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【動画】おまたせ!夏の使者到着 石巻魚市場に10トン カツオ県内で初水揚げ

 県内トップを切って石巻魚市場に28日、巻き網漁の生鮮カツオ10トンが今季初水揚げされた。運搬船の第26惣宝丸=青森県八戸市=が入港し、本格的な夏漁の到来で市場は活気にあふれた。

 カツオは27日に八丈島近海で漁獲。初水揚げの時期としては例年より1週間早く、魚体は10キロ以上の特々大サイズが大半だった。脂の乗りは少ないが、身質は上々。同市場で10キロ以上のサイズが揚がるのは珍しいという。

巻き網カツオ初水揚げ (42) - コピー

10キロ以上の特々大が水揚げされ、市場をにぎわせた

 入札では特々大が1キロ500円前後、特大と大型が1千円ほどで取引され、例年通りの値段となった。惣宝丸の中山陽介船長は「ここ数年、カツオの漁獲が少ない状況が続いている。今年も探すのに苦労したが、例年よりも早く石巻に水揚げできた」と話していた。

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 同市場の佐々木茂樹社長も「本来は小売店で扱いやすい2~3キロが主流だが、今回は特々大が主。扱いにくさから価格低迷が懸念されたが、まずまずの結果になった。漁の出足は良く、今後の水揚げも期待できる」と豊漁を願った。

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 カツオ巻き網漁はこれから6―7月にかけて本格化し、盆ごろまで続く【渡邊裕紀】


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