今月の1枚 February, 2021~私の名前の由来~
こんにちは。はるなと言います。
はるなって漢字は、「春」に菜っぱの「菜」ですか?
これを言われると、毎回必ず訂正を入れます。
漢字自体は合っているんです。でも、訂正します。
はい、「春」に菜の花の「菜」です!
別に菜っ葉が嫌いな訳じゃない。なんなら日々、美味しく調理していただいています。ありがとう野菜。ありがとう菜っ葉。
けど、私にとって、父がつけてくれた「春菜」という名前は、それだけで特別な意味を持つんです。だから、訂正したくなる。
春の菜の花のように、
明るく元気な子に育ってほしい
私の母子手帳の名前の欄に、書かれている母の字。
意味を込めて名付けてくれたのは、父。
菜の花か。
そのことを初めて知った時、私は何を感じたでしょうか。そもそもいつ知ったんだっけなぁ。
ただなんとなく嬉しい。
温かいか冷たいかで言うと温かい。
カラーかモノクロかで言うとカラー。
明朗か陰鬱かで言うと明朗。
そんなイメージ。
どれもポジティブなイメージだから、嬉しい。
きっとそれくらいの認識だったんだろうな。
それが、特別なものに変わったのは、ずいぶんと大人ぶれるようになってからだと記憶しています。
大学1年生の時。
カメラを持ち始めてちょうど1年が経った頃。
親友と千葉県に旅行に出かけました。
あとで知ったことだけれど、千葉県の県の花は菜の花。
観光するぞ!とマザー牧場を訪れた私たちは、そこに咲き誇る一面の菜の花にはしゃぎました。綺麗!すごい!
どう撮ればいいのかもよく分からぬまま、私は夢中でシャッターを切った。
黄色いお花と、青の空。
黄色は空にとても映える色なのだと知った。
きっと、この時、特別になったんだと思います。
私の中で菜の花が特別な意味を持つようになったのは、ファインダー越しに覗く世界で、被写体を切り取って保存できることを知ってから。
カメラを持つまでは絶対にありえなかった「何かを撮りに、出かける」という行動動機。それは中毒性を孕んでいました。本当に楽しかった。
それから、毎年菜の花を撮りに行くようになりました。
今年も、行ってきた。
都心にも可憐に咲いているんだね。
見つけると、思わず歓声を上げてしまう。思わず駆け寄ってしまう。
再認識しました。私はこの花のことが本当に大好きで、特別だ。
やっぱり、私にとって「菜」の字は特別なもの。菜の花は特別なもの。
名前に「菜」の字が使われている人を見かけると、勝手に親近感を覚えていることは、ここだけの秘密です。
名前の由来、尋ねてみたいな。
先日した、友人との会話を思い出す。
好きな花の話になり、迷った結果、答えた。
一番好きな花、菜の花かもしれない。
菜の花ね、名前の由来なの。
それが一番好きって、いいね。
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