#7 志賀直哉「城崎にて」から学ぶ生死感
こんにちは
学校が休校になってしまったのでブログを書いてみようと思います。
少し前に現代文の授業で扱っていた「城崎にて」。
名前だけでも知っている人が多いのでは?
この文章を通して感じた生死観について語ってみたいと思います
と、その前に城崎にてを知らない方は下のサイトのあらすじがわかりやすいのでおすすめです。
テーマ:生と死の関係性
私はこの物語を読むまで、生と死は反対にあることばだと思っていました。対義語みたいな感じ。(図一)生物には生きているか死んでいるかのどちらかしかない。半分生きてるとか、10%死んでるとかはあり得ない。っていう状態。
ただ何回か読んで意味を噛み砕いていくと、生きていることと死んでいることは逆の関係なのではなくてちょっとした壁の様なものが両者の間にはあって、簡単に移動できてしまうものなんだという考えに変わりました。
どこでそんな考えになったかと言うと、ヤモリが死んでしまうシーン。ヤモリを見つけた主人公が何となくヤモリを驚かせようと思って石を投げてみたら偶然石ころがヤモリに直撃してヤモリは死んでしまう。ここで重要なのは主人公は決してヤモリを殺そうと思って石を投げたのではなく、本当に「なんとなく」投げたということ。
いろんな偶然が重なってヤモリが死んだという事実だけがある。
これがミソ
伝わるかなー
うまく言語化できている自信がないのだけれど
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