世界初の陶板名画美術館【大塚国際美術館】①
今回は高校時代の友人と、徳島県鳴門市にある『大塚国際美術館』に行って来ました。
『米津玄師さんが紅白歌合戦で歌った場所』としても有名な陶板名画の美術館。
館内には世界26カ国1000点以上もの名画が並んでいます。
駐車場からは、美術館専用の無料シャトルバスが随時運行しています。
入口から長さ41mのエスカレーターに乗り、
【B3】にある『システィーナ・ホール』から
見学スタート。
美術館に到着したのが12時40分。途中で一度
カフェに集合する事だけを決めて、自由に見てまわります。
最後の審判
京都の『陶板名画の庭』で、ほぼ原寸大の
『最後の審判』を見た事がありますが、天井画と一緒に見ると圧巻✧*。
システィーナ礼拝堂 天井画および壁画【環境展示】
今回のトップ写真は、米津玄師さんが歌った『システィーナ礼拝堂』です。
ミケランジェロは、天井画を30代に約4年半、壁画を60代に約5年かけてほぼ1人で完成させ、『神のごときミケランジェロ』と賞賛されています。
デルフォイの巫女(部分)
『システィーナ礼拝堂』の天井画のアーチ部分に描かれている『5人の巫女』のなかで、最も若く美しい女性とされています。
2010年には、将棋の王将戦も行われています。
カフェ フィンセント(B3)
ゴッホの『ひまわり』をイメージしたカフェ。
この日は2時からの営業でした。
システィーナ・ホールの向かい側にあります。
エル・グレコの祭壇衝立復元
【環境展示】
ナポレオン戦争で破壊された幻の祭壇画を復元しています。
オルガス伯爵の埋葬
古都トレドを愛したエル・グレコの最高傑作のひとつ。亡き者の埋葬とその魂の昇天を、上下二分の構成で表現。
聖マルタン聖堂 壁画
【環境展示】
教会の内部は、黄色・赤・白を基調とした色彩の壁画で、イエス・キリストの生涯を描いています。
聖ニコラオス・オルファノス聖堂
【環境展示】
聖ニコラオスは、サンタクロースの起源となっている人物だというパネルがありました。
壁にはフレスコ画がびっしり描かれています。
秘儀の間 【環境展示】
ポンペイ遺跡にある『秘儀の間』は、
ポンペイ・レッドが鮮やかです✧*。
鳥占い師の墓 【環境展示】
貝殻のヴィーナス
【環境展示】
【陶板紹介コーナー】にあった作品
『風神』
『風神雷神図』は、7人もの画家が描いているんですね。あ!『もののけ京都』の村上隆氏を入れたら8人に。
『ジャポネズリー : おいらん』
私は『ゴッホアライブ』に行って、この作品を知りました。
『タンギー爺さんの肖像』
『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』
『火焔土器(かえんどき)』
友人が鼻息荒く『凄いの見つけた!』と教えてくれたのが、この火焔土器。
本物は【重要文化財】に指定されています。
3D計測による『複製の土器』なので、触る事が出来ます。私は両手で持ち上げてみました。
『キトラ古墳壁画』
『秋冬山水図』(冬景)
『キトラ古墳壁画』や雪舟の『秋冬山水図』は【国宝】の複製品。
ここまでが紹介コーナーの作品(抜粋)です。
アレクサンダー・モザイク
パリの女
ナイル・モザイク
スクロヴェーニ礼拝堂
【環境展示】
『西洋絵画の父』と称されるジョットが手掛けたフレスコ画に感動(*´艸`*)♡
鮮やかなブルーの天井と金色の星々が美しい
荘厳な礼拝堂。
スクロヴェーニ礼拝堂 壁画
壁面にも注目です。
描かれているのは、怒りや悲しみをあらわにした人々の物語。
ジョットは、それまでの様式的で平面的にしか描かれなかった絵画に『感情表現』を盛り込み、イタリア・ルネサンスの扉を開きました。
スクロヴェーニ礼拝堂は、2021年7月24日に
【世界文化遺産】に登録されています。
『わが唯一の望みの』
(『一角獣を従えた貴婦人』より)
ギャラリーの風景
【B3】の古代・中世のエリアは、ここまで。
パンフレットをしっかり見ていなかったので、『聖テオドール聖堂』を見忘れていました💦
【B3】には【環境展示】が多く見られます。【環境展示】とは、古代遺跡や教会などの壁画を環境空間ごとそのまま再現した立体展示で、
『海外の臨場感』を味わうことが出来ます。
【B2】は、ルネサンス・バロックのエリアに
なります。
フォトスポット
2人組の年配の女性をお撮りしたら、お返しで私も撮られるはめに(*´艸`*)
軽くお断りしたのに、記念だからと。
自由行動中の為、お一人様写しとなりました。
受胎告知
左側が受胎告知に降臨した天使ガブリエルで、
右側の女性が聖母マリア。
イタリアにあるウフィッツィ美術館で、本物を見た事があります。
聖体の論議
一場面に、天界と地上の両方を描いています。
聖母被昇天
ヴィーナスの誕生
芸術のほとんどがキリスト教関連だった
ルネサンス期のイタリアでは、『古代神話』をモチーフにした『ヴィーナスの誕生』は、
革新的な存在でした。
こちらも、ウフィッツィ美術館で、本物を見た事があります。
春(ラ・プリマヴェーラ)
こちらもウフィッツィ美術館にある目玉作品。
『春(ラ・プリマヴェーラ)』が制作された1480年代のイタリアでは、結婚のお祝いに絵画をプレゼントする習慣があり、結婚のお祝いとして制作されたと考えられています。
バベルの塔
最後の晩餐(修復後)
ちょうど展示室を巡りながら作品を案内する
ガイドツアーの方が説明をされていました。
修道院の食堂の壁画として制作された大作ですが、劣化が激しく約20年かけて修復。
『修復前』と『修復後』を見比べると、イエスキリストの口が開いていたことが確認されています。
モナ・リザ
圧倒的なオーラがありました!
額縁も立派です✧*。
美しさと価値を兼ね備えた『モナ・リザ』は、盗難や破壊行為などさまざまな危機にさらされた歴史があります。
ヘントの祭壇画
『キリスト教界でもっとも美しい作品』と称されるファン・フェイク兄弟による祭壇画です。
【B2】(地下2階)からも、ミケランジェロの
『システィーナ礼拝堂天井画および壁画』を見る事が出来ます。
こちらを背景に写真を撮られている方も多く、フォトスポットになっていました。
キリスト昇架
真珠の耳飾りの少女
(青いターバンの少女)
『真珠の耳飾りの少女』のように変身できる
額縁のフォトスポットがあります。
モネの大睡蓮
【環境展示】
楕円形の壁一面が作品になっています。
作品のまわりには池とカフェがあります。
私達は2時半に『カフェ・ド・ジヴェルニー』に集合しました。
私が注文したのは、フランボワーズがほのかに香る生地とクリームで仕上げたマフィン。
苺とローズマリーの小枝で、
ドガの『舞台の踊り子(エトワール)』を
イメージしています。
ドリンクは、3人とも徳島産ゆずスカッシュ。
ひと息ついて、また解散(笑)
次は4時30分にミュージアムショップに集合します。
長くなってしまったので、今回はここまで。
私のお気に入りは、スクロヴェーニ礼拝堂。
ブルーの天井が美しく、壁画もずっと見ていられます。だから、写真も多め(*´艸`*)♡
次回は、【B1】から【2F】までをお届けします。どうぞ、お楽しみに♡♡♡