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<vol.38>石垣島のスーパーで買い物をしたら、沖縄ならではのカルチャーをたくさん感じられた話

旅行の楽しみのひとつが、その土地のスーパーで買い物をすること。

普段目にしない珍しい商品が並んでいるので、「これ、初めてみたー!」とワクワクします。

特に沖縄は、沖縄ならではの商品が豊富で、野菜や加工品、沖縄の食品メーカの商品など、沖縄以外では馴染みがないものが多い!

旅行のたびに訪れていて、今回の石垣島旅行でも沖縄ならではのものを探しに行ってきました。


まずは野菜コーナー

左からパパイヤ、ゴーヤ、へちま

気候が違うので、普段見かけない野菜がおいてあります。
最近は近所のスーパーでもゴーヤをよく見かけるようになりましたが、パパイヤやヘチマがあるのはやっぱり沖縄だなぁとしみじみ。

「沖縄は暖かいから、とれる野菜が違うんだよ~!」とか、「パパイヤしりしりにするのかな~!」、「へちまってどうやって食べるんだろう?」と子どもとの会話のネタにもなりました。

写真を撮り忘れましたが、石垣島はもやしが100円越えしていて、ちょっとお高め。
息子はあまり興味なさそうで、反応がありませんでしたが、
「なんで、もやし高いのかな~。運ぶのにお金かかるのかな?島で栽培している人少ないのかな?」と独り言のようにしゃべている母でした(笑)。

沖縄料理でお馴染みの商品も豊富

沖縄本島のスーパーでは沖縄そばがおいてありましたが、石垣島は八重山そば

定番の沖縄そばも、石垣島だと八重山そばがおいてあります。
沖縄そばよりも麺が少し細いのが八重山そば。

石垣島で沖縄そばを食べに行くと、ほとんどのお店のメニューも、沖縄そばではなく、八重山そばと書いてありますよ。

かための食感でずっしり重い島豆腐や、ほろっとやわらかいゆし豆腐。
これは常温のコーナーで、密閉されていない、作りたてのものがおかれています。

冷蔵コーナーには、密閉された島豆腐も数種類あり、ジーマーミー豆腐も普通に売られていました。

ランチョンミートもスパムとチューリップのものがたくさん!
普段行くスーパーは500円以上しますが、沖縄では300〜400円で買えるので、日常的に使えますね。

沖縄県外でほとんど見かけない、コーンビーフハッシュ(コンビーフと小さくカットされたポテトの加工品)は箱で売られていて、沖縄ではメジャーな商品だということがうかがえます。

じゅーしーの素(真ん中の段)、山羊汁(下段の中央)、中味汁(下段の左)

沖縄の炊き込みごはん『じゅーしー』もじゅーしーの素があれば、混ぜて炊くだけ。

そしてぜひ挑戦してもらいたいのが、山羊汁(やぎじる)。
ヤギの肉を骨ごと柔らかくなるまでじっくりと煮込んだスープで、匂いが強烈な沖縄の郷土料理。

私は苦手ですが…(笑)、
手軽に食べられるレトルトの商品があるので、一度試してみるのはいかがでしょうか。

そして、豚もつや干し椎茸、こんにゃくなどを煮込んだ中味汁(なかみじる)も、沖縄の郷土料理。
あっさりめの味で、旨味がよく出たスープがたまりません。
沖縄以外ではあまり目にすることがないので、お土産にしてもよさそう!

沖縄料理といえば、沖縄そばや、ゴーヤチャンプルーというイメージですが、
スーパーには、沖縄では一般的だけど、県外では見かけることがあまりない!という商品がたくさん。
こんな料理もあるんだ~!とワクワクしながら見ることができました。

ドリンクやお菓子も沖縄っぽい

普段見慣れているヤマザキやフジパンはあまりなく、沖縄はオキコパンの種類がズラリ!

石垣島の飲料メーカー「八重山ゲンキ乳業」のゲンキクール。
乳酸菌飲料のゲンキクールが有名ですが、牛乳やミルクティー、コーヒー牛乳などいろいろな種類がありました。

そして沖縄の牛乳パック、1ℓかと思いきやよく見ると946mlと不思議なサイズです。
ちなみに500mlサイズもなく、あるのは473ml入り。

これは昔、沖縄がアメリカ統治下にあった名残が今も残っていて、「リットル」ではなく「ガロン」という単位が使われていたからだそう。

コーヒーなど、牛乳以外の紙パック飲料も、946mlや473mlでした。

スーパーで歴史や文化を感じれるのも、興味深くて面白いですね。

泡盛をはじめとした、沖縄のお酒もたくさん!

オリオンビールも本土ではあまり見ることのできない、プレミアムやIPA、クラフトラガーなどがあったり、オリオンのチューハイも種類豊富にありました。

沖縄の十五夜は、まんまるのお月見団子じゃなかった!

スーパーに行ったのが、ちょうど十五夜の日だったのですが、
沖縄では月見団子ではなく、この『ふちゃぎ』というお餅をお供えするようで、店内の何ヵ所かに山盛りにおかれていました。

満月に見立てたまんまるの月見団子とは違い、ふちゃぎは楕円形のお餅に小豆がついています。

なかなか食べられる機会がなさそうなので、ホテルで食べる用に1パック購入。
お餅好きの息子、この旅行で一番がっついて食べていたのが、このふちゃぎでした(笑)。

もち米をついて作る、一般的なお餅とは違い、
沖縄のお餅はもち米を粉にしてから捏ねて作るので、伸びる感じはあまりなく、食感が団子っぽいのが特徴です。

沖縄は、健康や無病息災を祈って食べる『カーサムーチー』という月桃の葉に包まれたお餅(お餅に月桃の独特の香りがついておいしいですよ)があったりと、沖縄独特のお餅の文化があるのかな〜と感じました!


沖縄来てる〜!と感じさせてくれる沖縄のスーパー。
気候や食文化の違いについて、子どもと話すきっかけにもなりました!

観光客用に、お土産屋さんにあるようなお菓子を取り扱っているスーパーも多いので、空港やお土産屋さんで買うよりもお得にゲットできることも。

みなさんも、旅の予定に組み入れて、足を運んでみてくださいね。

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