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ありがたく受け取った発熱の効用。

カラダとの向き合い方でとっても大切なことが

発熱との向き合い方になります。


ぼく自身が野口整体に出会う前は

発熱しだすと、

ヤバい!風邪ひいちゃった!

って、怯えや受け身の気持ちになっていた。

親が持っている観念や、社会の常識とされる観念を身に付けていたので

当然の反応をしていた。

今のぼくに言わせると、カラダとの対話をしていない無知で鈍い人間が持っている観念。

1000年前の人間と同じレベルの無知そのものでしかない。




あまりに背骨が硬張ってしまっていたり

難病を抱えていたり

慢性的な不調を抱えているカラダは

ホメオスタシスが働いていない。


異常や疲労があれば、異常を感じとって元に回復しようとする働き。

それが生体恒常性=ホメオスタシス

この働きが、よく言われている風邪であり、発熱になる。

整体というのは、異常があれば速やかに風邪がひけるカラダ。

だから心身の不調がある人が整体指導後に風邪がひけたのであれば

ホメオスタシスを再起動させえた良い整体指導が行われたと言える。


整体指導者として活動しだして心身の不調を抱えている人に触れる機会が多く持てるようになった。

ホメオスタシスが動けるようにお節介をして

大きな反応が起こった人は如実に背骨の弾力が回復している。

頭痛が起こったり

発熱したり

皮膚からの排泄をしたり

様々な反応があるなかでも

39℃以上の高熱はもっとも背骨の弾力を回復してくれる反応になる。


だから背骨の弾力を失っていて自力で発熱が出せないのであれば

インフルエンザやコロナの力で出せた発熱であっても利用したい。

発熱を起こしているのはウイルスの力じゃなくて

カラダの力が起こしているのだから。

発熱を起こしている力は免疫の力そのもの。

発熱のきっかけがウイルスであっても、発熱の効用には変わりがない。


今のご時世なので発熱との向き合い方は自己判断になりますが

ウイルスきっかけの発熱であっても出来れば

薬などで熱を下げずに免疫としての発熱の効用を利用して欲しい。

整体指導を受けてくださった方には、そのようにお伝えさせていただいている。

そんな自分自身がどうやらインフルエンザに罹ったみたい。


最初はバイクに乗っていてお腹に違和感を感じてカラダを冷やした影響だと思っていた。

翌日、出勤前にもカラダの変調を感じたので冷えの影響を取り除こうと足湯をした。

ところが整体指導中に鼻水が止まらなくなってしまった。

しかも、指先が温かくならない。

途中で発熱しているのが分かったので予約の方々に連絡をいれた。

キャンセルされるかなとの予想は外れて、みなさん来室された。

みなさんマスクをして、ぼくもマスクをしての整体指導となった。


結局、その日ぼくの指先が温かくなることは無かった。

整体指導をしていて初めての体験。

その夜、38.5℃になり頭痛と喉の違和感。

ちょうど数日前にインフルエンザの人との接触があった。

また電車内でも急激に咳をしている人が増えてもいた。



けれども与えられた38.5℃の発熱は目の手術後、初めての発熱だった。

生じた頭痛は面白いことに目の横の頬骨と後頭部が痛くなっていた。

ぼくの記憶では発熱で頬骨が痛くなったのは初めてだった。


始めは頭痛、痛いなあ~って普通に受け止めていたんだけど

そのうちに目の違和感が和らいでいることに気づいた。

発熱が手術によってダメージを受けた部位を癒そうとしてくれていた。

痛みを感じている部位が緩むように自分でも働きかけて

頭痛や発熱が経過してくれるのを待った。

ありがたくインフルエンザがもたらしてくれた発熱の効用を享受させてもらいました。



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