B.LEAGUE プロバスケットボールチームに入社することになりました
こんばんは。HYSです。
突然ですが、人生で初めて転職をします。
7月の上旬から始まり、先日内定をいただきました。人生で初めて転職活動、どうなるかわかりませんでしたが、なんとか次のステージに進めそうです。
悩みましたが、自分の人生の約半分を捧げた仕事を変えることにしました。
僕はB.LEAGUEに所属するプロバスケットボールチームに入社します。
最初に転職を意識したのは今から1年前、2022年の6月頃でした。
■転職を意識した瞬間
3年前にnoteを始めて、ゲームに夢中になり、eスポーツに出会いました。
とにかくゲームをしてnoteを書く。ゲームの大会を観てnoteを書く。ゲームの大会を創ってnoteを書く。30歳を過ぎて、まさかゲームで熱くなれるなんて。
noteを始めるまでは想像もできなかかったことです。
僕はnoteを仕事にしていたわけではありません。好きな事書いて、好きな事をしていました。
しかし、noteがきっかけで交友関係が広がり、ゲームやeスポーツで仕事をされている方々と出会います。
色々お話をさせてもらっていく中で、僕はすごく色々教えていただけたし、それをnoteで書くこともできた。ただ、僕から彼らに何かできたことはほとんどありませんでした。
そこにいるのはeスポーツを仕事にしているプロの方々。仕事ではなく、あくまで個人のnoteを書いていた僕は初めて自分の活動を客観的に見るようになりました。
そのときに、「仕事をしてみたい」と漠然と思ったんです。
■スポーツチームで働くには
eスポーツの仕事と言っても様々な仕事がありますが、僕が一番興味を持ったのはチームの運営・経営でした。
理由は単純で一番わからないことが多かったからです。そして、仕事にできるのかもわからないのに、チームを運営したい、または入りたいという若者が多いということも理由の1つでした。
eスポーツに絶対的に必要なのは選手であり、チーム。それはわかります。ただ、チームは一体どのように成り立っていて、どのように運営されているのか。
外からではわからないことが多いです。自分で確かめるしかない。となると働いてみるのが一番いいなと思うようになりました。
こんな風に考えるようになっていたのが今から1年前くらいです。それからeスポーツの仕事について調べるようになり、実際にお仕事をされている方にもお話を伺いました。eスポーツの仕事はチーム運営だけではありません。
昨年、eスポーツのイベント企画や制作を手掛けるウェルプレイド・ライゼストさんが上場したというニュースがありました。eスポーツがビジネスとして、認められた大きなニュース。
確実にeスポーツの仕事は増えているし、受け皿もできつつあります。
僕は働くためにチームを探し始めます。この頃から徐々に現在の仕事の整理も始めました。
最初はeスポーツチームにあたっていました。実際募集があるチームも多くてしっかり条件も明記してありました。
ただ、これはスポーツチームの求人全般に言えることですが、スキルや実績が必須のチームがほとんど。
とにかくチーム(企業)は即戦力、経験者を求めていました。まだまだ社員の育成からコストをかけることのできるチームというのは少なく、僕が調べた中ではありませんでした。
僕の経歴では受ける事すらできなかったんです。
■発展途上のB.LEAGUE
受けることができないのであれば、受けることができるチームを探すまでなんですが、昨年10月。元々行ってみたかったバスケットボール、B.LEAGUEの観戦に行きました。
初めてB.LEAGUEの試合を観戦しましたが、すぐにファンになりました。
そして、考えます。ここで働くことができたら。
eスポーツとスポーツとでは根本的に違う部分があるにせよ、チームを運営・経営するという点においては共通する部分があるのではと思いました。
そして何より、お互いにとってプラスになることがあるはずだと思い、まずは調べることに。この頃から本格的にB.LEAGUEに参入しているチームで働けないかと動き出します。
調べられることは調べましたし、週末はB.LEAGUEの試合観戦に出かけ、スマートフォンのアルバムを見返すと1年で13試合見に行ってました。
B.LEAGUEについてや、なぜこのチームを選んだかについてはまた改めて書くにして、簡単に言うと、B.LEAGUEは発展途上であるということがわかりました。
B.LEAGUEは、2015年に発足されたプロリーグで、まだ10年も経っていません。(ちなみにサッカーのJリーグは30年)
そして、B.LEAGUEは2026年に新たなLEAGUEに変わるということも決定しています。リーグは発展に向けて動いている最中です。
新リーグに参入するには決められた基準をクリアしなければなりません。
例えば、平均来場者数が4,000人以上であるとか、チーム(会社)の売上が年間12億円以上とか。他にもあるんですが、要するにリーグを健全に運営するために、チーム(会社)にも健全な運営を求めているということです。チームの強さだけではトップリーグに参入できませんよということです。
eスポーツでも似たようなことがありました。RiotGamesのVALORANTです。今年(2023年)からレギュレーションが変わり、TOPリーグに参戦するためには基準をクリアする必要がありました。VALORANTの場合は基準が僕たちに明かされることはなかったですし、勝ち上がりでTOPリーグにあがっていける仕組みにはなっているようですが、人気、実績があるチームが選ばれないということがありました。
いずれにしても、チームの運営はとても大切ということです。いくら強いチームであろうが、健全な運営・経営ができていないチームはTOPリーグでは戦えないということです。
B.LEAGUE自体もそうですし、これからチームの運営も試される、プロバスケットボールチームに入りたいと思いました。
もちろん、既にチームとして完成に近いチームもあるんですが、なるべく発展途上で、これからチームを作っていく、大きくしていくチームに入ろう
と動き始めます。
■エンタメと応援する人たち
もう一つ、バスケットのチームに入りたいと思ったのが、B.LEAGUEの試合のエンタメ力とファンの方々(バスケットのファンのことはブースターと呼ばれています)の存在です。
基本的にはホームチーム(地元のチーム)が、隔週で試合(イベント)を運営します。隔週でお客さんを集めて、演出を考えたり、試合だけではないイベントを考え、実施します。お客さんを楽しませる、会場に足を運んでもらう、ファンになってもらうためです。
僕はバスケットは元々好きでしたが、学生時代は大学のサークルなんかで緩くやっていた程度(NBAでは2000年代のフィラデルフィア76ersが好きでした)だったんですが、初めて会場に行ったときは純粋に試合を楽しみにしていました。イベントに行く感覚はなくて、試合を見に行くという感覚です。
これは他のスポーツ観戦でもそうですし、昨年行ったeスポーツの大会(VALORANT)もそうでした。別にイベントを楽しみに行くわけではありません。試合を見に行ってました。
しかし、バスケットの観戦は試合前の選手紹介、入場まで演出やMCの方のパフォーマンスがすごくて、試合前から楽しかった。試合を観に行くというより、空間を楽しみにいくというイメージを持ちました。
これは初めての経験で、わかりやすく表現すると、バスケを知らない人でも楽しめる。そんな感覚です。
試合を運営するではなくエンタメを創る、楽しませるという部分に惹かれました。基本的には僕は楽しいことが好きです。
そして、ブースターの熱量。ファンの方々がとにかく熱い。印象的だったエピソードがあって、たまたま隣の席の方が、女性お一人で観戦されていて、お話する機会があり、話を伺うと、本当は旦那さんと来る予定だったけど、旦那さんが急遽これなくなってしまったので、一人で応援に来たとのことでした。
確かにシーズン終盤の大事な試合でしたし、応援したいという気持ちはわかりますが、お一人でしかもしっかりチームのTシャツを着てメガホンを持って応援している姿がとても印象的でした。
ここまでのファンがいるチ―ムを創るってどういう仕事をしているのか。またそんなチームを創る仕事をしたいなと思うようになりました。
■eスポーツとスポーツ
転職しようと思った動機はこんな感じです。
転職活動をする中で、スポーツチームも運営・経営をしていくのは大変だということも知りました。スポーツの業界は一見華やかに見えますが、運営や経営に関してはそうではありません。
特にバスケットは野球やサッカーと違って会場のキャパが限られています。スポンサーからの収入が大きなウェイトを占めているということでした。
eスポーツに関しては、現状毎週オフラインで試合があるわけでもなければ、オフラインの試合自体も自チームで運営するわけではありません。その代わりeスポーツには動画配信という武器があります。チームに配信者という職種があり、多くのファンを集めるているチームもあります。それでもスポンサー収入が売上の大きなウェイトを占めていると思います。これに関しては想像になってしまいますが。
B.LEAGUEのチームの中には、違う職種の大きな資本が入ることでチームの経済力が安定し、強くなったという事例もありますし、eスポーツも同様に業務提携や資本提携、別事業で安定した収益をあげているチームが大きくなっています。
根本的に違う部分もありますが、運営・経営面でいえば近いところもあるんです。スポーツチームの中にeスポーツチームがあるところもありますしね。
■今後やってみたいこと
僕はスポーツ、バスケットボールチームからeスポーツに関わっていこうと決めました。例えば、バスケットの試合の中にeスポーツが関わってきたり、それこそVtuberの方々に出演していただくというイベントもおもしろいですよね。
最終ゴールがeスポーツチームで働くというわけではなくて、あくまでスポーツを通じてゲームだったり、eスポーツに関わっていけたらと思っています。
そのためにもまずはチーム運営を頑張る。イベントの企画立案、ディレクション業務。しっかりやった上で、いつかeスポ―ツ・ゲーム×スポーツで仕事をしたいです。
■最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は転職に至った動機とかなぜバスケットボールだったのかということについて書きました。
今まで僕のnoteを読んでくださっていた方に向けて書いたつもりです。今後このnoteがどうなっていくかはわかりませんが、ゲームについて書くこともあるでしょうし、仕事について書くこともあると思います。
少しでもバスケット、B.LEAGUEに興味を持ってもらたら嬉しいです。
実は今日書いた内容は面接でも話をしたことが含まれています。ただ、eスポーツについては面接では触れませんでした。
長くなるし、そもそも僕はeスポーツで何か仕事をしていたわけではなく実績がありません。面接では過去の実績や経歴、僕がこれまでやってきたことが大事だったので、仕方ありませんが、転職活動についてもどこかで書けたらいいなと思います。
次回は僕が実際に入社するチームについて書きたいと思います。
内容的に完全にバスケットボールやB.LEAGUEについてになると思いますが、なぜこのチームを選んだのか。そして、スポーツビジネスの実績がない僕がなぜ入ることができたのか。どんな仕事をするのか。そのあたりについて書きたいと思います。
僕は佐賀県佐賀市を本拠地にしている、
「佐賀バルーナーズ」
というチームに入ります。先日、面接で伺うまでは佐賀に行ったこともありませんでした。
あと、最後の最後にもう一つ。
noteカップを楽しみにしてくださっていた皆さん。本当に申し訳ありません、この夏の大会開催は難しくなりました。宣言しておいてやれないというのは自分でも歯がゆいところではあるんですが、申し訳ありません。
またいつか。今はそれしか言えないですが、ご理解いただけると幸いです。
それでは、今日はここまで。ありがとうございました。
HYS
この記事が参加している募集
ご支援ありがとうございます!!いただいたサポートはnoteの企画で使わせていただきます。