知らず知らずのうちに感応しあって生きている僕たち。
活元運動のレッスンで
強張っている人にカラダが緩む感覚を体験してもらう。
実際に目の前の方のカラダで
強張りが和らぎ
緩むベクトルに動き出すと
見ているぼくのカラダにも緩みが伝わってきて
ぼくのカラダにもあくびが現れてくる。
気の感応が起こってるわけ。
電車内だったり
講演会などで
誰かがあくびを出すと
釣られてあくびをしている人を見たことってあるでしょ?
気の感応が起こっているんです。
ブラックな職場の特徴として
私語がない
私語できない
という分かりやすい目安がある。
派遣社員でいくつかの職場見学をさせてもらったときに
室内に入るや否や
ここはヤバいぞ~と警報が鳴るくらい
真っ黒な気配の会社ってある。
整体指導室でも黒い場所もあるもんね。
機嫌がいい人間がひとりもいない場所。
人間が黒いか白いかって
良い悪いではなく
単純に気分がいいと白くて
気分が悪いと黒いんだよと
ヒーラーの笠原さんに見せてもらった。
人間は知らず知らずのうちに感応してしまう生き物なので
自分を機嫌がいいひとがいる「場」に置くって
とっても大事。
常に機嫌が悪い管理職がいるコールセンターでは
その不機嫌な女と関わった人は軒並み壊れていた。
そのレベルの人間が同じ空間にいると
不機嫌に感応してしまうから
知らず知らずのうちに緊張してしまう。
電車に乗った瞬間に
ヤバいかもと
緊張が走ったことはない?
ぼくは何度か経験したことがある。
仕事が終わって
東京メトロ千代田線に乗り込んだ瞬間
車内の異様な張り詰めた空気を感じた。
原因はすぐに分かった。
日焼けサロンで黒々と肌を焼いた60代の男が
蛍光色の黄緑のビキニ水着を着て座席に座っていたの。
眼光がらんらんと光って
表情がいっちゃっていた。
夜の帰宅ラッシュの車内で
いつもなら仕事の疲れでカラダを緩めて
寝ているひとが多いはずの車内で
誰一人として眠っていなかった笑
そりゃ緩まないって(>_<)
ビキニのおじさんに感応しちゃってるんだから。
バイトの勤務中に発熱しだした日があった。
奇しくもその夜は楽しみにしていたお台場Zepp Tokyoでのアジカンのライブ。
座席はなくオールスタンディング。
観客がステージに押しかけ過ぎないように
2Mくらいの間隔で鉄のバーが設けられていた。
ぼくが陣取ったのはステージ中央の
2列目のバー。
ステージまで5Mくらいのベストポジション。
開演までの30分。
ライブを満喫するため体調を整えようと
自分の背骨に気を通す脊椎行気を行ってみた。
驚いたことに普段の道場などで行う脊椎行気よりも
遥かに気が通るの。
自分の大好きなアーティストのライブ前だから
Zepp Tokyoにいる人はみんな喜びで沸き返っている。
自発的な要求に従って参加している人間が大多数の「場」に
そのときのぼくはいた。
しかも観客のメインは20代だったしね。
みんなのエネルギーが湧きかえっている中で
脊椎行気を行っていたものだから
周りの元気に感応していたというわけ。
背骨に気を通して呼吸していたら
途中でものすごい汗が噴き出してきて
風邪を経過させることが出来ちゃった。
だから開演時にはめっちゃ元気になってしまっていた。
ライブ中はモッシュが起こって激しい観客と化していたけれど
誰にもステージ中央のポジションを奪われることなく
ご機嫌でライブを終えられた。
喜びで沸き立っている場に身を置いた結果の出来事でした。
ぼくらは知らず知らずのうちに感応している生き物。
だからこそどんな「場」に自分を置くのかはとっても大切になる。
※あわせて読むといい記事
※沸き立っている客席って、こんな感じ