読めねえよ、という意見がごもっともすぎる。 「ににぎのみこと」と書けば、何となく聞いたことあ

          高千穂峡をぶらぶら (一人旅4日目 前編 in宮崎)

          なぜか歌舞伎町に惹かれてしまう理由

          東洋一の繁華街、不夜城、ホストの聖地…等々、色んな場所で散々ピックアップされている新宿歌舞伎町。たまたま会社の研修が新宿で行われたので、帰りにぶらついてみることにした。 別に歌舞伎町に行くのは初めてでも何でもないし、行ったところで新しい発見があるわけでもない。ただ深夜でも照りつくネオンの看板と、所狭しと並ぶ建物と、人混みがあるだけだ。 …ただ、何となく夜に新宿に来ると、ふらりと覗きに行ってみたくなる妙な魅力がある。その理由に長らく検討がつかないでいたが、ふと自分の目線がどこ

          なぜか歌舞伎町に惹かれてしまう理由

          高千穂峡の存在を初めて知った時の話(一人旅3-4日目 in宮崎)

          大学生の頃である。 前後の会話は全く覚えてないけど、同じ学年の友達が急に印象的な夢の話をしてくれたことがあった。 ざっくり述べると以下のような内容だ。 「気がつくと自分は草原にいて、あたりは不思議な静寂に満ちていた。見上げると木漏れ日が自分と足元を照らしており、草原の中心部分には大きな川が緩やかに流れている。 川の流れを逆らうように歩いていくと、そこにはポツンと灯籠が立っていた。目の前まで来て灯籠を見つめた時、急に日差しが強く照り付け、辺りは白色に包まれた。 目を開けると、

          高千穂峡の存在を初めて知った時の話(一人旅3-4日目 in宮崎)

          チキン南蛮発祥の店へ(一人旅2日目 in宮崎)

          鹿児島で無事に鳥刺しを食べることができた僕は、次のお目当ての場所がある宮崎県に向かうことにした。 余談だが、宮崎県といえば「そのまんま東」さんが知事になって、本名の東国原(改めて見ても珍しい苗字…)を名乗った時から、一気に知名度が上がった覚えがある。 「どげんかせんといかん」が流行語大賞になったのも、もう20年近く前か…時が経つのは早い。 というわけで、鹿児島から「きりしま10号」に乗って宮崎県へ。 余談に余談を重ねてしまうけど、僕には旅行の時に 「こういうシチュエーシ

          チキン南蛮発祥の店へ(一人旅2日目 in宮崎)

          鹿児島といえば鳥刺しでしょう(一人旅1日目 in鹿児島)

          勤めていた会社を辞めた翌日(有休1日目)、早速羽田空港から鹿児島へ。 なんで鹿児島かというと、シンプルに「今まで行ったことがなかったから」というのと、「(沖縄を除けば)日本最南端」だから。 30日間の国内一人旅のスタートをどこにするかということは、上記の理由により一択に絞られた。 ところで、有休に入る前に会社の同僚に鹿児島へ行くことを話したら、「それなら鳥刺しは食べた方が良い」と教えてもらった。 「…鳥刺しってなんだ?」と僕は思った。 聞いたところによると、鶏肉を刺身で

          鹿児島といえば鳥刺しでしょう(一人旅1日目 in鹿児島)

          仕事を辞めて日本縦断した話(プロローグ)

          そうだ、1ヶ月丸々使って日本縦断してやろう。 社会人になって10年くらい経ち、とあるきっかけで勤めている会社を辞めた時、手元には1ヶ月分の有給休暇が残っていた。 元々凄まじいインドア人間なので、家にいることに何の苦痛も感じなかった自分が(コロナ期間中に旅行動画やサバイバル動画ばかり見ていたためか)沸々と「明日を気にしないで行きたいところに行きたい!」という思いを抱いたことはかなりの驚きだった。 とりあえず鹿児島行きの飛行機と一日分のホテルだけ予約を取り、あとはその時の気分

          仕事を辞めて日本縦断した話(プロローグ)