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溢れる健康法に疲れたあなたへ

「健康にいい」と聞くと取り入れたくなる食事の話。
牛乳・小麦粉・油は悪とされ「◯◯は体にいい!」という情報を信じ続けた結果、むしろ体調を崩してしまった事例も多々ありますよね。

では、私たちが注目すべきことはどんなことなのでしょうか?

憧れの人がおすすめしていても、ちょっと待って!

よく耳にする、健康におすすめとされている食品の注意点とは?

玄米

「白米より栄養価が高く、体にいい」とよく言われますよね。

確かに食物繊維やビタミンB群が豊富で、腸内環境を整えるのに役立つとされていますが、消化に時間がかかるという特徴も。

これが胃腸が弱い方、消化力が弱い方にとっては、むしろ負担になってしまい、お腹を下したり、ガスが溜まりやすい環境を助長させてしまうことも。

さらに、玄米に含まれる フィチン酸 には、体に必要なミネラルの吸収を妨げる働きもあります。

ご自身の体を無視して「健康にいいから」と毎日食べていたら、かえって栄養不足になってしまうことも…。

それならば無理に玄米を選ばず、自分に合った主食を選んだほうがストレスがありませんよね。

大豆製品

「植物性たんぱく質が豊富&低カロリー」と人気の大豆製品。
豆乳や豆腐、納豆、味噌など、ヘルシーなイメージがありますよね。

大豆には レクチンやフィチン酸 という成分が含まれていて、摂りすぎると腸に負担をかけたり、ミネラルの吸収を妨げたりすることがあります。

また、「大豆は女性ホルモンに似た働きをする」と言われますが、過剰に摂取するとホルモンバランスが乱れる可能性もあるんです。

特に未発酵の大豆(豆乳や豆腐)よりも、味噌などの発酵食品の方が消化しやすく、体に優しいとされています。

オートミール

「低GIで血糖値が上がりにくく、食物繊維が豊富で腸にいい」とされ、朝食にオートミールを食べている方も多いのではないでしょうか?

確かにオートミールには水溶性食物繊維が含まれ、腸内環境を整えるのに役立つとされていますが、こちらも食べる人の消化力によっては、かえって腸の負担になることも。

また、オートミールにも フィチン酸が含まれているため、ミネラル不足を引き起こす可能性があります。

特に、冷やしたオートミールはレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)が増え、お腹が弱い人には負担になることもあるんです。

「流行っているから」「みんなが食べているから」ではなく、“自分の体に合っているのか”に重きを置くことが、どうやら健康への近道に思えてきます。

どんなに栄養価が高いと言われる食品でも、 すべての人にとって完璧な食べ物ではない

消化力や遺伝、ライフスタイルによっても、合う・合わないが起き「健康にいい」と言われる食品が必ずしも万人受けする訳ではなさそうです。

食事を楽しもう!

食後の体調を観察し、不調を感じるなら無理に続けない、また体調やライフスタイルに合わせて、柔軟に食べるものを選ぶことで「本当に自分に合った食事」が見えてくるはずです!

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