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世界TOP3 ZETA DIVISION 本気で世界を獲りにいくんだ VS Paper Rex戦 VCT note 2022 #18
おはようございます。HYSです。
もう十分。本当によくやった。
日本のZETA DIVISIONがVALORANTの世界大会で見事TOP3に。これまでも”見事”とか”快挙”とか、彼らを称えてきましたが、僕はもう十分ではないかと試合前までは思っていました。
Playoffsに進出が決まったときから、僕はこの先どこで負けてもZETAはよくやったし、全力で記事を書こうと思っていました。
それは個人的にPlayoffs進出をかけたNIP戦が本当に感動したから。Laz選手のインタビューも含めて。
その後の試合で、楽しそうなLaz選手を見て、
「あぁ、めちゃくちゃ楽しそうにプレイしているな」
と感じたからです。
もう十分じゃん。残りの試合は最高に楽しんでほしい。そんな風に思ってしまった。
違った。僕は間違っていました。
今朝のPaper Rex戦。一進一退の攻防。鬼気迫るキャプテンの表情、そして雄たけび。まさに激闘。
ZETA DIVISIONは本気で頂点を狙っているんだなという気迫が伝わってきました。今大会のベストバウトと言っても過言ではありません。
FPSの歴史上最高成績の世界TOP3への挑戦でした。
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【一進一退の攻防 Paper Rex戦】
この試合がこれまでの試合と少し違ったのは、両チームともに試合までに時間があったという点。
特にZETA DIVISIONはオープニングマッチを戦ってから、ここまで一番試合をしています。昨日の試合で7試合目です。(Paper Rexは4試合目)
7試合を10日間で消化したわけですが、この試合の前に初めて時間が取れました。早朝に試合をして、深夜に試合という日程も経験。(このあとの試合もこの日程…)
選手はもちろん、コーチ、アナリスト陣も大変だったでしょう。
しかし、この試合は幾分か時間がありました。ここはZETAのチームスタッフが総力をもってPaper Rex対策をするだろうと。何なら少し有利なのではと思うほど。
そんな中、試合はZETA DIVISIONがピックした”アイスボックス”からスタート。先日韓国のDRX戦で見事リベンジを果たしたマップ。
とにかく誰もがこのマップは取ってほしいと願ったはず。事前情報で、第2マップはPaper Rexが今年に入って一度も負けていないヘイヴンだと知っているから。
そして、第3マップはスプリット。日本がVALORANTの国際大会で劇的なシーンを見せてくれるマップ。”スプリットは日本のマップ”試合前からキャスターの方や、配信者の方々が仰っていました。
僕たちファンの頭の中では、1-1で迎えた第3マップのスプリットで勝利の女神がZETAに微笑む。そんな勝ち筋を思い描いたでしょう。
結果的にその予想は当たることになるわけですが、中身は違いました。
アイスボックスの試合はファーストラウンドをPaper Rexが取り、ZETAもバイラウンド(武器アビリティが充実している)でしっかり返す、VALORANTのよくある立ち上がり。
しかし、ここからPaper Rexが流れを掴むことに。
Paper Rexのエースf0rsakeN選手の積極的なプレーはもちろん。アイスボックスでチームを救ってきたLaz選手の動きを相手のチームが研究してきたのが凄かった。特にd4v41選手のチェンバーのスキル(スナイパー)も刺さっていました。
時間があったのはPaper Rexも同じ。しっかりZETAを研究して、ZETAが絶対に取りたかったアイスボックスをPaperRexが取得。
そして、次のマップは勝率100%を誇るPaper Rexの庭、ヘイヴンへ。
ここで活躍したのが…Dep選手!!
待っていました。海外の本配信ではキャスターの方がDep選手をMVPに推していましたが、ヘイヴンでのDep選手は日本でも魅せてくれたジェットで輝く姿そのもの。日本で見ていた強気なプレイ、そしてそれを支える後方のメンバー。
この試合は相手のf0rsakeN選手がやっぱり前評判通り、とんでもなかったですが、ヘイヴンでのジェットはDep選手でしょう。
アイスボックスの借りを倍にして返したヘイヴンでの戦い。日本の研究も負けていなかった。
1-1で”日本のマップスプリット”へ。お互いのピックマップを取り合うというもはや得意マップとは一体何なのかという展開になりましたが、最後は日本のマップです。
最終マップのスプリットは紙一重でした。6-6で迎えた後半は何かが足りていなかったらPaper Rexが勝っていてもおかしくなかった。
相手の裏取りを抑えたcrow選手のアルティメットのタイミング。Laz選手とcrow選手の人数不利な戦い。
f0rsakeN選手を正面から倒したSugarZ3ro選手の撃ち合い。
選手の実力はもちろんですが、やっぱりスプリットは日本のマップでした。
見事。2-1。
ZETA DIVISIONが世界TOP3まで登りつめた。
【LOWER FINAL そして決勝へ】
次戦はこのあと4月24日深夜2:00~。
相手はアメリカのOpTic Gaming。このチームも強気なチーム。特にネオンというキャラクターを使っての素早い攻め、そしてyay選手のオペレーターは要注目です。
パブリックビューイングも急遽決定し、すごく盛り上がってました。
これが歴史を創り上げる瞬間だ。
— 岸大河 / Taiga Kishi (@StanSmith_jp) April 22, 2022
ファン達のパワーを受け取ってくれ。#ZETAWIN #VALORANTMasters #VCT #VALORANT pic.twitter.com/Oou3aDaz6s
この試合は最後まで本当にわからなかった。
選手の表情も最後まで緊迫していた様子が印象的でした。見ているこっちも胃が締め付けられるような。
どこで負けてもいいなんて思ってはいけない。ここまで来たらいくしかしかないですよね。世界一へ。
ここからはBo5です。これまでの2マップ先取から3マップ先取になります。最大5マップで戦います。激戦必須。
最後まで信じて応援したいです。#ZETAWIN
HYS
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