腸内フローラ界では、ふつうの子が鍵になる?
こんにちは。親子の腸内フローラ育成に力をいれている、ひびてん先生です。
善玉、悪玉。
こんな言葉、聞いたことがありますよね?
善玉菌・・・うん、なんか良さそう。乳酸菌やビフィズス菌が有名。
悪玉菌・・・うん、なんか悪そう。一部の大腸菌やウエルシュ菌など。
では、ふつうの菌は、ふつう菌?
いえ、日和見(ひよりみ)菌といいます。善玉でも悪玉でもない菌です。
最近では、悪玉菌にも役割があり、日和見菌の中にも良いことをするものもあったりして、このように分類しないこともあります。
善玉菌、日和見菌、悪玉菌の比率って、どれくらいだと思いますか?
今日も、いらすとやさんから、イラスト頂きました。
善玉:日和見:悪玉=2:7:1
が、理想だといわれています。
悪玉菌って、名前が悪いですが、ちゃんとタンパク質や脂肪を分解してくれています。
しかし、これも、バランスが大事。
善玉:日和見:悪玉=1:7:2にでもなったら、もう大変。。。
善玉菌、悪玉菌の役割の詳細は後日に回すとして、今日は普段あまりスポットライトを日和見菌について。
これ、ふつう菌と言わないところが、「うまいこと、名付けたなあ」という感じです。
日和見とは、ウィキペデアによると、
江戸時代頃の日本の天気観察のことであり、日和見主義とは、
「ある定まった考えに基づいて行動するのではなく、形勢を見て有利な側方に追従しよう」
という考え方のことです。
つまり、日和見菌は、
ぼーとした顔をして、普段はおとなしくしていますが、
でもよーく見てください。日和見菌は、7割もいる最大勢力です。言い方を変えれば、浮動票っていうやつです。
日和見菌のずるがしこい動きを、1分でわかる絵にしてみると、以下のようになります。
1.まずは、理想のバランスがこれ。
2.悪玉菌が増えると、日和見菌が悪玉に加勢し、悪玉連合軍に!
3.善玉菌が増えると、善玉に加勢し、善玉連合軍に!
ということは、ふつう菌(日和見菌)は、何もしない菌たちではなく、
環境さえ良くすれば、良い働きをする菌。
たちなのです。ちゃんと、才能は持っています。
その代わり、環境が悪いと、悪い子になりますが。。。
悪玉菌は、名前が悪いけどタンパク質や脂肪を分解してくれます。多すぎるとダメなのです。
では、よい環境にするには?
まず、大原則。バランスが重要。
日和見菌を味方につけるために、先に善玉菌をかわいがる。
次いで、日和見菌を褒めてあげる。
そして、悪玉菌が自分の役割を認識できる環境を整える。
ここでも、やっぱり多様性がポイントになるんですよね。
ん?子育てや教室運営も同じ?
また、次回以降に。