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京都へ行こう❣【271】

今回は、大徳寺の塔頭の中で一番古いと言われている『龍源院(りょうげんいん)』に行って来ました。

【アクセス】
『出町柳駅前』より京都市営バス1号に乗り、『大徳寺前』で下車。

表門【重要文化財】

9月26日撮影

庫裏

庫裏の入口に拝観受付があります。
拝観料は、大人350円。

書院

『日本最古の火縄銃』と『四季草木蒔絵碁盤』が展示されていました。
徳川家康が豊臣秀吉と伏見城内で対局した時の碁盤と伝わります。
側面は、梅・柳・燕子花(カキツバタ)・蝶・菊・松・竹・水仙花の金蒔絵になっています。

【滹沱底(阿吽の石庭)】

書院の軒先にある石庭は、滹沱底(こだてい)といいます。
滹沱は、中国の河北省に流れる河の名前です。
別名は『阿吽の石庭』。
東西に配された基礎石は、秀吉が建てた聚楽第のものです。
1枚では撮りきれず、2枚になっています💦

このお庭は、『阿吽』なのに三石あるんです!
説明書きやパンフレットを見て、今回は私なりの解釈で写真を載せます。

『阿の基礎石』

こちらは間違いなく『阿の石』です。
半分日陰になっていますが、ギリギリ石は見えました。
※晴れた日より曇りの日の方が、枯山水庭園は綺麗に撮影出来ます。(陰にならないので)

『吽の基礎石』

私が思う『吽の石』はこちら。

石の形に注目!
後ほどパンフレットと見比べるので、覚えて
おいて下さい。

吽の石はどちらなのか?

私は左側だと思っているに、ネットでは圧倒的に右側の石がヒットします。なんでだろ?
上手に撮ると、ギリギリ1枚に収まるのが中央の石だからかもしれません。

パンフレットの庭園略図

私は書院から眺めているので、
右側に阿の石があります。

担雪井

創建当時からある井戸です。

【東滴壺(とうてきこ)】

日本最小ですが、格調高い石庭として有名
です。方丈の東側にあります。

円い波紋の上に、平たい一枚の板石が置かれたこの部分が、このお庭の主眼(ポイント)に
なっています。

【一枝担(いっしだん)】

方丈前庭の『美しい砂紋』を見てもらいたくて、いろんな角度から撮ってきました。

亀島

円い形の苔山が『亀島』で、白砂は『大海原』を表現しています。

蓬莱山

『蓬莱山』とは、中国の伝説上の神山で、
不老長寿の仙人が住む吉祥の島のことです。
巨石と石組で『蓬莱山』を表現。

鶴島(右隅)

余分なものを取り除いた禅宗独特の枯山水庭園で、言葉では表すことの出来ない悟りの世界を視覚的に表現しています。

方丈【重要文化財】

扁額

礼の間

和尚と修行僧らが、公式の茶礼などを行った
部屋です。

壇那の間

檀家と和尚が、お茶など飲みながら親しく会話をした部屋です。

下間(書院の間)

現在の応接室です。
方丈の下手にあるので『下間(げかん)』と
いいます。
公式の賓客と応対相見する所なので、一般の人々は利用出来ませんでした。

【龍吟庭(りょうぎんてい)】

方丈の北庭で、相阿弥が作庭したと伝えられています。

須弥山石

中央に高く突出した岩が『須弥山石』で、
その手前にあるのが『遙拝石』です。
※遙拝(ようはい)とは、遠く隔たったところから拝むこと。

室町時代特有の『三尊石組』からなる須弥山式の枯山水で、大徳寺では最も古いお庭です。
杉苔は『大海原』、石組は『陸地』を表しています。

開祖堂

いかがでしたか?
龍源院には4つの異なる庭園があるので、
お庭好きの私は大満足♡♡♡
縁側も広く、比較的空いているのでゆっくりと眺める事が出来ます。
この秋はぜひ大徳寺の龍源院へ。
おすすめです。

最後までお読み下さりありがとうございます❣