耳を傾けるジブン時間。
この大変な中、お仕事なさっている方は本当におつかれさまです。外に出たいのに、出られない方、自分の気持ちとは上手にお付き合いできていらっしゃるでしょうか。
私は昨日、久しぶりのお仕事に行ってまいりました。朝はまだ、東京に向かう電車には人がけっこういましたね。
昨日はトルソー撮影。反物の着付け(まだ仕立てていない丸巻の状態のものを、着ているように着つけていきます)をしてバンバン写真を撮っていきました。そのあとは打ち合わせ。私は大変恵まれており、人生相談できる方々がたくさんいらっしゃいます。いろんなご相談にも乗ってアドバイスをいただきました。
そして、自宅でも撮影できるようにトルソーちゃんを1つお借りできることに。解体して担いで持って帰宅しました。こんな状況で、帰りの電車は空いてて良かったな。
そして今日目覚めたら、なんだかスッキリ!起き上がることができました。別に早起きといえる時間では全くもってなかったのですが、何でしょう。心持ちが違いました。胸の奥にあった黒くてもやもやしたものが、消えてくれたような感覚でした。やはり、1日だけでもお仕事をして気持ちがすこしリフレッシュされ、エネルギー注入されたのだと思います。
簿記の勉強、昨日の打ち合わせをまとめたメール、今後の企画のイメージなど、いろいろやりました。あ、あと派遣会社の面接を電話越しに行っていただきました。電話対応してくださったお姉さんの声が優しくて、ちょっと癒されました。
あと、何と!筋トレまで始めてみようと思い立ってしまい、なぜか詳しい妹に指導されながら、本当に久しぶりに運動して汗をかきました・・・ですが、力の入らない足腰に、すぐにくる限界(笑)どれほど運動をさぼっていたのかなと思います・・・。そしてお風呂には水を持ち込んで汗をかくまでつかりました。
実は、仕事に出かけなくなってからというものの、散歩を始めたのもつい最近のことですし、それまでは気持ちの落ち込みもあり、家からほぼ出ない状況で”運動不足もいいところ”、な生活が始まり、日に日に体に力が入らなくなったり、もとからむくみやすい足のむくみが、むくみ過ぎて痛みを伴い始めていたのです。痛みで眠れなかったり、夜はそのせいかお手洗いに5~6回行くほど水分が体に溜まりこんでいる感じでした。
「これはまずい」と、やっと始めてみた筋トレ。
そしてこれが、思いのほかすごく気持ちがいい!ということに気が付きました。汗をかくこと自体も気持ちがいいし、なんといいますか筋肉動かすのが気持ちよくて。驚くことに一番は心が気持ちよくなっていたこと。すっきりしていたこと。不思議ですね。
もともと冷え性もひどく、会社員だった頃はプレッシャーも相まって良く熱を出したり風邪をひいていたり。それに、暇さえあれば不安ごとを見つけて落ち込んだり考え込んだり。心身ともに脆く、不健康になりがちでした。なので、心も体も元気になる筋トレを楽しく感じられたのは、今回はものすごくいいキッカケだったな、とうれしくなっています。
そして改めて、心と体は一体なのだと気づかされました。心が健康的でないと、どんな現実が起こってもマイナスな思考になってしまい、人がどんなに優しさや思いやりを向けてくれてもうまく受け取れなかったり、裏切ってしまったり。また、チャンスがきていても気づくことができずにスルーしてしまったり。反対に、体が健康的でないとやりたいことも、行きたい場所にもいけません。
落ち込んで不安で不安でどうしようもなくって、落ち着かない日々が続いていましたが、この自粛期間は、本当にいろいろな(気持ちや現実的なもの含み)整理するために与えられた時間なのかなと、少しずつですが思えるようになってきました。自分の体に、自分の心に耳を傾けてみるためのジブン時間。きっと筋トレに目覚めたのは「若いからって、このままじゃマズいぞ!」という自分の体の声に気付いたからかな!?と勝手に思っています。今まで忙しさを言い訳に本当に様々なことと向き合うことをしてこなかったなぁと思いました。
何事も、現実に起こっていることは一度”自分”という観念のフィルターを通して受け取ってしまうから、それが時には美しいこともありますが、逆に苦しくさせることもあるということ。苦しいときにはきっとなにか気が付いていないことが隠れているのかもしれませんね。「気が付いて!」とシグナルを送っている"自分の中にいる小さな自分"をイメージしてみるのもいいかもしれません。あくまでも自分のために使う、ジブン時間ということで。
自粛中、私はつぎにどんなことに気が付くことができるのか、それを日々過ごす中での楽しみとして捉えることができました。
また、綴っていきたいと思います。それでは。