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コラム:やらない言い訳をしないために

何かを始めようと決意することは年間何回あるだろうか。

成功者のエピソードを聞いたとき、自己啓発本を読んでいるとき、友人の成功を目の当たりにしたとき、自分の不出来に気付いたとき。

実践に関する記述によくあることを参考に、次に時間が取れるところにスケジュールを入れ、当日を迎える。しかし、実践されることはどの程度あるだろうか。

当日、スケジュールアラームが鳴り、数日前の意識高い自分が書いたスケジュール内容を確認する。

「意識高い系だな。こんなことやって何になるんだ。これをやって、何になるのか。いや、時間の無駄に終わる可能性のほうが高い。それに、家事が溜まっていたな。これを終えて、来週同じ時間でやった方がすっきりした気分で出来るに違いない。よし!今日はやらない!」

こんな調子で終わってしまうことが圧倒的に多いのではないだろうか。義務教育を終えているくらいの年になれば、この程度の言い訳は朝飯前なのだ。

ここで問題は大きく3つある。

1.すぐに実践していない

2.計画段階とその計画を確認した際、具体的な行動をイメージできていない

3.未来の自分に過大な期待する


1.すぐに実践していない

言い訳をしたくないのであれば、言い訳に不可欠なものを断てば良い。言い訳な不可欠なものは、時間である。

やると決めたところから、2秒もあれば、先に上げたような言い訳が止めどなく溢れて来てしまう。

やると決めたら、数秒でも良い、欲を言えば、最初に壁を感じるまで、やろうと思ったことをやってみると良い。

2.計画段階とその計画を確認した際、具体的な行動をイメージできていない

自分で時間に余裕があると認識しているタイミングで、スケジュールアラームを見る。ここに全く問題はない。

しかし、内容はと言えば、やる気満々で燦然と輝く文章だけが飛び込んでくる。いったい何をすればいいのか?この疑問に答えるより早く、言い訳が始まるのだ。

スケジュールに入れて未来の自分にパスするときは、最初にやってみて、何を壁と感じたかまでメモして渡す。その時が来て確認するときには、往々にして、壁と思っていたものは成長への階段に代わっている。

3.未来/現在の自分に過大な期待する

スケジュールに入れたからには、成果を出さなければならない。ここまでの期待をして書いたはずだ。これだけの時間を投入して、こんなことができるようになっていなければならない。

こんな思いが、自分を一歩も動けなくしている。

まずは1歩踏み出す。その方向性が、意識が高くなった時に決めたものでもいい。忙しい中で思いついたジャストアイデアでもいい。まずはやる。言い訳やその言い訳の整合性を取るために作り出したなんちゃってやらなければならないことよりは、優先度の高い課題に取り組むことになるからだ。

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