<vol.42>正しく噛むって大切!小さいうちから育てたい噛む力
子どもが食事をするときに「よく噛まずに飲み込んでしまう」と感じている方も多いのではないでしょうか?
我が家の小一の息子も、よく噛まずに飲み込んでしまうタイプ。
「よく噛んで食べて!」と頻繁に注意してはいるものの全然治りません!
そういえば私も子どものころ、親から全く同じことを何度も言われていたけれど、結局よく噛まずに食べる習慣のまま、大人になってしまいました。
一度ついた習慣は直すのが大変。
子どもが離乳食の時期は、食べることの楽しさを覚えてほしいと思っていたので、「モグモグして食べようね〜」と声かけはしていたものの、
よく噛むことに関して、なんとなくいい加減にしていたなぁ、もう少しちゃんと正しい習慣を身につけさせてあげるべきだったなぁ…、
と反省している今日この頃であります。
”よく噛むこと” どんな効果がある?
”よく噛むこと”で食べ物の消化がしやすくなる、ということはなんとなくわかりますが、
他にはどんな効果があるのでしょうか?
噛むことの効果が覚えやすいよう、頭文字をとった『ひみこのはがいーぜ』という言葉があるのを知っていますか?
こちらを参考に、みていきましょう!
噛むことは、ただ食べ物を飲み込みやすくするだけではなく、がんの予防や体力向上にも繋がっているとは!
健康的な生活を送る上でとっても大切なんですね。
お口周りの発達にも影響する噛む力
『ひみこのはがいーぜ』の【こ:言葉の発音がはっきり】でもあるように、
よく噛むことで、口周りの筋肉が発達し、発音がはっきりとしていくのです。
口周りの筋肉が衰えていると”滑舌の悪さ”や”お口ポカン(口呼吸)”を招きやすくなってしまいます。
どちらも当てはまっている息子…。
保育園に通っていた頃、くちゃくちゃ食べ(口を閉じずに食べる)を何度注意しても治らないんです〜と先生にお話ししたことがありました。
すると、お口周りの筋肉がしっかりと発達できていない影響で、口呼吸になってしまっているのかも。
と教えていただきました。
滑舌の悪さや、お口ポカンは、お口周りの筋肉の発達と関係していたのか〜!
確かによく噛まずに食べてしまうなぁと、すごく納得できた出来事でした。
それからは、れんこんのおかずを増やしたり、魚はフライにしてみたりと、噛む回数が増えるメニューを意識するように。
改善は長い道のりそうですが、地道に続けていきたいと思っています。
歯並びや噛み合わせへの影響
よく噛むことで口周りの筋肉や顎が発達し、綺麗な歯並びや、噛み合わせが良くなると聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
よく噛むことと同じように、正しく噛むことも大切です。
柔らかい食べ物や、小さく切られたものばかり食べていると、
奥歯だけを使って食べてしまい、前歯を使う機会が減ってしまいます。
前歯を使うことは上顎の発達に影響するので、歯並びや噛み合わせなどに影響が出てきてしまうのですね。
なので、”前歯で噛み切らないと食べられない”食事が大切!
骨つき肉、とうもろこし、フランスパンや、野菜をスティック状に切るなど、奥歯だけでなく、前歯も使って食べるメニューを意識して出してみるといいですよ。
よく噛まずに食べる習慣がついてしまうと、直すのが本当に大変です!
噛むことは老後にも影響してくるので、小さいうちから、正しく噛むことを習慣にしていきたいですね。
普段から噛みごたえがあるもの、前歯を使って食べられるものを意識したごはん作りを心がけて、噛む習慣を身につけていきましょう!