京都へ行こう❣【143】
今回は、note仲間のリンクさんと『大徳寺』の特別公開に行ってきました。
大徳寺 南門
雲一つない晴天に、真っ白な雪化粧をした屋根が映えます!
真っ直ぐな参道も美しい✧*。
この日は晴れでしたが、二日前からの寒波の
影響で積もった雪が残っていました。
勅使門
山門
山門には近付けないようになっているので、
扁額が見えて雪景色が映えるアングルを探して撮影しています。下の写真は木の幹に積もった雪を撮りたかった1枚。
平康頼之墓
『京の冬の旅』で特別公開されている塔頭寺院のパネルがありました。
※塔頭(たっちゅう)寺院とは、大きな敷地内にある独立した寺院のことです。
『大徳寺』には24もの塔頭寺院があります。
今回のお目当ては、初公開の『三玄院』です。
こちらは3月13日まで。
三玄院
浅野幸長、石田三成、森忠政の三武将が創建した大徳寺の塔頭寺院です。
今回撮影出来るのはここまで。残念すぎます!
ここからは、ガイドブックと京都観光Naviさん
より画像をお借りしました。
『昨雲庭』
方丈前にある『昨雲庭(さくうんてい)』は、植込みと大きな立石で深山から流れ出す滝を表し、白砂で広がる大海を表現しています。
私達が実際に見たのは、雪のお庭。
雪でも砂紋がかすかにわかります。
縁側に日が当たり、足が『ぽかぽか』でした。
大徳寺の法堂や松を借景にしていて、その手前にある塀に積もった雪も美しく、ずっと見ていられる枯山水庭園でした。
方丈(本堂)
扁額
方丈内部の襖絵は、江戸時代の絵師である
原在中(はらざいちゅう)が描いています。
各室ごとに『異なる技法』を用いて描かれて
います。
室中の間『龍虎の襖絵』
どこから見ても視線が合う『八方睨みの虎』。
ガイドさんの説明を聞きながら、ずっと虎の
毛並みを見ていました。
今回はこちらをトップ写真にしています。
拝観チケットの絵柄もこの『八方睨みの虎』
でした。
写真はありませんが、反対側には墨のにじみの効果を利用した『たらしこみ』による表現で龍の鱗(ウロコ)を描いた襖絵があります。
龍の顔は描かず、波の中に浮かぶ鱗模様のみで龍を表現しています。
上間二の間 孔雀や牡丹を描いた春の襖絵
上間一の間 『猿猴図(えんこうず)』
狩野派の絵師の絵に倣って描いたといわれて
います。このお猿さん達、顔もまんまるだし、目鼻口が真ん中に集中していて可愛らしい♡
茶室『篁庵(こうあん)』
方丈北側には、古田織部好みの茶室があります。突き上げ窓など窓の多い茶室で、八窓あるそうです。(内部は非公開)
いかがでしたか?
雪のお庭も襖絵も素敵なのに、一切撮影不可。お庭ぐらい撮らせてくれてもいいのに…というのが本音ですが、貴重な雪景色のお庭を見れて良かったと思う事にします。
黒田長政、古田織部、小堀遠州、長谷川等伯、千利休の孫・千宗旦なども、三玄院の開祖である春屋宗園(しゅんおくそうえん)和尚に禅を学んだそうです。
他にもいらっしゃいますが、私が知ってる方の名前を優先しました(*´艸`*)♡
次回は、大徳寺『芳春院』です。