VALORANT 2022 Champions Tour STAGE1 振り返り 新生ZETA DIVISION 鮮烈な世界デビュー VCT 2022 note #19
おはようございます。HYSです。
昨日、VALORANT Champions Tour STAGE1の全日程が終了しました。
優勝はNA(アメリカ)のOpTic Gaming。準優勝にBR(ブラジル)のLOUD。そして、3位には日本のZETA DIVISION。
昨日開催されたグランドファイナルは全世界で同時接続視聴者数が100万人の大台を突破。
FINALに相応しい盛り上がりを見せて終わりました。
※ちなみに同接2位はZETAvsOpTicの試合で84万人
ZETADIVISIONの活躍は記憶に新しいところですが、今日はSTAGE1を振り返ってみたいと思います。
【2022年 VALORANT 混沌の日本地域】
昨年の10月、2021年のVALORANT世界大会CHAMPIONSの最後の予選が開催されました。
日本のNORTHEPTIONが決勝まで進出するも惜しくも敗退。結局日本からは予選で優勝したCrazy RaccoonがCHAMPIONSへ出場。
今大会大活躍したZETA DIVISIONの姿は最終予選に出場していません。
ZETA DIVISIONは日本の予選で敗退したあと、最終予選を辞退しました。
”チーム再編”
ZETA DIVISIONはこれまで長い間、前タイトル含めほぼ同じメンバーで戦ってきましたが、世界で戦えるチ―ムを作るためにとチームの再編をして2022年に備えることに。
そして、Laz選手、crow選手を残し、新たに3名の選手を迎え入れます。
REJECTからはDep選手。先ほど挙げた、2021年のLCQでNORTHEPTIONのメンバーとして大活躍したTENNN選手とSugarZ3ro選手が加わることに。
そして、このZETAの動きを皮切りに各チームの選手が動きます。
NORTHEPTIONのメンバー、Meiy選手とAstell選手は王者Crazy Raccoonへ。※その後seoldam選手はストリーマーとしてCrazy Raccoonへ加入。(競技復帰の噂も…)
元ZETAのtakeJ選手、Reita選手はREJECTに行き、他チームも海外から個人技に長けた強力な選手を補強したりとTOPチームを中心に大きく動き、選手の入れ替わりがありました。
これを受けて2022年のVALORANT競技シーンは新たな時代に突入することになります。
【2022年 VALORANT 日本予選 STAGE1 日本のVALORANT競技シーンの今】
2月15日、2022年のVALORANT競技シーンがスタート。
2021年の実績でいくとZETAとCRを中心に優勝予想がされるわけですが、2022は選手の移動、海外選手の参戦もあり、正直わからない。
STAGE1は”2022年の日本のVALORANTシーンの勢力図を計る。王者CRなのか、ZETAなのか、REJECTなのか、IGZISTなのか…
どこが日本チャンピオンなるのかという純粋な楽しみがありました。
FAVGamingの敗退からの這い上がり、新生NORTHEPTIONの躍動。
昨年の王者CRとZETAが決勝含め3回対戦するというトーナメントにはなりましたが、結果はご存知の通り、
無敗でZETA DIVISIONが日本王者に返り咲き、世界への挑戦権を手にしました。
【新生ZETA DIVISION 世界への衝撃】
STAGE1は日本チームの勢力図。
個人的にもまずはここからだなと思っていました。VALORANTはこの後、STAGE2そしてCHAMPIONSへと繋がってききます。今年の流れを占うSTAGE。そして、このSTAGEで各チームや選手を抑えること。僕はそんなイメージで観戦していました。
日本で勝ったZETA DIVISIONが世界の強豪とどれだけやれるのか。もちろん楽しみでしたが、ファンとしても今年のVALORANTがどうなるか、ライターやキャスターの方々がどう評価するか。
大会前、海外の掲示板、SNSやYouTubeのTire分けではZETA DIVISIONは最下位。わざわざ最下位の欄作らなくて良くない?と思いながらも、
実績的にはその通りですし、日本は2021年にCRが初めて世界で1勝した地域です。
ZETA DIVISIONの選手自身もどこまで通用するか、そして、初戦のDRX戦後にはまずは1勝を目標にとインタビューで応えています。我々もこの大会は1勝すれば成功だという認識でした。
そして、ZETAは見事、目標の世界大会での1勝を挙げます。Twitter、配信は大盛り上がり。キャスターの熱量は昨年から変わらず熱かった。
その後の活躍は記憶に新しいですが、FNATIC、NIP、DRX、Liquid、Paper Rexと世界の強豪を撃破。
新生ZETA DIVISIONは世界に衝撃を与え続けました。
【NICEなチームが世界中から愛される】
ZETAの選手・コーチ、スタッフの方々にとっては過酷な日程だったでしょうが、僕たちは毎日が楽しみで仕方なかったし、
日に日に日本の雰囲気は「今日は勝てるかな」から「ZETAなら勝てる」に代わっていった。
海外の本配信に日本語字幕を付けてくださっているチャンネルです。
僕はこれを見るのが楽しみで仕方なかった。
海外のキャスターからも「ZETAが主人公だ」「大好きなチーム」と世界中から愛されているのがなんとも言えない心地よさがありました。
そして、ZETAの試合中の掛け声「NICE」は公式に取り上げられブレイク。
こういうノリも海外らしくて好きです。
対戦したFNATICのスターBoaster選手もZETAのユニフォームを着用して応援してくれましたね。かっこいい。
そして、日本のキャスター陣も世界中から愛されています。特に海外の選手から大人気。
今回は出場していませんが、EMEAの強豪SentinelsのTenZ選手。
他にも好んで日本の配信を見ている選手もいました。
もちろん、日本のストリーマーもミラー配信で盛り上げていましたよ。ZETA DIVISIONのストリーマー部門所属のk4senさん。普段はキツめな印象ですが、
NIPとほ試合後に号泣。インタビューを行っていたんですが、胸を撃たれました。(個人的にもNIP戦はおすすめ)
日本のストリーマーのミラー配信も多くのファンを楽しませてくれました。
ZETAは日本、そして世界中から愛されるチームです。
【テレビで取り上げられ、観戦会場も】
そして、連日の活躍によって、テレビのニュースにも取り上げられ、オフラインの観戦会場も用意されることに。
深夜早朝にも関わらず、200人のファンが集まり、声援を送っていました。
もちろんこれはZETA DIVISIONの活躍があってのこと。彼らの活躍がメディアを動かし、大会運営の方々も動いた。
きっかけはTwitter。連日のトレンドがZETA一色になり、それがメディアに取り上げられるようになりました。
おそらくVALORANTを知らない方々も大勢いたでしょう。
自分はにわかだから応援するのは恥ずかしい、気が引ける。。。そんなことは決してありません。こうやって一人ひとりの発信が今後の選手の支えになります。
選手の為になり、チームの為になる。そしてeスポーツを大きくしていきます。
ファンの発信がメディアを動かした瞬間でしたね。
【オフラインの会場】
オフラインの会場もすごくかっこよく作られていました。
準決勝からはセットチェンジも行われました。3日間でのセットチェンジは大変だったでしょうね。
来年はここにお客さんが入って、更なる熱狂を期待したいところです。
こんなにも大勢のスタッフの方々が現地で動いてくださっていたようです。毎日ありがとうございました。最高の演出でした。
【さいごに】
STAGE1は最高に盛り上がり、ZETA DIVISIONおめでとう。そして感謝です。毎日が楽しかった。
気を付けて帰国してほしいです。
そして、来月からは早くもSTAGE2が始まります。
STAGE2はどこがZETA DIVISIONを止めるのか。日本ラウンドはこれに尽きると思います。
各チームの動向も気になるところです。今年はまだ始まったばかり。楽しみです。
VALORANTを学びながら、多くの方にVALORANTの競技シーンを楽しんでもらおうと書いてきました。
まさかいきなりこんな盛り上がりになるとは思っていませんでしたが、僕自身楽しみながら、書くことができましたし、VALORANTを理解できるようになってきたのはすごく良かった。
もはやお役御免な感じはありますが、STAGE2も書けたらと思っています。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
HYS