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気持ちが引き締まる瞬間があることに感謝を

美容師のみなさん

初めて、美容師のハサミを手にしたのが、いつだったのか覚えていますでしょうか??

親族や近しい人に美容師がいれば、昔から身近にあったかもしれません。

でも、ほとんどの人が

"美容学校に入ってから手にした"

のではないでしょうか?


先日、片付けの最中

美容学校で教材として使っていたハサミを発見。

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久しぶりに見ると、色々感慨深いものです。

当時、クラスメイトたちと、

「おおー!美容師っぽい!」

と、ワクワクし、興奮気味に手にして文房具のハサミとは違う切れ味に驚いたりしたのを思い出しました。


私は、国家試験にカットの試験項目がなかった時代に美容学校に通っていました。

ですが、カットの授業ではハサミの持ち方、開閉のさせ方、姿勢など基本的なことから学び、ウィッグを切るだけでもワクワクしたものです。


美容師免許を取り、カットができるようになって、お客様を担当させていただけるようになる。

新たにハサミを買い、何丁かを持っているという美容師さんは多いと思います。

美容師のキャリアと道具の関係は切っても切れません。

今のハサミ市場を見ると、ハサミを作る技術も進化し、デザインも多岐に渡り、選ぶのに困るくらい!?たくさんのハサミがあります。     

また、時代の流れや変化に伴い、当時、学校で教材として手にしたハサミと、現在の美容学校生が手にするものは違い、より良いもの(高性能)になっていると思います。


道具一つとっても、時代の変化を感じるわけですが、このハサミを見るたびに美容師を志した時の気持ち、ハサミを初めて手に持った時のこと、 初めて人の髪を切らせてもらった時のこと

などが鮮明になります。   

これは、大事な宝物であり大事な瞬間です。 

初心忘るべからず。

気づかせてもらえる瞬間があるのは有り難いです


Aya Horiguchi



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