おすすめ本Part.1
今回は、おすすめの本を一冊ご紹介したいと思います。
タイトルは「2030年 ジャック・アタリの未来予測」です。
この本は、タイトルのようにフランスの経済学者のジャック・アタリ氏が2030年までに起こるであろうことを予測している本です。
この本の中で、2030年まで何もしないままでいると未曽有の事態に直面する可能性を指摘されている。そしてその内の一つに、「大勢の人々が命を落とすまで治療法のわからない新型ウイルスが発生する」ということも含まれている。まさに、世界中で新型コロナウイルス感染症で苦し現状を暗示していると思う。
この書の中で、アタリ氏は、利他主義に基づいた行動をとることで、明るい未来に近づくと指摘している。
しかしながら、今回のコロナ禍では国家レベルから個人レベルまで各々が、利己主義に陥ってしまっている事態もある。
特に、国家レベルでは自国優先主義に陥り、米中対立が激化したり、EU内においても初動対応で支援を行えなかったり、アジアにおいても日中韓での連携が行えていないなど、利他主義になれていない部分が多いと思う。
確かに、防疫対策で各々の「扉」をしめるのは大切である。しかし、オンラインでつながることが容易である今、個人ベースで支えあっていくことが大切であると思う。そして、各国が利他主義的行動、つまり国際協調を実践していくことで新型コロナウイルス克服、そしてアフターコロナ対策を行っていく必要があると思う。
そして、この本には未来を明るくするために一人一人がとるべき行動、そして意識改革が書かれている。人々のモチベーションアップがない限り未来は明るくならないと思う。前の投稿でも触れたが、今こそ「グローカル」になる必要があるのだ。各々が孤立主義にならず、できるところから始めるためにも、その道しるべとして読むべき一冊と思う。
ぜひ、ご一読願いたい。
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