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NHKドラマ 伝説のお母さん

今クール、唯一見始めた地上波ドラマ。フォローしているライターさんのツイートで知りました。

「まおうがふっかつした。
しかしほいくしょが
あいていない!」

(↑毎回冒頭はこれで始まる。切実だけど笑えます。)

魔王が復活したため討伐に行きたいが保育所の空きがなく、
かつて伝説のパーティーにいた魔法使いメイ(今は0歳児のママ)が冒険に行けない。

まさに現代社会のワーママ世帯が直面しがちなひとコマからスタートする、
ドラクエ風に演出された社会派ドラマです。

待機児童問題や少子化問題をはじめ、「育児家事は基本女性がやるべき」「結婚したらこどもを産むべき」「子どもは母親と居るのが一番」のような社会にはびこる“思い込み問題”など
普通に扱うとシリアスになりがちなテーマが全て冒険ワード及びシチュエーションに置き換えられている様が見事。

ツイートに気づいた時にはすでに何話か終わってしまっていたので
これはいよいよNHKオンデマンドに手を出す日が来たか…
と思っていた矢先、1話〜4話までまとめて放送!の吉報が。

すかさず録画していっき見しました。

具体的に言いすぎるとネタバレになるので印象的だったシーンを一個だけ。

パーティーのリーダーである勇者マサムネも実は小さなこどもを持つパパで

冒険しながら17時に一時帰宅して保育園にお迎えに行く約束だったのに
ちょうどその時間敵にやられて一時的に死んでいたので迎えに行けず

代わりに保育園に呼び出された妻がマサムネの滞在先の宿まで怒って乗り込んできて

「仕事は大事だけどお迎えは行こうよ?」と半分泣きながら訴える

のような共働き世帯なら共感できすぎるエピソードがオンパレードであります。

その全部が冒険という有り得ない設定の中で描かれるので
見ていて嫌な気分にならずに済むんですよね。

例えば登場人物たちの衣装もこの「嫌な気分にならずに」見ていられる大きな要因。

冒険に行きそうな服装・装備の人たちが子育てにまつわる問題に直面していて、テレビのこちら側にいる現実社会の自分たちと同じように悩んでいる状況が笑えてくるのですよね。今までにあまり無かった手法なので、見ていて新鮮。

第5話まで終了した時点で、まだ前田敦子演じる魔法使いのメイは赤子を連れて冒険に出かけており、いわば子連れ出勤状態のまま。危険w

今後どうなっていくのか、楽しみです!

【本日は999文字。3ツイート分、達成◎】
(むしろ長かった・・・)


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