京都へ行こう❣【224】
今回は、『泉涌寺 本坊 霊明殿』の特別拝観に
行って来ました。(11月6日~19日まで)
皇室の菩提寺である事から『御寺(みてら)』とも呼ばれる真言宗泉涌寺派の総本山です。
重森三玲が作庭した『仙山庭』が『霊明殿』のすぐ隣、『妙応殿』にあります。
特別拝観でも見る事が出来ない幻のお庭。
少しだけでも見れませんか?と電話で問合わせをすると、11月14日~20日まで【現在展】というアートの展示をしているので、その日程なら見れるはずです!という嬉しい回答を頂きました。しかも写真撮影もOKなんです♡⤴︎⤴︎
という訳で、前置きが長くなりましたが11月に入ってから二度目の泉涌寺へ。
(一度目は、泉涌寺塔頭の善能寺)
大門【重要文化財】
泉涌寺の正門です。こちらで入山料500円を
お支払いしてパンフレットを頂きます。
楊貴妃観音堂
楊貴妃観音像【重要文化財】
この美しい観音様の口元をよ〜く見てみると『口ヒゲ』が描かれているように見えます。
実はこれ、慈悲を表す口の動きを表現したものなんだそうです。
仏殿【重要文化財】
三尊仏
運慶作と伝わる三尊仏。
左側より阿弥陀如来・釈迦如来・弥勒如来で、
過去・現在・未来を表す『三世仏』です。
『弥勒』といえば『菩薩』だと思っていた私は、聞き慣れない『弥勒如来』に引っかかります。調べてみると『如来』になるために修業をしているのが『菩薩』なんだそうです。
『如来』は、仏の中で最高位✧*。
舎利殿【京都市指定文化財】
野点傘(のだてかさ)
和菓子でお馴染み『笹屋伊織』さんのテント前に、この野点傘があったので記念に1枚。
目指すは正面の奥にある『霊明殿』です。
ちょうど『菊花展』が開かれていました。
『菊花展』
本坊入口
『泉涌寺 本坊 霊明殿』の特別拝観の看板と、
日本と台湾の芸術交流『現在展』の看板が出ています。
一歩足を踏み入れると、いきなりアート作品が展示されています。
靴を脱いで中に入ると、霊明殿特別拝観の受付があり、この生け花の作品の奥が『現在展』の会場となっています。特別拝観料は1000円。
『御座所庭園』
霊明殿では、御座所庭園のみ撮影可能です。
明治17年に御所風の庭園として作庭されたもので、歴代の天皇も鑑賞されています。
今回のトップ写真はこちら。
グラデーションの紅葉🍁
見頃まで、もう少しかかりそうな感じでした。
雪見灯籠
仙洞御所から移された雪見灯籠。
こちらの壁には『杉戸絵』が何枚も並べられていました。
苔むして分かりにくいですが、『菊の御紋』の蹲踞(つくばい)です。
王座の間
格式の高さが伝わるかな?と思って、画像を
お借りしました。玉座があり、鳳凰が一面に
描かれています。
勅使の間
御座所には、他にも『女官の間』『侍従の間』『門跡の間』『皇族の間』があります。
ここからは(ノ*>∀<)ノ ありがとう!現在展❤です。
『仙山庭』
書院・廊下・妙応殿のロビーに囲まれた空間に重森三玲氏の『仙山庭』がありました!
白砂の上にある苔で覆われた『霞型の野筋』が主役のお庭。十八石の青石も存在感があります。この奥には龍門瀑(滝)もあるそうです。
※龍門瀑(りゅうもんばく)とは、『鯉が滝を登りきると龍になる』という中国の伝説を石で表現したものです。
こんなに必死になってお庭を見たり、写真を
撮ったりしているのは私だけでした(笑)
ちょうどこのステンドグラスの右側の窓から『仙山庭』を眺めました。
『現在展』 妙応殿会場
作品の後ろにある『金屏風』が気になって仕方
ないのは、私だけでしょうか?
本坊中庭
『現在展』小方丈会場
『現在展』のおかげで、襖絵も撮影出来ます。
noteには猫好きさんが多いので、猫の作品は
採用します(=^・^=)
襖絵
こんなチャンスは滅多にないので、襖絵と
引き手もしっかり撮影。
引き手
菊の御紋がしっかり入っています。
これは初めて見ました。鍵でしょうか?
これで一通り見てまわりました。
勅使門
先ほど中からは撮影出来なかった門を見てまわります。
霊明殿唐門
扉には菊の御紋。まわりの彫刻も美しい✧*。
霊明殿
霊明殿は、歴代天皇の位牌を祀っている場所。係の方から説明を聞いた後に、お焼香をさせてもらいました。
浴室
下り参道
大門から仏殿までを『下り参道』と言います。
お寺は基本的に高い所に建立される事が多いので、門より低い位置にあるのは珍しいそうです。
いかがでしたか?
現代アートとのコラボのおかげで、幻のお庭もじっくり見れて大満足でした❤
重森三玲のお庭は、あと2カ所アップする予定です。どうぞお楽しみに♡♡♡
最後までお読み下さりありがとうございます❣