【2022年ベストバイ】小沢あやが今年買って良かったモノ
FASHIONSNAPのこの企画が、大好きなんですよ。
いろんな人の価値観や清水買いラインがわかって面白いんです。私もこのテンションで買ってよかったもの振り返りたい。「毎年欠かさずチェックしているブランドのひとつです」って言いたい。そんな気持ちが湧き上がってきたので、やります。おしゃれな顔をして、自作自演します。はい、やるよ!
Mame Kurogouchiのセットアップ
PEACESNAP(以下、P):小沢さんといえば、「限界母さんワンピース」のイメージですが、Mame Kurogouchiのかっちりしたセットアップをセレクトされたんですね。
小沢あや(以下、小沢):Mame Kurogouchiは、毎シーズン欠かさずチェックしているブランドのひとつです。スーツとは無縁の人生でしたが、昨年会社を立ち上げて「なにか社会人らしい服が欲しいな」と思ったんですよね。
小沢:もちろん、昨年長野県立美術館で開催された「Mame Kurogouchi展」にも行って。美術館の制服にもなっているこのジャケットがずっと欲しかったんです。昨シーズンも出ていたんですが、完売で手に入らず。今年は粘りました。
P:購入の決め手は?
小沢:Mame Kurogouchiを象徴する曲線のラインです。そしてジャケットもパンツもそれぞれ単品使いなら、日常的にも着られる。私は身長157cmなので、袖と丈をマイサイズにお直ししたのも愛着が湧いています。
GALERIE VIE ファインウールクルーネックプルオーバー
小沢:GALERIE VIEのニットは、毎年のように買い足す定番アイテムなんです。
P:2018年のベストバイにも、ファインウールタートルネックプルオーバーをあげられていましたね。
小沢:はい。あまりにも気に入って、これまでに6枚購入しています。毎年、微妙にニュアンスが異なるカラー展開で。自分が「これだ!」と思った当たり年は、複数買いするくらい。
小沢:もう少しお手頃なニットもいくつか試したのですが、結局ワンシーズンでヘタってしまうことが多くて……。でも、GALERIE VIEのニットは数年着倒してもへっちゃらなんです。愛される定番には理由があることを実感しました。
UNIQLOのヒートテックシームレスリブクルーネックT(極暖・長袖)
P:UNIQLOといえば、日本を代表するブランドです。
小沢:まさに。私もスケジュールが空くと、つい店舗を覗いてしまいますね。渋谷道玄坂店のような大型店はもちろんのこと、下北沢店や駅構内に入っているような小型店舗もあなどれません。売れ線のアイテムがぎゅっと詰まっていますから。
小沢:私、ヒートテックが本当に大好きで。「UNIQLOミルフィーユ」を実践しています。
P:「UNIQLOミルフィーユ」、初耳です。どんな着こなしですか?
小沢:勝手に名付けちゃいました(笑)。そのまま、UNIQLOのアイテムを重ね着するんですよ。まず、乾燥や汗冷えを防止するエアリズム。そして、薄手のヒートテックインナー。さらにヒートテックを重ねます。その上に前述のGALERIE VIEのニットを着ると、寒空の下を自転車で駆け抜けるときにも冷えません。
P:「超極暖」などの分厚いヒートテック1枚ではなく、重ねるのがポイントなんですね。
小沢:はい。仕事柄、出張がとても多いんです。ビジネスホテルの室内干しだと、「超極暖」だと一晩では乾きにくい。薄手のヒートテックを複数持っていけば、翌朝には着られます。ホテルの乾燥防止にも役立つんです。
P:なるほど。
小沢:さらに、東京住まいだと「超極暖」くらいの厚さのアイテムは思ったよりも活躍する期間が短い。ならば、春や秋にも使える薄手の方がいいんじゃないかな? と試してみたら、当たりでした。
資生堂エリクシール バランシング おしろいミルク C
小沢:きっちりメイクの日と、気を抜く日を分けるようになってから大活躍しているアイテムです。
P:これは、下地ですか?
小沢:乳液にもなる下地です。まさに、乳液くらいの軽いつけ心地なのに、SPF50+ ・ PA++++の紫外線防止効果があり、うっすら色がつく。シミやホクロまでは隠れませんが、すっぴんでも毛穴をうまく隠してくれます。
P:資生堂のシリーズでも、エリクシールはお手頃ですね。
小沢:私、エリクシールシリーズには絶大な信頼があるんです。プチプラからデパコスまで色々試してきましたが、アンダー2000円の中ではこれがダントツ。本当に、心の底からおすすめできるアイテムです。もう、6本目なんです。
クレ・ド・ポー ボーテ ル・フォンドゥタン
P:出ました、資生堂の最高峰ファンデーション。
小沢:完全に、清水買いです。
P:TIRTIRなど、プチプラの手堅いアイテムを愛用していた小沢さんにしては意外なセレクトです。
小沢:取材させていただいたタレントさんのお肌が、自然なのにパーン!と光っていて。あまりにも健康的で美しかったので、撮影の合間に思わず「ファンデーションとハイライトを教えてください!」と突撃してしまいました。やはりお高いのでしばらく様子見していたのですが、本当に買ってよかったです。
P:実際に使ってみた感想は。
小沢:これまでマット肌に仕上げるのがMY定番だったのですが、自然な艶っぽさが出るんです。薄づきなのでカバー力はあまりないのが正直なところですが、肌への重さをまったく感じません。少量でもよく伸びるので、1年くらいもちそうです。
P:コストパフォーマンス的には、意外と悪くない?
小沢:はい。マスクにもつきませんし、白いタートルネックニットを恐れずに着られるようになりました。本当におすすめのアイテムです。
sacworks サイドボード
P:ここで、インテリアアイテムが。国内の木材家具で人気のsacworksですね。
小沢:2021年末に、家を買いまして。もう入居から1年が経つのですが、インテリアは焦らず吟味しようと考えて、家がガラガラだったんです。そんなときに、木材の高騰などがあって。大幅な価格改定のアナウンスが出た時に、「いまだ!」と思って購入しました。
小沢:毎日、子どものLEGOの展示が催されています。毎朝、子どもなりにお気に入りを入れ替えているようで。リビングにはあまりモノを増やさず、視界はスッキリさせておきたい派なのですが、可愛らしいのでそのまま見守っています。
P:華奢な脚がポイントでしょうか。
小沢:はい。脚の細さと高さを吟味しました。ちょうどルンバもブラーバも通ることができ、なおかつコンセントに干渉しないベストな設計なんです。あまりにも気に入ったため、同じメーカーのAVボードも追加購入しました。
WAAK 昇降デスク
P:これも、インテリアアイテム。
小沢:はい。新居でのワークスペースを整えるべく、奮発したアイテムです。我が家はオーク材をメインにしているので、どうしても木目を揃えたくて。
P:リモートワークの影響もあって、デスクに投資する方も増えましたね。
小沢:はい。30代になり、やはり健康第一だなと実感していて。座りっぱなしは身体に負荷がかかると痛感し、爪先立ちをしながら作業しています。幅120cmを2つ繋げて設置。新聞など大きめの資料を広げられるよう、デスクの上は常にスッキリとさせるよう心がけていますね。
Bdk Parfums GRIS CHARNEL
小沢:フィグとサンダルウッドの香りが、大好きなんです。冬にはどうしても、重めの香りが欲しくて。甘すぎない、ジェンダーレスに使えるラインで探していたところ出会いました。
P:ニッチフレグランスと呼ばれる中でも、人気の香りです。
小沢:NOSE SHOPの店舗で一番気に入って「これだ!」と思ったら「銀色の月と船明かりに照らされた体が音楽のリズムと混ざり合う。夏の暑さが二人の男女を喧騒から連れ出し、翌朝のシーツが眠れぬ夜の香りを放つ」と、セクシーなポエムが添えられていて、驚きました(笑)。
P:(笑)。どんなシーンで使っていますか?
小沢:香り自体は強くはないのですが、時間が経過してもしっかり残るのが特徴。周囲に香りすぎないよう、足首につけたり、寝香水にしています。
BOTTEGA VENETA 三つ折りウォレット
小沢:なんとなく百貨店を歩いていたら、どこもお財布売り場が混んでいて。なんでだろう? と不思議に思っていたら、「2022年3月26日は一粒万倍日と天赦日と寅の日が重なる最強開運日」なんてことがわかって。思わず買ってしまいました。
P:小沢さん、小物はシルバーで統一されていますよね。
小沢:モノトーンやネイビーとも合うし、実は悪目立ちしなくて使いやすい色なんですよね。財布はもともと小さなものを選ぶようにしていて、ここ数年はキャッシュレスの波にのって、さらにコンパクトなものにしてみました。箔が剥がれるまで、大切に使おうと思います。どうしても傷がつきやすい素材ではあるので、ハンカチに包んで持ち歩いています。
おしゃれ業界人になった気分になれるので、楽しかった。好きなメディアの企画をオマージュして書いてみるの、おすすめです。
現場からは、以上です。
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