「夢を見つける」ことを諦めていたのに、SHEのおかげで思わず見つけてしまった話。

「やりたいことは?」「将来の夢はありますか?」
こういった質問に就活の面接でうまく答えられた記憶がない。今が大事で今に集中してしまう私にとって、未来のことはなんだかすごく他人事のように思えていた。

そんな私が最近夢を見つけた。それは「私は私らしく、ありのままでいい」と思えるSHElikesのおかげだと思う。このnoteではそこに至るまでの変遷を辿ってみる。読み進めていただけると嬉しい💭

#SHEに入って卒業したこと のライターコンペ応募作品です。

就活時代、なんとなく考えついたやりたいことで乗り切る

大学2年の夏からインターンに参加するなど、早めに就活をスタートしていた方だったと思う。それも「私には夢がない、やりたいことがない」という焦りから来ていた。

大学3年の春からいよいよインターンの面接が本格化。やりたいことがないことへの自覚や罪悪感が強まりつつあった私は、行きたかったメガベンチャーの面接に尽く落ちた。というのもその頃の私はいつも自信がなさそうだった。カラオケでサビしか知らない曲を一人で歌わされるときの迷子感に似ていたなと思う。

やりたいことがない→面接で自信がなさそう→面接に落ちる→さらに自信がなくなるの負のスパイラルに無事に陥り、大学3年夏のインターンは全滅した。

時間が余ったわたしはひと夏全て自己分析に注ぎ込んだ。何が好きで、何が得意で、今までどんなことをどんな価値観のもと取り組んできたのか。今思えば大事な時間だったなと思う。その時に見つけた価値観はこんな感じ。

・仲間と熱中してものをつくる
・新しいことにチャレンジし続ける
・フラットにコトに向かえる環境が大事

その自己分析の期間にも「これだ」と思える夢には出会えなかった。それでもものを売るというよりはものをつくる側に回りたいと思ってメディアや広告をメインに就活した。「人の生活を豊かにしたい」というぼんやりした夢は夢なのかどうかさえ分からなかったけれど、面接のたびにそんなことを答えていた。

大事にしたい価値観はいくつか見つけられてその深掘りによって、就活でなんとか戦えるステージまでよじのぼった。秋からの就活はうまくいき、3月頭にはメディアをつくるベンチャー企業に内定をもらい、即日内定承諾。就活を終えた。

就活期間、就職する会社は見つかったが、夢は見つからなかった。

社会人になって、夢を見つけることさえも諦めていた

社会人1年目、必死だった。わたしはWebディレクターになった。エンジニアリングもデザインもできない自分がどう会社やチームに貢献できるのか考えて悩んで迷ってたくさん泣いた。楽しかった記憶はあんまりなくて結構精神追い込んでいたなと笑えるくらいだ。

目の前のことにいっぱいいっぱいだったけど、その姿勢は全社総会で表彰されるなど評価されることもあった。そんな一瞬の嬉しいことを忘れるくらい、怒涛のコロナ禍で社会人2年目を過ごす。

夢なんて、忘れていた。夢を見つけなければ、と焦ることもなくなっていた。Webディレクターという仕事は結構向いていたし、チームや会社にも恵まれ、日々の仕事は楽しかった。

特別な夢がなくたって日々が楽しければいい、そう諦めてしまうこともあった。そんな自分への悲しさを見ないようにしていた。

SHElikesに飛び込んだ先で掴んだもの

2020年11月、ずっと興味があったSHElikesに入会した。ちなみに体験レッスンには行っていない。

Webディレクションだけで生きていけるのか、今の会社でずっとやっていけるのか、自分はどんなスキルを身につけるべきなのか、いろんなことをずっと自分なりに考え続けた結果だった。

初めてのドリームマップには「1年後マルチクリエイターになる」と書いていた。私のTwitterを普段見ている方ならわかると思うが、今目指しているのはどちらかというとフォトグラファーである。

Webデザインのを勉強を進めたこと、さまざまな生き方をインプットできる特別イベントへの参加やTwitterやコミュニティなどでのSHEメイトさんとの交流を通じて、私が好きなこと・やりたいことが見えてきた。
いまはそれが「写真」という形をしているが、SHEに入会しなければ「本気で写真を撮ろう」なんて一生思わなかったと思う。

個人的に思うことは、SHEに入ったからデザイナーにならなければいけないということはないということ。SHEは、自分らしく生きられるその時まで、スキルやマインド装着を支援してくれるコミュニティだと思っている。そう活用している人がここにいる。

SHElikeに飛び込んでみたら、

やりたいことにまっすぐ挑めるようになった。
最初はみんな初心者なのだから、と気楽に物事を捉えられるようになった。
今を最高に楽しむ方法を考えるようになった。

それは間違いなくSHEというコミュニティのパワーだと思う。

いまのわたしの夢

今の私には、あの頃どんなに頑張っても見つけられなかった夢がある。どこに手を伸ばしたらいいかわからなかった昔の私が聞いたら、驚き羨むと思う。

私の夢は小さな書店をつくることだ。そして書店の2階に住みたい。取り扱う本は社会から小説、絵本、雑誌まで幅広く。できれば朝ごはんを出すスペースだけ確保したくて、一生懸命生きる人にパワーを注入できる場所にしたい。夜にはゆっくり本に出会って、選んでほしい。


ここで、夢を見つけられたのがそれこそSHEのおかげなことを説明させてほしい。

SHEには、「なんか本屋さんやりたいんだよね」の一言に対して「いいじゃん」と言ってくれる人しかいない。誰も、夢を潰さない。しかも「もっとこういうのはどう?」なんて提案もしてくれる。

夢の芽はあまりにも小さい。誰かの心ない一言ですぐに摘まれてしまう。夢の芽は夢になるまで守って大きくする必要があるはずなのに。
でも、SHEはどんなことがあってもそれがない。夢を育てるのにこんなに適した場所があるのだろうか。(ちなみに私はないと思っている。)

大事なことだから繰り返す。

SHEはやりたいことリストがどんなに自由奔放でも、「いいじゃん」と言い合える場所だ。みんな「いいじゃん」って言って欲しいのだ。それだけで、夢の芽は水を与えられたお花のようにすくすく育つ。それが叶うのが、SHElikesの場の力だ。

「夢が見つからない」のは夢の芽が摘まれているからかもしれない。SHElikesで育てるのをおすすめしたい。

「夢が見つからない」と焦るのはわたしと同年代の人に多いのではないだろうか。何者でもない私たちを定義するのは、将来の夢だと思いがちだ。

夢が見つからなくても、夢の芽を摘まれない場所をひとつ持っておくのは、今を生きる私たちに必要なことだと思っているのだがどうだろうか。

SHElikesという場所だったからこそ、私は夢も今頑張りたいことも見つけられた。Webデザインやライティングを学べるのはもちろん、自分自身や夢を育める場所でもあることをたくさんの人に知って欲しいと思ってこのnoteに盛り込んだ。SHElikesの魅力が誰か一人に伝わっていたら嬉しい💭

読んでいただきありがとうございました!



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okadaseira
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