悪習慣は悪くない

僕は日々､いい習慣を取り入れたり､続けたりしていくことを日課としています。
実際に習慣を改善していくことで生活しやすくなったり､楽しみができたりしています。

ただ､いい習慣もあれば悪い習慣もあります。

毎日の生活に悪影響を与えたり､人格にも影響してしまうかも知れない悪習慣。

人によって捉え方は様々ですけど､自分にとって損になってしまうことなら､減らしていくのは当然という考えが多いと思います。
実際悪習慣をなくすことが第一歩､という話も本や色々なところで耳にします。

しかし､僕は無理して悪習慣を嫌うことはないんじゃないかなと思います。
場合によっては逆にストレスになって良くないんではないかと。

考え方を変えれば､悪習慣と言えるものでもうまく付き合って生活できます。
自分の悪習慣に悩んでいる方は､ぜひ読んで頂ければ幸いです。

・成長のヒントになる

「悪習慣は悪くない」と言っておきながら､無いに越したことはないというのは事実です。

悪習慣は自分の問題点そのもの。言い換えれば､そこを改善すれば今より成長できるということです。

「変わりたいけど何をすればいいか分からない」と長いこと悩んでしまう人にとって､悪習慣は最も分かりやすい課題だと思います。

1日1歩でも進めればそれは成長ですから､少しずつ改善していくだけでも大きな1歩になります。

例えば「1日１箱タバコを吸う習慣」があるなら､2.3本減らすだけでもその分の健康と時間が手に入ります。

そうやって少しずつ改善していけば､いつかはもっと本数を減らして､やめることも出来るかもしれません。

そしてそこに費やしていた時間やお金を､他の目的の為に使えるようになります。

悪習慣が多い人は､ある意味で得だと思います。一つ一つ向き合って減らしていくことで､確実に今よりも時間を作ることができますから。

「やめた方がいいな」と自覚できてるからこそ､向き合って成長しやすいです。
自己分析をする癖にも繋がって､思考停止の時間が減って有意義な時間が作れます。

・生きがいなこともある

例えば､お酒が好きな方はたくさんいると思います。僕からすると､頭の回転も鈍るし､翌朝辛い可能性もあるから､悪習慣に入るかなと思います。

かといって､お酒の好きな人が悪習慣だと思ってやめると､毎日の楽しみがなくなってしんどくなってしまいますよね。

こんな感じで､悪習慣が生きがいや楽しみになっている時は､無理してやめる必要は全くないと思っています。

悪習慣とも適度に付き合えば､毎日の生活に楽しみや幸せをもつことができてストレスも減ります。もちろんやりすぎは良くないですが。

無理していきなりやめてしまうと､いつかは慣れるかもしれませんが､しばらくは確実に辛かったりストレスが溜まったりでいいことはないです。

そうなるくらいなら「これくらいは自分を許してあげようかな」くらいの気持ちで悪習慣を残してしまった方がマシだと思います。

悪習慣はよくないですが､それに自分が助けられてるかも知れないということも自覚しておくといいです。

・ネタになる

これは色々な意味でのネタです。

失敗談だったり､改善するまでの話だったり､逆によかった話だったり。

実際に悪習慣をもっている人じゃないとできない話はたくさんあると思います。

そういうネタは､日常生活だったり､ブログだったり､SNSだったりで使えますよね。

「人の不幸は蜜の味」というくらいですから､失敗談を聞いて楽しむ人もいると思います。

改善の過程は､同じ悩んでる人達ならぜひ聞いておきたい話です。
僕も他者の経験を聞いて自分にも生かすということは､何度もやってきました。

良かった話も同様です。やめられなくて悩んでいる人に､元気を与えられるかもしれません。

僕もいい習慣を続けたり､それに関する記事も書いたりしました。

でも世の中には､それと反対の情報の需要もあるんじゃないかと思います。
いっそそこに向けて発信に利用しましょう。

実体験の方が自分の個性も出しやすいし､リアルな感想が相手にも伝わりやすいですよ。

いいこと悪いこと問わず､経験は力です。

［結論］考えすぎない

結局はこれに尽きます。

悪習慣をなくすことは確かに大事ですが､必死に頑張ろうとしてしまうと､それだけで頭がいっぱいになってストレスになっちゃいます。

いい人生にしたくて頑張って疲れちゃうのは､なんか嫌ですよね。

それよりは少しは許容して､悪習慣を残してしまうのも僕はありだと思います。

それでも改善したいと思うなら､少し書きましたが無理のない範囲にハードルを下げることですね。
「タバコを1本減らす」とか「お酒は1日1本」とかそのレベルから始めた方がいいです。

意志がとても強い人ならともかく､ほとんどの人には悪習慣を断つことはなかなかハードルが高いです。

いっそ受け入れて楽観的に向き合っていく方が､自分にも優しいですよね。

僕もいつか無くしたい悪習慣はありますが､今すぐやめるということはしません。
日々付き合いながら､じっくりと改善していこうと考えて生活しています。

今回は随分甘い話だと思われるかもしれませんが､ストレスを減らしながら少しずつ成長していく為､この考えに行きつきました。

本当にやめたいと考え少しずつ積み重ねれば､必ず変わることができます。

焦らず考えすぎず､自分の悪習慣とじっくり向き合ってみて下さい。