それは、見えない何かが働いている?!
「髪を切ってもらっていると、眠くなってしまう。」
そういう人、多いですよね。
先日3人の子供さんをカットをしたのですが、 それまでテンション高めに遊んでいたのに カットし始めたら、あくびの回数が増え
「眠くなってきた。」と。
これは大人でもあることです。
昔、美容師の手から何か出ているのかと聴かれたこともありましたが、特別に何か出しているわけではありません(笑)
C触覚繊維の存在
皮膚の中には、振動や圧力、皮膚の伸び縮みなどに反応する数種類の“触覚センサー”が存在していて、それらが組み合わさることで皮膚感覚を得ることができると言われています。
この触覚センサーは機械受容器と呼ばれ、大きく四つからなり、存在する場所や感知する刺激に違いがあります。
そして、それとは別に
有毛部に存在する"C触覚繊維"が発見されました。
C触覚繊維は、毛根にからみつくように線維が伸びていて、皮膚表面をさすったりすると生じる毛の振動を感知して、刺激を脳に伝えるという役割があります。
触れることによる
皮膚への刺激は、手の密着度合いや圧力、
手の温度、触れられている位置や触れる速度などが神経を通じて脳に伝わり、
自律神経(交感神経や副交感神経)や
内分泌系や免疫系などに働きかけます。
その刺激が心地よいと、安心感や不安の緩和
に繋がります。
距離感のあらわれ!?
カット中にお客様の頭に、美容師の手が直接触れるということは少ないかと思いますが、
髪をとかしたり、持ち上げたり、などの動きや 振動が、C触覚繊維から神経、脳に伝わり リラックスモードに入り、心地よさから眠気を誘うのではないかと。
個人的には、美容師とお客様の距離感や信頼関係による影響も大きいのでは?!とも考えますし、お客様にとっては、美容師に対する安心感の バロメーターでもあるのではないか?とも思えたりします。
信頼や安心感を持ってくださっているので、 気を許しついつい眠くなる…ということであれば、嬉しいことでもあります。
※本当に寝てしまうとカット中断、となってしまうので気をつけてくださいね!
C触覚繊維も自律神経も、また信頼関係というものも手にとって見えるものではないですが、 見えないものが働きかけている。
だからこそ、一過性のものではなく、長く築ける関係性が大切だと感じます。
Aya Horiguchi