コスメの消費分析から感じること
消費傾向の変化
コスメ業界の先端を行かれる方々から、 消費動向の変化について話しを聞く機会がありました。
やはり、2020年はこれまでの傾向から一変し、 ○マスク着用 ○在宅時間の長さ テレワーク ○肌(土台)つくり ○支援応援消費の傾向
などの理由から大きく変化している、とのこと。
これまでのいわゆる "映え" から"個人軸" に 移行し、自分にとって心地よい事や物、 自分のための美容、ということに向かっているとありました。
自粛期間、外に出ることを控え在宅時間も多く、自分と向き合う時間が増えた、という方が多かったため、色々な面で見直しする人が増えたといいます。
断捨離した人、大掃除した人も多いと聞きます。そういえば、私も、不要なものを整理しました。
売れ筋が、メイクアップからスキンケアに移行 した、とありましたが、マスク着用での肌荒れが起きたとか、土台をよくするため!として、高性能、高単価商品にシフトしているとも、ありました。高単価商品に対しては、安心、安全を求める意識も働いているといいます。
より自分に合うものを
以前、私より少し、年上のお客様から
年齢を重ねて、お金があって高い物を買う様に なったというわけではなく、若い時とは違う、 身体の変化、肌質や髪の変化が起きた。 そこに気付き、若い頃に使っていたものよりも、より素材の良いもの、優しいものを使おう!と した結果が、それまでよりも高価なものになったということだと思う。
化繊の物を着ていたら、肌が荒れたとか、 メッキのピアスをしていたら、耳たぶが荒れた!とか、若い頃は全く問題なかったことが、 歳を重ね、身体が変化して、合わなくなってたり不都合がでてきている。 個人差はあるけれど、自分に合う、より良いものを選びたくなるというのは、そういうことだと思う。
という様な声を聴かせていただきました。
自分よりも先に様々な体験をされている方からの声というのは、とても勉強になります。 職業云々を超えて、人生の先輩としてリアルな声を聴かせていただけるのは貴重です。
今、同年代の人と話していて感じるのは、 メイクアップのための色物、より 素材(肌) そのものをよくする為に、乾燥やくすみやシミ、シワなどを解消できるスキンケアの方が、必要だし重要だと思う。という声が多くあるということ。
これはリアルな声です。 ビックデータからわかることと、身近で聴かせてもらえる声、大枠と細分化という様に考えながら聴かせてもらっています。
これからも変化は続く
これまで緩やかにじわじわと、変化していたことが、この1年で「加速」しました。 価値観や概念がガラリと変わるということもあったり。
それは、コスメや美容に限らず、様々な業界で、プラスになったり、マイナスになったりしています。
スキンケア、メイクケアなど、コスメ消費の多くを女性が支える市場は、共感が重要視されます。その共感から、これまでとも違う、新たなものが生み出されるのだとも感じます。
マーケティング情報を聞き、なるほどなと感じた次第です。
何より、 美容が多くの人のhappyや健康につながること。元気でいられる秘訣の一つであること。 ずっとそうであって欲しいですし、 それを発信していきたい!です。
Aya Horiguchi