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『宗身の芸操』(SSS)

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他者や環境に対して特に何も思えない。これが唯我である。対峙できる対象がこれといって存在しえない状態を独尊という。

感慨が湧かない。
夏休みの白紙の読書感想文のような心境を明鏡止水という。
小学生の生命力みなぎる一瞬はあらゆる書物よりも優れているのだから、作文できる道理はない。

■言語は社会権力構造の人質論/言語それそのものが、社会権力構造から派生して誕生しているため、言語は必ず社会権力の代理者であり、かつ、権力構造への目配せが自動的に行われている、ということについて(ゆえに、言語的思考は不可能的であり、非言語的思考は神秘的である)

■言語は社会権力構造の人質論/言語それそのものが、社会権力構造から派生して誕生しているため、言語は必ず社会権力の代理者であり、かつ、権力構造への目配せが自動的に行われている、ということについて(ゆえに、言語的思考は不可能的であり、非言語的思考は神秘的である)

・言語は社会から貸与されたものであるときに、言語は常に社会構成のための代理者としての機能を果たし続けることになる(言語自体の構造主義論)

・その場合、このことが言語が常に社会構成に加担しなければならない、ひとつの社会の奴隷であることを意味する(意味というものそれ自体の構造主義論)

・ある真理ないし真実がある場合においても、言語は必ず社会構成に気を配り、その真理ないし真実が、社会構成を脅かす場合

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『宗身の芸操』(SSS)
認識は魔術的リアリズムでしかないのか。
構成がわかっても、発生は閉ざされている。方法がわかっても、根本は秘されている。
我々の発明の魔術性は、その源である宇宙の始りという摩訶不思議な暗黙のうちに保証されている。
不退転なるルールの奇異なる風との対談を収録