Amazon.comから学ぶ、重要な3つのSEO対策ポイント
e-commerce関連の業務を日々行っている方であれば、「Amazon.com」からの学びは数多くあるかと思いますが、
今回は「SEO」に関して興味深い記事がありましたので、個人的な視点も踏まえてシェアしたいと思います。
※SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、検索結果で自社サイトなどを上位に表示させる対策です。
※以下引用元
①SEOには商品名の工夫が大切
オーガニックサーチ(自然検索)において、「商品名」は非常に重要な位置付けになっている様です。
というのも「商品名」はh1, h2といったタイトルタグに使用されたり、metaデータにも使用されるため、
ユーザが検索を行い、検索結果ページが表示された際に、
それらの情報を元に瞬時に内容を見極め、クリックするかどうかをユーザ側で判断するためです。
つまり、アクションを起こすかどうかなのでCTRに大きく影響してきます。
※CTRとは、Click Through Rateの略で、広告やコンテンツが表示された回数に対してどのくらいの割合でユーザーにクリックされたかを示す指標
下記のAmazon.comの商品詳細ページを例に取ると、
この商品名には、「Cuisinart CPK-17P1 CPK-17 PerfecTemp 1.7-Liter Stainless Steel Cordless Electric kettle, 1.7 L, Silver」とあり、
わざわざ「商品名に必要だと思われる情報」を追記しています。
それはなぜでしょうか?
もし仮に「Cuisinart Electric Cordless Tea Kettle」だけですと、商品の検索をしたユーザだけでなく、検索エンジン自体も「このブランドの何の製品なのか」「素材は何か」「サイズは何か」等、この商品名だけだと理解しにくくなり、ユーザが離れる原因にもなります。
つまり、カラー情報、サイズ情報、商品の素材など細かいですが、
「ユーザが探しやすいキーワードをわざと入れている」点がポイントです。
また個人的な意見として追記すると、
事前に下記のキーワード情報を調べておくと
さらにCTRが上昇します。
「今現在、ユーザが検索しているキーワードは何か」
「今後どのようなキーワードで検索する可能性があるか」など。
現在と未来に分けてキーワードを事前に把握しておけば、何を設置すれば良いのか直前で考えなくて良いのでオススメです。
②SEOには商品情報の中身だけでなく見せ方も重要
通常のe-commerceサイトであれば、商品情報は一つの箇所に纏めて表示されているサイトが多いですが、Amazon.comの場合は少し違う様です。
彼らの商品情報の見せ方としては:
①ページ上記には箇条書きでのポイントを絞って記載する。
②ページ下部により詳細を含めた商品情報を長文を記載している。
つまり、片方だけでなく両方を兼ね揃える事で
ユーザにとって商品の魅力(他との違い)を瞬時に理解させ、さらに検索エンジンには何を提供しているサイトかを分かりやくさせるための情報を提供しており、結果としてユーザにもSEO的にも効果的なサイト構成になっています。
上記はUSサイトですが日本語サイトでも同じ構成ですね。(※商品は違いますが)グローバルECサイトとしてSEOの観点も考慮したデザインガイドラインがしっかり組まれてしているようです。
③最後にSEOで特に重要なのはUGCコンテンツ
他社よりもAmazon.comが圧倒的に優れている理由の一つとして、
「UGCコンテンツ」があります。
※UGCとは「User Generated Content」の略で、ユーザが作成した情報をコンテンツとしてサイト内で使用する事を表します。
Amazon.comのサイト内にある商品レビューやコメントの数を見ると、理解しやすいと思います。確かに多いですね。
ではなぜ、それら「UGCコンテンツ」を強化しているのか。
それは、リアルな商品情報をユーザに分かりやすく届けるためでもありますが、SEOにおいて非常に効果的であるためです。
もちろんすでに他のECサイトにおいても、商品のレビューをサイト内に記載する事で検索エンジンに商品ページの一部として認識させているECサイトも多々あります。
ですが、課題として「UGCコンテンツ」はネガティブなコメントがあると逆にページランクを下げる危険性もあり、運用をどうするかの工夫が必要になります。
興味深いのはAmazon.comでは逆の発想で、
商品レビューが「役に立ったか」をユーザ自身で見極め、実際に役に立ったレビューは上部に記載出来るように設計しています。
※以下参考
日本語サイトでも同様のガイドラインですね。
このようにAmazon.comでは商品レビューに対してユーザを活用し、ポジティブな情報をさらに可視化させる事で「UGCコンテンツ」をコンテンツ化し、ネガティブなコンテンツの優先度を下げるようにしています。
商品へのコメントや、商品レビューといった「UGCコンテンツ」を単に取り入れるだけでなく、ユーザ自身でもコントロール出来るように設計している事で、サイトのクオリティを向上させつつ、SEOフレンドリーなサイトも同時に構築しているようです。
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