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かけたらどうなるのか?がわからないからパーマをかけたくない⁈


ここ数年、年に1度のペースで、パーマをかけてもらっています。

かけたくなるのは、湿度を感じる頃ですが、今年は少し早めに。


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ロットを巻き、薬剤を付けてもらっています。 カラーは自分でも塗れます(おすすめはしません) がさすがに、これは自分ではできません。

パーマをかける理由は、           ○スタイリングが楽。            ○湿度でくせ毛を気にしなくてもすむから。        ○動きのあるスタイルを楽しむ。       です。

パーマ屋さんと呼ばれていたけれど

NBBA(全国理美容製造者協会)の2019年の  アンケート調査では

パーマ(ウェーブ、ストレートパーマ、縮毛矯正)をしているかという問いに対して、    (n=5148)

*現在している人   18.4%(947人)    *前はしていたが、             今はしていない    49.3%(2,537人)                         *したことはない   32.3%(1,662人)

パーマの利用率は緩やかに減り続けて、最低値を更新しているとありました。

私が美容師になりたての頃は、        土日の営業は、ロットが足りなくなったり、  パーマのお客様のタイマーをいくつも掛け持ちしたり、営業後に店中のペーパーを洗い、乾かすために広げるという作業がありました。 

それも今や、懐かしい思い出です。

パーマをかける人が減っている。       これは、ここ20年強続いている現象です。   


なぜかけないのか、かけたくないのか

サロンワークをメインにしていた頃、     お客様から聴かせていただいた        パーマをかけない理由の多くは

昔、初めてかけたときに失敗して       「おばさんパーマみたいになったから。」  「大仏みたいになったのがトラウマ。」    という声がほとんどでした。

笑い話として話してくださる方が多かったですが、「からかわれるのが嫌で、しばらく学校を休んだ。」いう方もいらしたり、その思い出は様々です。

また、かけたことがない人から、       「どうなってしまうか、わからないから。自分で手に負えないかも。」            という声を聴いたこともあります。

ヘアスタイル、デザインが変わることは理解が できたとしても、その後のケアやスタイリングをどうして良いのかわからない。

美容師が一生懸命、ケアやスタイリングの仕方を説明し、一緒にやってみましょう!とお伝えしたても、                  「プロがやるからうまくいくだろうけど、上手くできそうにない。」             という声も上がったりします。

これはちょっと残念。            こういう声を減らせたら、ヘアスタイルの幅は かなり広がり、おしゃれをもっと楽しめる、  楽しくなるはず!と思います。


楽しくなる説明、実況があったら良い

私のパーマをかけてくれた後輩美容師とは  

〇こんな感じにしたいというイメージの共有  〇どんなスタイリング剤を使うことが多いのか 〇今、気になること(髪や頭皮のこと)      〇過去にどんな施術をしてきたか

など施術前に話をし、

施術中も、今、何をしているか。       これから何をするかを、話しながら進めてくれました。    

美容師同士だからわかるんでしょ?      と思うかもしれませんが、          美容師だからといって、パーマをかけている間の薬剤のついた状態の時間が、楽しいわけではありません。   

おそらく、多くの人が薬剤を付け、その作用を待つ時間は、不快、不安です。 

この時間も楽しく過ごせる、というのは大事で、お客様に現在の状況を伝え、これからどうなるかを伝えることで、嫌な時間を少しは軽減できるのではないかと思います。

サロンに滞在する時間を楽しく、       また自分がどんな風に変身するのかを楽しめる 実況解説があったら、その施術を受けてみよう!スタイルチェンジしてみようという人が増えるかもしれません。

薬剤も進化をし、美容師も常に技術や薬剤知識は勉強しているので、昔かけたパーマのイメージは、払拭できるのではないでしょうか?

スタイルチェンジを楽しむ、そのための方法であるパーマをより楽しめるといいなと思います。


Aya Horiguchi



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