京都へ行こう❣【109】
今回は、大徳寺の塔頭『興臨院』に行って
来ました。
豊臣秀吉の五大老を務めた前田利家ゆかりの
お寺です。通常非公開ですが、現在特別公開をしています。期間は12月15日まで。
表門【重要文化財】
大徳寺の中で一番古い門で、『興臨院の古門』と称される室町時代の建造物です。
参道と前庭
庫裏
こちらから入って受付をします。
拝観料は600円。
唐門【重要文化財】
唐門は方丈の入口となる門で、参道の突き当りにあります。
方丈【重要文化財】
低い屋根が特徴的で、響き天井になっています。←手をたたくと音が綺麗に響きます。
方丈前庭
『昭和の小堀遠州』とも呼ばれた『中根金作』が桃山風の荘厳な石組みで復元したのが、
『蓬莱の世界』を表しているこの枯山水庭園
です。
白砂の中に絶妙に配置された石組みと木々。
中央には二つの大きな石があり、その間には
石橋がかかっています。
この石橋は、中国の天台山の国清寺の橋を模しています。
今回は、こちらの花頭窓とお庭をトップ写真にしています。
花頭窓
禅寺のお寺らしく『花頭窓』からお庭を眺める事が出来ます。
波型の連子窓
こちらの窓は、禅宗の建築様式のひとつです。
方丈西庭
方丈前庭とは雰囲気が異なる苔のお庭。
方丈北庭
突き当りに茶室『涵虚亭(かんきょてい)』があります。秋の紅葉が楽しみなお庭です。
方丈東庭
縁側寄りの大きな石は沓脱石(くつぬぎいし)です。
茶室『涵虚亭(かんきょてい)』
茶室は、中国の北宋の政治家で詩人の蘇東坡(そとうば)の詩より名付けられました。
『涵(かん)』は『内容が豊かである』、
『虚(きょ)』は『中身がなく虚しい』という
相反する意味があります。
茶室前のつくばい
チラッとだけ木のリフレクション✧*。
大徳寺山内図
この山内図を見て頂いたら分かるように、
大徳寺にはたくさんの塔頭寺院があります。
今回訪れた『興臨院』の他に、狩野永徳の
【国宝】障壁画が里帰りしている『聚光院』や『総見院』『黄梅院』などの寺院がこの秋に
特別公開をしています。
【アクセス】
京阪『出町柳駅』前から1番の市バスに乗り
『大徳寺前』で下車。
いかがでしたか?
平日に訪れたので『方丈庭園』を貸し切り状態でゆっくり眺める事が出来ました。
サツキの咲く季節にも訪れてみたい素敵なお寺です。
最後までお読み下さりありがとうございます❣️
次回も大徳寺のどこかです。お楽しみに♡♡♡