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【褒める・たてる・モテさせる】- 褒める

頭ファーストで行う接客はたった3つだけでいい

褒める・たてる・モテさせる

「ニーズ」よりも「ウォンツ」が理解できたら、後は、褒める・たてる・モテさせるの接客を行うだけです。


褒める

まずは、「かっこいい」などの抽象的なところからのスタートで全然構いません。
その後少しずつ、具体的に見た目を褒めていってください。

  • 顔がイケメン

  • がっしりしていてカッコイイ

  • 足が長い

  • 腕が太い

見つからなければ

  • オーラがある

  • 雰囲気がある

  • クールでカッコイイ

  • 笑顔がステキ

  • 優しそう

  • 声が好き

  • しぐさがかわいい

など印象を褒めるのです。

いずれにしても、わざとらしい位でちょうど良いのが接客業です。

その後、身につけている物を見つけてください。
ネクタイ・スーツ・私服のブランド・時計・靴など、どこかにこだわりがあります。
「気にしていない」も立派なこだわりです。

気の利いた会話や面白い会話はいりません

よく、

「会話の糸口になるものをいくつか準備して、お客様によって使い分けしましょう」

なんて耳にしますが、
たまたま上手く行った人を見て
「私もそういう会話をしたい・・・」
なんて思う必要はありません。

準備が大切という言葉がありますが、ここに関して言えば準備は意味がありません

準備した会話をいくつか勝手に試されて、探られている時間はお客様にとっても、ホステスにとってもムダな時間です。
ヒットになる確率は限りなく低いのです。

それよりも、
 「え、シブいですよね・・・」
 「ネクタイステキ、どこのブランドですか?」
 「笑顔がステキ、優しそう」
と、ただ褒められる時間の方が、気の利いた会話や面白い会話よりもお客様は何倍も気分が良いのです。

ですから、
 「どこから来られたのですか?
 「よく飲みに出られるんですか?」
 「どんなお集まりですか?」
などの質問は、お客様が自分の話を始めてからの話です。

初めからするのは、下の下です。


会話が止まったら・・・

会話が止まったら
 「次何を話そう・・・」
と焦る必要は全くありません。全然反応がない時も同じです。
 「次どこを褒めよう・・・」
だけ考えて、ひたすら、反応が良かろうが悪かろうが、褒め続けるのです。

”褒め続ける”=”興味がある”です。
たまたま面白い会話がはまったとしても、”褒める”=”興味がある”の効果は薄れます。褒めるだけの方が圧倒的に効果があるという事です。


褒めるの目的は?

先程も言った通り、褒め続けていると何らかの
 ・お客様のこだわり
 ・自慢したい事
が出てきます。
それが出てくれば、しめたものです。
会話はそこから初めてスタートだとおもてください。
逆にそれまでは、まだ会話は始まっていません。

ひたすら褒め続けるだけでいいという事です。

褒めるの目的は、2つあります。

1つ目は、”気分良くなってもらって、自分から話して頂く”です。
お客様が自分のこだわりや自慢したい事は全て貴重な情報になります。
くだらない質問で情報収集する必要はありません。

2つ目は、”興味があると勘違いして頂く”です。
お客様が自分に興味があるかどうかは関係ありません。
こちらが興味があると感じて頂ければ無下にされにくくなります。
気の利いた会話よりもはるかに確率は上がります。

「ほめる所をなかなか見つけられないんです」
と悩む方が時々います。
第3章でお話した「分かってほしい・・・」が残っている方はそうなります。

褒めるに関して、あなたはお客様にも同僚にも、どう思われるかは関係ありません。

「これはわざとらしいのでは・・・」
「思ってもない事言えないわ」
「だって、カッコよくないんだもの」

これらはあなたのプライベートです。
第5章でお話しますが、「分かってほしい」が残っている方は、プライベートの延長ですので、ビジネスになりません。
褒めるところも見つかりません。


そろそろ本質をお話しましょう

”褒める”は、

本当の事を言って気分良くなってもらうもの。
それが接客。

と思ったら大間違いです。

”褒める”は、
あくまで目の前のお客様に勘違いして頂き、あなたの稼ぎに変える為のものです。
ビジネス褒める、ビジネス接客です。
ビジネスとして考える事が出来れば褒める所は見つかります。

ほとんどのホステスが実は出来ていません。
褒めるから入る。
褒め続ける。

「今日は暑かったですよねぇ・・・」
のレベルの会話から探りながら、褒めるポイントを見つけるレベルの接客をして、褒めたと勘違いしています。
そして、本当にそう思った所しか褒めることができません。

ですから、好都合なのです。
圧倒的差別化が出来ます
褒めるから入る、そして褒め続ける接客を、極めてドライに機械的に行う事が出来れば。


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