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京都へ行こう❣【258】

今回は、京都市美術館開館90周年記念展
『村上隆 もののけ 京都』です。
京セラ美術館内の日本庭園には、村上隆氏と
ルイ・ヴィトンがコラボレーションした約13mの巨大彫刻作品が登場しています。

『お花の親子』

2020年

晴れてたら良かったんですけど、梅雨直前に
滑り込みで行きました。(6月20日撮影)
入場料は、大人2200円。
企業版ふるさと納税を通じた寄付により、京都市内に在住(通学)する学生は入場料が無料となっています。いいなぁ!何度でも見れて。
(村上隆 もののけ 京都は、9月1日まで)

吽像

2014年

阿像

2014年

『阿吽像』と日本庭園にある『お花の親子』は、チケットがなくても見る事が出来ます。
お花の親子には『復活への祈りと象徴』というコンセプトがあり、長く愛されています。
今回の展示でも、たくさんの『お花』が登場します✧*。

壁面のアップ

今回の展示会場は、日本庭園から一番近い
【新館 東山キューブ】でした。

『大仏オーバル』

2011年

『洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip』

2023-2024年

全長13mにもおよぶ『洛中洛外図 』がお出迎えしてくれました。
江戸時代に京都を中心に活躍した岩佐又兵衛の
代表作『洛中洛外図屏風(舟木本)』を村上氏がオマージュした新作です。

かつての京都の街並みや人々の暮らしぶりなど様々なシーンが描かれています。
通路が狭く作品全体を撮影出来なかったので、
村上氏の『お花』や『風神』などが登場している場面を切り取ってみました。

よ〜く見ると無数のドクロが描かれています。

『琳派のお花と抽象的図像』

2023-2024年

こちらは、尾形光琳をオマージュした新作。
尾形光琳は、江戸時代中期に活躍した絵師で、
伝統的な大和絵に、斬新で大胆な構図や色彩を取り入れています。

『京都 光琳 もののけフラワー』

2023-2024年

カラフルな『もののけフラワー』が描かれていて、遠くからでもパッと目を引く作品です。
どうやら私は、丸い形が好きみたい(*´艸`*)♡

『尾形光琳の花』

2023-2024年

言い訳ペインティング

お時間のある方は、アップにして読んでみて下さい。作品の中にある『隠れドクロ』の裏話も書かれています。

『青龍 京都』

2023-2024年

【四神】『青龍・白虎・朱雀・玄武』の神獣に護られ理想の地とされた平安京を独自に解釈。
神獣をモチーフにした新作の中から『青龍』を今回のトップ写真にしています。

東を護る青い龍

私のチェックポイントである龍の爪は5本。
『とんがりコーン』を指にはめたような特徴的な爪は、カラフルなネイルをしているみたい。
令和の『青龍』はオシャレです(*´艸`*)♡

『スカルディスク BLACK』

2015年

しれっと壁も絨毯もドクロ柄。
グッズの『ハンドタオルドクロ』は1760円で
販売されていました。

斜めから見ると、立体感が伝わるかな?

『竜頭Gold』

2015年

四神の中央には鐘楼『六角螺旋堂』がそびえ、
真っ暗な中『竜頭Gold』だけが輝いています。

『玄武 京都』

2023-2024年
北を護る尻尾がヘビの亀

『白虎 京都』

2023-2024年

『白虎』の中にしれっと『黒虎』が紛れています。作品の中に『虎』が何頭描かれているのか数えたくなります(笑)

西を護る白い虎

『朱雀 京都』

2023-2024年
南を護る伝説の鳥

この世界観(独創的な雰囲気やコンセプト)をぜひ会場で感じてみて下さい❣

『レインボー』

2023-2024年

『Superflat 2024』

2023-2024年

『727の誕生』

2023-2024年

727という数字の由来と作者の共通点などが、
吹き出しの部分に書かれています。

『772772』

2015年

『And Then 2024』

2023-2024年

『DOB創世記』

2023-2024年

『不思議の森のDOBくん』

1999年

DOBくんというのは、1994年に登場した村上氏の代表的なキャラクター。
私は今回初めて知りました🔰

『カイカイキキの誕生』

2023-2024年

『作品が未完成』だとコメントされています。
未完成のまま展示しなければいけなくなった
気持ちを、割り切れない数字『素数』を使い、絵の表面に配置。

『カイカイキキ』

全部アップで載せたらしつこくなりそうなので、一番奥の作品だけをご紹介♡

『ムラカミパンダの親子』

2023-2024年

『鮮血を捧げよ』

2019年

カラフルなドクロだらけの作品。
アップの方が見やすいかも!

『雷神図』

2023-2024年

『風神雷神図』といえば、俵屋宗達や尾形光琳をはじめ、何人もの画家が描いていますが、
村上氏の『雷神図』には衝撃を受けました!
『アホの坂田』の愛称で親しまれていた吉本の坂田利夫さんにそっくりすぎる(笑)

『風神図』

2023-2024年

このゆる〜い風神雷神図は、京阪『三条駅』でも見る事が出来ます。(PRパネル)

『雲竜赤変図』

2010年

国内初公開✧*。
全長18mにもおよぶ超大作は、江戸時代中期に活躍した絵師・蘇我蕭白(そがしょうはく)の『雲龍図』をオマージュしています。

『誰それ?どんな雲龍図?』と思って調べたら、奇跡的に見た事がありました!

蘇我蕭白『雲龍図』
※画像はお借りしました

本物はボストン美術館に収蔵されていますが、京都の『天龍寺』にレプリカがあり、期間限定で公開されていました。

辻惟雄先生に『あなた、たまには自分で描いたらどうなの?』と嫌味を言われて腹が立って
自分で描いたバージョンらしい(笑)

私のチェックポイントである龍の爪は4本。
赤い竜もカッコいい♡⤴︎⤴︎

『金色の空の夏のお花畑』

2023-2024年

こちらのお花畑も、京阪『三条駅』で見る事が出来ます。(PRパネル)

『ライオンと村上隆』

2023-2024年

色んなキャラクターが詰め込まれた新作✧*。
ゆっくり見直したいと思って、部分的に切り取って撮影してきました。

作者は『村上作品の幕の内弁当のようなゴテゴテに盛った唐獅子図』と表現しています。

『見返り、来迎図』

2016年

色の塗り方が気になり、部分的にアップで撮影しました。

『Murakami Flowers Collectible
Trading Card 2023』

2023-2024年

これは気になっていた作品の一つ。
全体のグラデーションも綺麗✧*。

スポーツやお出かけ、ドクロバージョンなど
どのお花も可愛い♡⤴︎⤴︎
ラーメンやピザ、からあげにビール、お寿司、ハンバーガー、エビ天うどんなどの食べっぷりにも注目です(笑)

『慧可断臂(えかだんぴ)
心、張り裂けんばかりに師を慕い、
故に我が腕を献上致します』

2007年

『五山送り火』

2023-2024年

『2020十三代目市川團十郎白猿    襲名十八番』

2020年

展示会のラストに相応しい迫力のある作品。

『京都の舞妓さん アニメ風』

2023-2024年

いかがでしたか?
今回の鑑賞時間は1時間20分ぐらい。
この展示会のために描き下ろした大作が多く、見応えがありました。
現在、来場者は25万人を突破✧*。
9月1日までなので、まだまだ増えるはず。
気になる方は、ぜひ京セラ美術館までお出かけ下さい。

最後までお読み下さりありがとうございます❣