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ひと山超えて、一山歩いて〜diary week11

2024/10/21 Mon
お産の体験集を作ろうという企画もいよいよ大詰め。校了の前に、編集メンバー以外の人に、無自覚に多様な経験をしている人を傷つけていないかを見てもらおうということになり、助産師をしている友人に依頼した。出産の話題は、近年とても話しにくくなっている。傷ついている人がたくさんいるから。子どもを望んでいてもできない、不妊治療で身体的にも精神的にもとっても疲弊した、妊娠してから体調が思うようにいかない、自然に産みたかったけど叶わなかった、望んで無痛分娩を選んだんだけどなぜか後ろめたい気がする、そもそも産まなきゃいけないの?などなど。幸せな体験もまた、口づてに語り継ぐことが容易でない。そんな中、私たちの体験集は、助産師さんと産むという体験の豊かさにフォーカスを当てたもの。やはり、少し配慮が足りないように思うと指摘をもらって、私が担当した『おわりに』の文章を大幅に書き換えることにした。入稿予定日の4日前のこと。
冊子全体の中の『おわりに』パートが持つ役割を意識しながら、自分とは異なる体験を持つ人の視点を意識しながら。短時間で書き換える、しかも繊細な配慮を差し込みながらなんて、私の力量でできるか不安だったけど、やった方がいいということが見えた以上、やらないわけにはいかない。まずは、荒く書き出して、メンバーの助言を得て推敲していく。くー!楽しいぜ!(ちょっと強がり笑)

10/22 Tue
この日は、子どもの居場所関連の必要物品の買い出しへ。今年はありがたいことに、市の助成金を頂けたので、メンバーと相談して漫画を買い足したり、時計や収納用のケースなどの細々したもの、11月に予定している漆喰塗りWSに必要な備品を探しに行った。お手頃な漆喰塗り用のコテを見つけられなくて、思いがけず苦労する。実際に物事を動かしていくと、予想していなかったようなことがやはり起こる。でも、その問題にどう対処して、事後でもいいから、その問題がなぜ起こったのか、自分に何が足りなかったのか、どうすれば良かったのかを考えて、学んでいこうと、この居場所づくりに踏み出す時に心に決めたんだった。WSの開催も、居場所づくりも、私にとっては初めてのことだらけ。だから、最初は上手くはできないだろうけど、でも経験を積み重ねていこうと思う。
帰ってきて、仕入れた漫画『アオハライド』(咲坂伊緒,2011~2015年)を一番乗りで楽しむ。恋愛もの、なんだか久しぶりで、読み始めると止められずに13巻一気読み。いい作品!!

10/24 Thu
今朝、無事にお産の体験集を入稿。昨日、他のメンバーが最終の校正をしてくれて、やっぱり違う目で見てみると、まだ間違いや甘い所があって。ありがたいけど、私はもう散々見たので信頼してお任せする。そして無事。
お疲れーっした!チャット上で互いの頑張りをねぎらい合う。朝からカンパーイ!ってな気分。
無事の入稿を確認したら、晴天のうちにと庭の草刈り、草刈り、ようやっと半分完了。11月から居場所として開放する庭なので、遊ぶ子どもたちに危険がない程度に、でも秋の小さな雑草は残しつつ。もう半日あれば終えられそうと、ある程度目処がつき少しホッとする。後は、剪定した枝を片したり、踏まれたら困る花をロープで囲ったり、板間のWAXがけもしたい。やることはまだたくさん。整ってきた本棚や居場所スペースを眺めながら、この場所でのこれからの時間が楽しみでならない。そのためにも、今は準備を1つずつ進めていく。

10/25 Fri
この日は子どもの居場所づくりの取り組みの、夏季活動場所をGETすべく、プレゼンに挑む。
今のうちの庭、夏は草に覆われ、蚊が群がり、居場所スペースに冷房もないので、ちょっと無理だなとクローズしている。その間、貸していただける場所がないかと探していた所、同じ小学校区の隣町で空き家を活用して町おこしをというプロジェクトが始まったと耳にした。公募で候補者を選定すると募集要綱が出たので、ダメ元で応募した所、公開プレゼンに参加できることに。他の3組の候補者さんと挑むプレゼン。くじで順番を決める、私はラスト。控え室で、順番が来るのを待つ。私たちの希望は一部利用なので、もし選定されたらこの3組の中のどなたかと場所を共有することになる。互いを知っておけるいい機会と、待ち時間を利用してコミュニケーションを図る。駅前でネイルサロンをしているというお姉さんと、障害者が働けるカフェがやりたい青年と、退職後に珈琲の焙煎を勉強し開業を目指す地元の方。皆それぞれに夢を持ちながら、一生懸命に自分の人生を作っていることにじーんとしながら。
長い待ち時間を経て、緊張のプレゼン。でも、最初の数分を超えると落ち着いてくることにも気付く。何事も経験。反応は薄いながら、プレゼンを見つめる視線から、私たちの取り組みに興味を抱いて下さったことは感じて。
後は結果を待つ。

10/27 Sun
この日は友達家族と4組で山歩き。甲賀にある飯道山(664m)へ。江戸時代には甲賀忍者の修行の地でもあったらしい。まずは中腹の神社を目指して登っていく。心地よい気候、登山道も歩きやすく、最年少5歳児2人の足取りも軽い。登り道が続き、程よく汗をかき、40分ほどで神社に到着。
そこから忍者の修行道へ。子どもたち、斜面の細道をつたい、大岩の割れ目をくぐり抜け、鎖を頼りに大岩に登り、上から絶景を眺める。気分はすっかり忍者丸。ゴール地点は琵琶湖方向の山並みと甲賀の田園風景を臨む絶景、そこでお昼ご飯に。さらに山頂を目指して歩き、無事到達!
長男・次男が大好きな友人お母さんも一緒だったもんだから、道中ずーーっと恋愛話したり、しりとりしたり、人生語ってみたりとしゃべってる。子どもたち曰く、同じ目線に立って話してくれるのが面白いそう。私にはない力、楽しみながら子どもたちと関わってくれることに感謝を伝えつつ。彼女は今、高校の先生を目指して大学に通う。本当に先生になるのに、ぴったりの人、心から応援してる。
末娘も仲良しの男の子と、休憩してはおやつ交換して、剣に見立てた棒を持ってすたたと走ったり、高い岩に登って飛び降りたりと、弱音吐くのも忘れて、忍者になり切ってる。ゆっくり夕方まで山時間を楽しんで、帰りに、スーパー銭湯&晩ごはんして、満喫の1日。


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